住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
ワークス 035
向かいの公園を借景に臨み、四季を通じて自然の移ろいを楽しめるダイニングとリビング。
オーナーさまからは公園を臨む立地を生かし、三階建ての最上階に開放的なLDKと、書斎からつながるバイクガレージ、将来的なお子さまのためのお部屋を設けたいとのご希望があり“自分らしさ”を表現したインテリアのイメージもお持ちでした。しかし敷地の両隣に建物があり、隣地からの視線を遮りプライバシーを保つことが課題でした。そこで敷地に合うシンプルなシルエットで“閉じる”と“開く”を明確にするというコンセプトを立て、 外と内が連続したデザインでオーナーさまの“自分らしさ”を表現する設計に臨みました。
南北を建物に囲まれているため、東側の公園に向けて窓を広めに設置。光が差し、風が吹き抜ける住まいを計画しました。建物から道路へのアプローチを広く設けることで、隣地からの視線を遮りながら眺望も広がり、開放感あふれる空間を確保しました。また3階リビングの広さを優先するために各階のゾーニングを工夫しムダを省略。各空間の色合いはオーナーさまのイメージに合った壁や床の仕上げ材をご提案。特に玄関とリビングの床材は厚い天然木材、キッチンはタイル床材を使い本物ならではの高い質感の空間となりました。
外観はシンプルでスタイリッシュな佇まいとなるように注力しました。オーナーさまの“自分らしさ”をイメージして、濃いグレーのタイル外壁を基調にガレージのシャッターはオーナーさまこだわりの赤に塗装。窓の位置は上下階で連続性を持たせ、インナーテラスとのバランスも計算して設計。アプローチに愛車や植栽を並べた際のバランスにも配慮し、街並みに映える印象的なシルエットとなりました。また、ガレージのバイクを眺めることができる書斎など、ライフスタイルを楽しみながら末長く暮らせる住まいとなりました。