住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
入社から10年ぐらいは企画や開発などの仕事に携わり、カタログやホームページに掲載するリフォーム事例の取材に立ち会い、全国のリフォーム完成現場の取材をする機会もありました。そこを設計された社内の設計士の方と会って、素敵だな、楽しそうだなという憧れはありましたが、自分がリフォーム設計士の仕事をすることになって最初は知らないことばかりで大変でしたね(笑)。スタートが遅かったので、ひたすら先輩方に追いつきたい一心で現在に至っています。
リフォーム設計の仕事は、既存の建物にお客さまのご要望と自分なりの解釈を加え、それを図面にして職人さんに現場で形にしてもらう橋渡しのようなものだと思っています。お客さまとは画像やカタログ、図面などを使って意思の疎通を図り、できるだけその場でイメージを共有します。住まいの快適さや心地よさは、その人、その家族にしかないものですし、押し付けにならないよう、描いている暮らしやお好きなデザインなどのご要望を引き出し、プロの提案を添えて形にしていきたいですね。
設計士としての私の強みは、生活者視点だと思います。収納を少し変えてみたり、時間をかけて作ったことのない料理にチャレンジしたら美味しいものが作れたり、子育てで毎日忙しかった時でも生活や家事そのものを楽しんで過ごしたいと考え、家での時間を良くして、自分や家族がご機嫌でいられたらと思うようになりましたね。せっかく出会えたお客さまにも生活を楽しんでほしいなという思いは常にありますので、生活者の視点で暮らしを楽しみましょうとお伝えしています。
暮らしそのものが好きなので、本を読んだりブログを見たり、旅行も好きですし建物やカフェ、ホテルなどを見ることも好きで、色々なところへ行くことはセンスの肥やしになるかなと思います。また、最近は若手から中途採用、大ベテランの方までさまざまな年代や経歴の設計メンバーと仕事をしていて、私自身もまだまだ勉強中の身と言えますが、それぞれが個性と強みを生かして高め合いながら活躍できる、魅力的な設計センターにしていきたいと思っています。