住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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オーナーさま専用サイト
保育施設 / 認可保育園 / 3階建
沖縄本島中部の東海岸に位置し、琉球王国時代の記憶を今に伝える世界遺産中城(なかぐすく)城跡で知られる中城村。同村では1980年代後半から急速に人口が増加し、2015年の国勢調査でも人口増加率が10%に上ります。それに伴って、需要が拡大する保育ニーズへの対応が大きな課題となっています。
社会福祉法人咲心ラポール福祉会のオーナー様は、1985年に小規模な保育園を開園され、地域のニーズに応えながら規模を拡大して来られました。しかし、既存の建物では限界があることから、今回新たに事業用地を購入され、定員100名を超える保育施設の建築を計画。待機児童が大きな社会問題となる中、念願の認可保育園が許可される運びとなりました。
2018年秋にオープンした『咲心ラポール保育園』は、青い空と緑豊かな美しい景観に恵まれた傾斜地に建つ地上2階建・地下1階建の建物です。ご依頼いただいた当社が設計・施工に当たって最も工夫したのが、この傾斜地の生かし方でした。
オーナー様は、児童の健康な身体づくりを目的とした幼児体育に力を注いでおられます。そこで、擁壁を造ることで広々とした芝生の園庭や駐車場を敷地内に効率よく配置。子どもたちが遊びながら自然に体力が養われるように、傾斜を利用してボルダリングや滑り台を設計し、地下部分に夏季のプール遊び用の日陰を設けました。施設内の設計では、保育・介護施設の建築実績で培ったノウハウを生かして安全性が高く人にやさしい内装材や建具を採用。またステージを設けた2階大ホールは、空間を仕切れる設計とし、体育や創造性を養う音楽教育のリトミックを行うほか、クリスマスパーティや発表会などのイベントから少人数での保護者向けセミナーやスタッフ研修など、多目的に使いやすく配慮しました。
「細やかな創意工夫で傾斜地をうまく生かして、楽しく使いやすい保育園を造っていただきました」と笑顔でお話しくださったオーナー様。新しい保育園は地域の方々にも大好評とのことでした。
ステージを設けた2階の大ホール。
必要に応じて空間を仕切れる設計とし、多目的に活用しやすく配慮しています
傾斜地を生かしたボルダリングや滑り台は子どもたちに人気の設備です
担当者の
コメント
パナソニック ホームズ株式会社
沖縄支社 特建営業所
所長 山口 晃
当社は増加する保育ニーズに応え、地域の発展にも貢献する保育施設建築に注力しています。今回お建ていただいた認可保育園をはじめ、女性活躍の推進や人材確保を目的とした企業主導型保育、地域のニーズにきめ細かく対応する小規模保育など、事業主さまのご要望に合わせた建築計画をご提案。用地探しから行政への申請業務までトータルにサポートさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。