住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
くつろぎながら愛車が眺められる、吹抜けを設えたタタミリビング。
鉄とガラス、吉野杉を組み合わせたシースルー階段と一体化させたリビング空間。
間接照明を配して落ち着いた雰囲気を演出。
落ち着き感のあるシックなキッチン・ダイニング空間。
天井には、艶やかなレッドシダーの無垢材を採用し、落ち着きのあるリラックス空間を演出。
引き戸を閉めると独立した空間になる２階リビング。
鉄骨梁に、木質感のあるシャッターを組み合わせたスタイリッシュなインナーガレージ。
ポイントに木をあしらい、あたたかみを演出した風合い豊かなタイル張りの外観。
優雅な暮らしを演出するゆとりの空間をデザイン。
オーナーさまはお母さまと2人ぐらしをされている方で、ご要望は「愛車が家の中からも見えるようにしたい、床に座ってくつろぎたい」というものでした。遊び心のあるプランをご希望でしたが、プランの変更や修正を繰り返す中、「ガレージがネックで間取りが上手くいかないなら、愛車が眺められなくてもいいよ」と言われました。ですが、一番のご要望には絶対お応えしたいと思い、一度頭を真っ白にしてゼロから考え直しました。北入り玄関の敷地でしたが、階段を敢えて南側に配置して吹抜けを設えることで採光も確保でき、全てが上手く納まりました。
この案件では、お仕事柄、オーナーさまにとって身近な素材である鉄と、落ち着きや温もりを感じる木の素材を融合させ、他にはないデザインを試みています。リビングは畳を使った和の空間にし、鉄のシースルー階段を配置。リビングの一部分にある段差は階段へのアプローチとしての役割と、座椅子代わりとしても使えるように工夫し、その段差に凭れながらテレビを見たり、ガレージ内の愛車が眺められるように設計しました。遊び心を持たせながら、空間を有効に生かしたプランがご提案できたと考えています。オーナーさまにも大変喜んでいただけました。
オーナーさまとお母さまで生活のリズムが異なることや、「ワンフロアで動きが楽な暮らしがしたい」というお母さまのご要望もあり、1階はお母さま、2階をオーナーさまの生活空間としました。オーナーさまがゆっくりくつろげるように2階にも畳を使ったリビングを設置。また2階ホールには引き戸を設け、独立した空間として活用できるようにし、吹抜けからの音漏れにも配慮しています。また、建築化照明を多用したり、吉野杉やチェリーなどの天然木を随所に採用するなど、落ち着きが感じられるシックでモダンな大人の空間に仕上げ、全体のデザインイメージを統一しました。
