住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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慶應義塾大学医学部卒。健康科学アドバイザーとして全国各地での講演及び執筆を主体に活動。医療機関での診療、企業の産業医活動も行う。NHKテレビ「首都圏ネットワーク」など、テレビ・ラジオ出演多数。日本リハビリテーション医学会専門医、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医、人間ドック・予防医療学会人間ドック健診専門医、日本体力医学会健康科学アドバイザー等。
国の「健康寿命延伸プラン」(2019年策定)では「2040年までに75歳以上」とすることを目指していますが、何歳まで延ばすことができるのかはご自身次第。
毎日の生活の中で少し意識して、無理なく「できること」から、こころとからだの健やかさを積み重ねてみませんか?
毎日やることがあること、何かしらの目標を持つことは、生きる活力となります。まずは「新しいこと」を始めてみましょう。
例えばスマホの新しい機能を使ってみる、遠くのスーパーまで新しいルートを歩いてみるなど、毎日の生活の中ですぐに始められる「新しいこと」を探してみてください。そして大切なのは、この年齢だからと〝あきらめない〟ことです。人間の脳はごく一部しか使っていないといわれています。自分に制限を設けずに、できる範囲でチャレンジしてみると良いでしょう。やりがいを感じ、興味関心が高まって目標ができれば、毎日のモチベーションとなります。行動範囲が広がれば、外出することでからだを動かすことも増え、人間関係が広がり、新しい居場所ができるきっかけにもなります。
「新しいこと」は頭を刺激し、できるようになった時の達成感や新しい自分を発見する喜びは、こころの健やかさや大きな活力となることでしょう。
ストレス=大敵、なだけではありません。適度なストレスは、改善や工夫を試みたり学びとなることもあるため、良いストレスとして行動を促したり、最大限にパフォーマンスするためのスパイスとなることもあります。
大敵となるのは、心身の健康に害を及ぼす過度なストレスです。ストレスを感じた時には「ストレスの正体を見極める」「リフレッシュする」ことが大切です。一番の原因は何か、なぜストレスになるのか(自分はどのように感じ、どうしたいのかなど)をよく考えてみると対応しやすくなるかもしれません。ひとりで抱え込まずに、信頼している人や相談機関に話を聞いてもらうのも良いでしょう。話すうちに自分の中で整理され、気づくこともあります。そしてストレスをためないよう、できる限りその日のうちにリフレッシュすることをこころがけましょう。
好きなことはもちろん、毎日の生活の中で「ほっとできる」「気持ちいい」「すっきりする」と思えることは何か、自分なりの〝ちょっとしたこと〟をいくつか見つけておくと良いでしょう。
あいさつをしたり少し話をしただけで、こころが温まるような経験をしたことはありませんか?ふと寂しさや孤独を感じることがあれば、人とのちょっとしたコミュニケーションを意識してみましょう。
近隣・地域の人、サークルや趣味の仲間、友人、仕事仲間などとはもちろんのこと、お店やレストランなど出かけた先で出会った人と言葉を交わすだけでも、気持ちが明るくなることがあるかもしれません。できるだけ自分から「元気?」と声をかけたり、「どうしてる?」と久しぶりの連絡をきっかけに、楽しく有意義な時間が生まれることもあるでしょう。
そして、さまざまな年代の人と話をすることもこころがけてみてください。世代間ギャップをマイナスに捉えず楽しむことで世界が広がるだけでなく、年齢を重ねて同年代が少なくなってきてからも、話ができるつながりがあることは大きな財産になります。毎日の中で、ちょっとつながることを意識するだけで、こころの在り方が変わってくることでしょう。
背すじがピンと伸びて姿勢が良いと颯爽とした印象になるだけでなく、こころも凛としてくるから不思議です。基本は下腹(おへその下あたり)にぐっと力を入れること。すると背部の筋肉に加え腹筋でも上半身を支えるため、背すじが伸びて肩と胸が開き、きれいな姿勢となります。背中が丸まりお腹が前に出た過剰なS字状態に比べ、上半身が安定して背骨が自然なS字になり、歩く時の腰や膝への負担もかかりにくくなります。
歩き方も年齢とともに歩幅が狭く、視線が下向きになりがちですが、姿勢を意識してまっすぐ前を見て歩幅を大きく、腕をまっすぐ後ろに引いてリズミカルに歩くようにこころがけましょう。きれいな姿勢で肩と胸が開くことで肺のスペースが大きくなるため、深い呼吸ができるようになります。
深い呼吸は副交感神経が優位となってリラックスするだけでなく消化器機能も高めるため、食事をする時にも姿勢と呼吸を少し意識してみると良いかもしれません。きれいな姿勢を保つことは、歩き方や呼吸にも関わるからだの動きの基本としてとても大切です。
※姿勢をととのえる時に痛みなど違和感がある場合は無理しないようにしてください。
心地よく眠りに入るためには、からだのメカニズムの観点から「光」「体温」がポイントとなります。良い眠りのための準備は朝から始まります。朝起きたら外の光を浴びる、明るさを感じることが大切です。睡眠に関わるホルモンのメラトニンは朝の光を感じた14時間後に脳内で分泌が増え始め、その2時間後に眠くなるため、このタイミングで就寝するのが良い眠りにつながります。
夜の照明やスマホ、パソコンの強い光は脳を覚醒させます。照明は白色の蛍光灯よりもオレンジ色の白熱灯にしてからだに夜を認識させる、就寝直前のスマホやパソコンの使用を極力減らすなど、工夫すると良いでしょう。
眠りに適した体温にするにはシャワーよりも入浴がおすすめです。就寝する90分くらい前に湯船にゆっくり浸かって体温を上げ、お風呂からあがってからだの深部体温が下がってくる時に眠気を感じるようになります。なお、熱いと感じる湯温は交感神経が優位になりやすく脳が覚醒してしまうため、熱すぎないお風呂でリラックスしましょう。
※生活パターンなどの違いで個人差があります。
活動のエネルギーやからだの機能を維持するためには、バランスの良い食事はとても大切ですが、毎食きちんと摂れなかったり偏ったりすることも多いでしょう。そんな時でも、「たんぱく質」と「食物繊維」を摂ることを毎日の食事で意識してみてください。たんぱく質は、からだの骨幹をなす骨と筋肉、肌に必要な栄養素です。筋肉が衰えてくるとフレイル(健康状態と要介護状態の間の状態)になりやすいといわれているため、動物性たんぱく質(肉、魚、卵、乳製品など)と植物性たんぱく質(大豆などの豆類、穀類など)を合わせてバランス良く摂るようにしましょう。不足しがちな食物繊維は、最大の免疫器官といわれる腸の健康を維持するために、しっかりと摂りたい栄養素です。
腸と腸内細菌、脳には相関関係があるといわれ、研究も進められています。野菜、きのこ、海藻類などをいつものメニューにちょっとプラスすることから始めて、元気な腸を目指しましょう。
健康寿命のためには、自分の「良い状態」を意識しておくことが大切です。「心地よい」「気分がよい」瞬間を心にとどめて、何をしたら快適に過ごせるのか、毎日の生活の中でちょっとずつ調整、メンテナンスをしていくことで、「人生100年」を目指せるのではないでしょうか。
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