住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
ワークス 022
東西のラインと南北のラインが交差する中心に設けたキッチンは光と抜け感が楽しめる空間。
お子さまも働かれており、ご家族それぞれが部屋にいることが多いため、個部屋をしっかり確保したいというのがオーナーさまご家族のご要望でした。奥さまからは、家の中で一番長く時間を過ごすキッチン・ダイニングを充実させたいとのご要望がありました。また、敷地がご実家と職場に近いため、何となく意識はしたいということもお聞きしたので、真ん中にキッチンを置き、敷地特性の景色の取り込みも考慮した上で、暮らしの中心と抜け感を感じてもらえるように計画しました。
今回のプランでは、東西の眺望軸と南北の意識軸の2つのラインを軸として、建物の中心にキッチンを配したのが特徴です。まずは敷地特性である田園風景の美しさや抜け感を第1の軸として、さらにご実家や職場に対する何となく感じたいという意識を第2の軸として設定。それぞれの軸を十字を切るように交差させるところからゾーニングを組み立て、奥さまの居場所となるキッチンを中心に、ご家族が集まる朝食が特別な時間となるよう朝日が入る東側にダイニングを配置したご提案を行いました。
最初からご提案したプランは気に入ってもらえていましたが、お引き渡し後に訪問した際には大変喜んでいただいていて「住んでみたら意識の軸がよくわかった」とのお言葉をいただきました。東西南北それぞれの抜け感の部分は私がこだわった部分でもあったので、とても嬉しかったですね。インテリアに関しても、奥さまのお好きなクロスでリビングの壁面にアクセントをつけたり、個部屋やトイレの壁のクロスを貼り分けてメリハリをつけるなど、お好みの仕上がりにご満足いただいています。