住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
オーナーさま専用サイト
2024年4月9日
パナソニック ホームズ株式会社の「くらし研究室」は、2024年3月、戸建住宅の購入・新築意向者を対象に、購入・新築時に重視する点について伺う『戸建住宅購入・建築の重視点に関する意識調査』を実施し、このたび結果を集計しました。
国が定める住生活基本計画(令和3年3月19日閣議決定)では、「脱炭素社会に向けた住宅循環システムの構築と良質な住宅ストックの形成」を目標に掲げており、長寿命でライフサイクルCO2排出量が少ない長期優良住宅ストックの拡充を進めています。※1
当社は、戸建住宅購入・建築意向者に向けて、本計画の趣旨や重要性をはじめ、購入・新築時に役立つ情報提供をするため、今回の意識調査を実施しました。
調査の結果、外壁のメンテナンスを経験した戸建住宅購入・建築意向者の9割以上が、何らかの後悔をしたと回答していることが分かりました。これは国が掲げる良質なストック形成を推進していく上で、意識上の大きな阻害要因であるといえます。一方、戸建住宅購入・建築意向者に対して、住まいの検討時に重視する点について聞いたところ、「耐震性」(48.0%)、「断熱・気密性」(40.5%)、「プラン・間取りの良さ」(43.8%)が上位でした。しかし、良質なストック形成に関わる「メンテナンスの回数・コストが抑えられる」の回答は30.0%に留まり、優先順位が低いことが分かりました。
また、外壁のメンテナンスにかかる1回あたり費用の認識について聞いたところ、43.5%が75万円未満、60.8%が100万円未満と回答しており、約半数が一般的な相場費用(100~250万円)より低額で済むと考えていることがわかりました。
なお、回答者に一般的な外壁のメンテナンスの相場費用を提示した後は、「メンテナンスの回数やコストを重視する」の回答が66.0%に転じ、態度変容したことから、今回の調査で、住宅のメンテナンスのコストについて多くが重要性を認識していないことが分かりました。
当社は、住宅購入意向者が安心して購入・新築できるよう、メンテナンスコストの重要性に関する理解を啓発していくほか、メンテナンスを軽減できる商品やサービスの提供を進めていきたいと考えます。
当社は、創業以来60年にわたり、安全安心の暮らしの実現に向けた研究・開発に取り組んでいます。「くらし研究室」は、生活者の声に耳を傾けながら、時代の変化、くらし方や価値観の変化を読み解き、今後もより良い住まいの提案に繋げてまいります。
https://homes.panasonic.com/kurashi-lab/
https://homes.panasonic.com/sumai/technology/tile/