住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
ワークス 031
質感にこだわり、シンプルながらも高級感あふれる開放的なLDKを実現。
計画地は高級住宅街に近く、東側道路と南側道路に囲まれた東南の角の土地でした。東側道路には歩道があり、人通りも多く車が止めにくいことを考慮し、東側に玄関を設けて南側は日当たり重視でリビングとテラス、駐車場を配置する形を取りました。テーマとしては外に閉ざして内に開く”を設定。そのエリアに相応しく、外観も内観も含めて高級感が感じられる形にしようと考え、しっかり塀で閉ざして中があまり見えないようにするとともに、中は開けて明るい住空間を目指しました。
間取りとしては外から入ると中は開けていて明るい空間にするため、玄関が暗くならないように、北側に窓を設けたり、リビング側からも両サイドにガラスのスリットの入ったドアから日差しが入るように工夫しました。階段を上がった先には、日当たりが良く開放的な多用途に使えるスペースをご提案。また、南側に面してリビングと繋がるテラスを設けていますが、外を歩く人の姿が見えないように外構の塀を高くすることで、街と切り離された家の中の空間として楽しめるようにしています。
外観は水平ラインを基準に、バルコニーや玄関の庇、門塀の高さの水平ラインを強調して構成。門塀の上にはゲートを付けて少しアクセントを加えています。建物の外壁や外構の壁のタイルは重厚感のある色を用い、外観と外構の一体感を演出。内装に関しては、質感の高いアイランドキッチンを家具の一部として捉え、空間に落ち着きをもたらすためにLDK内の造作はディテールにこだわった作りとし、高級感と心地よさを追求した、シンプルながらも質感を感じられる空間を実現しています。