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【目次】
注文住宅を建てるにあたって「絶対に失敗したくない」と思う人は多いのではないでしょうか。初めて家を建てる人が失敗しないようにと思っても、具体的にどうすればよいのか、対策をすることは難しいです。この記事では注文住宅の失敗例を紹介します。失敗を避ける方法もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。

注文住宅を慎重に建てたつもりでも、あとになって「こんなはずではなかった」と思ってしまうことが少なくありません。ここでは、注文住宅でよくある失敗例を、「収納の失敗例」「玄関の失敗例」などのポイント別に紹介します。
注文住宅の失敗でよくあるのは、収納の失敗です。具体的には次の2点が挙げられます。
収納スペースについては、設計時からよく考えている人が多いものの、いざ住み始めてみると「全然足りない」といったことがあります。これは収納する物の量を見誤っていたり、実際の収納の大きさがイメージより小さかったりすることから起きます。
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とにかく収納スペースがほしいからと、あまり深く考えずに収納をつくったばかりに使い勝手が悪かったケースもあります。例えば、収納の奥行きが深すぎてモノを取り出しにくい、収納スペースを取りすぎて生活空間が狭くなってしまった、などです。
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注文住宅では、玄関に関する失敗例も少なくありません。例えば下記のような例があります。
玄関に関するよくある失敗例は、居住スペースを優先させた結果、玄関が狭くなってしまうパターンです。玄関の広さをきちんと確保しなかったために、車イスやベビーカーの置き場所に困るといったことも起こります。
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実際に所有している靴や今後増えるであろう小物類を考えておらず、靴を並べる収納の数が足りないといった失敗もあります。
使うものに合わせた配置を検討し、最適な収納を選ぶことが大切です。今ある玄関の物を入れる十分な収納を検討するようにしましょう。
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照明のスイッチが遠く、すぐに電気がつけられないなどの失敗もあるでしょう。自動センサーのスイッチなどを活用すると、玄関が使いやすくなるのでおすすめです。

キッチンに関する失敗例もあります。具体的には次のようなものです。
来客時などに、キッチンがリビングのドアから丸見えだと、毎回片付ける面倒が増えてしまいます。
来客がくることも想定した目隠しができる収納などを選ぶことも大切です。
人気のアイランドキッチンにしたものの、油が周囲にはねやすいうえ、においが部屋中に広がりやすく、使い勝手が悪いと後悔するケースも見られます。
換気扇の位置やレンジフードなどを活用し、できる限りにおいが流れないような工夫が必要です。またアイランドキッチンであっても、油跳ねガードを設置すると気になりにくくなるでしょう。
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実際にキッチンを使ってみると食器棚と冷蔵庫との行き来がしにくいなど、家事の動線が交差してスムーズに動けない・せまいといった失敗もあります。
ゴミ箱や棚の位置を確認し、できるだけ動きやすい配置をあらかじめ検討しておくことが大切です。
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キッチンの高さも考慮が必要です。低すぎたり高すぎたりすると、腰が痛くなったり作業がしにくくなったりするといったケースもあります。
キッチンの高さはメインで使用する家族に合わせましょう。最適なサイズは身長÷2+5cmが目安です。
注文住宅の居室についての失敗例は次の通りです。
居室の失敗としては家具の配置などを具体的に考えず、間取りを決めてしまったため、実際に家具や家電をうまく配置することができなくて困ったという例も少なくありません。家具を実際に置いてみると、部屋が狭く感じたというケースもあります。
居室の大きさを決める際は、あらかじめベッドなどの家具のサイズを測り、間取り図に書き入れておくとよいでしょう。
日当たりについても、思ったほど日当たりがよくなかったという失敗例や、反対に日当たりが良すぎて室内が暑かったという例もあります。
窓のサイズや位置などを確認し、住んだ時のイメージをしながら設計することが大切です。
居室については、ほとんど利用しないスペースができてしまうこともあるでしょう。使うかもしれないと思って用意した趣味コーナーやロフトといったスペースが、実際にはほとんど使わないデッドスペースとなってしまうケースが見られます。
これから長く住む注文住宅だからこそ、長く使用できるスペースを検討することが大切です。デッドスペースになる可能性があるのであれば、間仕切りなどを活用して利用用途を広げるとよいでしょう。
注文住宅のお風呂に関する失敗例として、次の4つがあります。
居室やキッチンなどのスペースを優先したために、結果的にお風呂が狭くなってしまうケースがあります。
少なくとも0.75坪~1坪は用意しておくと安心です。
お風呂のデザインを決める際に掃除のしやすさよりも見た目重視で色や素材を選んでしまうことがあります。結果として、汚れが目立ち、掃除がしにくくなるでしょう。
掃除のしやすさを考慮し、コーキングを少なくする、汚れが目立たない素材や色を選ぶなどを検討しておくことが大切です。
ミストサウナや浴室テレビといったオプションをつけたものの結果的にほとんど使わず、お金の無駄遣いになってしまったという例も見られます。
本当に必要なものか、検討するようにしましょう。
リビング横に配置したり、玄関から遠い位置にお風呂を配置してしまうと、使い勝手が悪くなる可能性があるため注意が必要です。
リビング横の場合、お風呂上がりに出にくくなる可能性があります。またペットや小さいお子さまがいる場合は、玄関から遠いと家が汚れてしまいます。
見落としがちなのがコンセントやスイッチの配置です。例えば次のような失敗例があります。
コンセントについては、コンセントの配置に関する失敗が少なくありません。実際に家具を配置してみると、コンセントが家具の裏に隠れてしまったり、家電とコンセントの間にスキマができてしまったりといったケースがあります。
コンセントの数そのものが足りないケースもあります。便利な家電が増えているため、今後コンセントを使う可能性が出てきます。また、在宅ワークの人はスマートフォンやパソコンなどにコンセントを多く使うため、要注意です。
生活動線を考えて設置しないと、スイッチが使いにくくなります。例えば部屋のスイッチは、扉のドアノブのある側に設置すると自然な動きでスイッチを入れられます。しかしドアノブの反対側に設置すると、わざわざスイッチの位置まで移動する必要があり、使い勝手が悪くなります。
注文住宅では下記のような外壁に関する失敗も見られます。
外壁の色や素材を単純に好みや流行で選んでしまうと、周囲の家と比べて悪目立ちして、下品に見えてしまうことがあります。
好みに合わせた家にすることは大切ですが、周辺環境との調和も意識するとよいでしょう。
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安い外壁材を選んでしまったため、外壁の耐久性が低くメンテナンスが都度必要となり、かえってお金がかかることもあります。
メンテナンス費用も考慮しながら検討することが大切です。
注文住宅では屋外に関する失敗も見られます。例えば次の2つです。
ルーフバルコニーなど広いバルコニーに憧れを持つ人もいます。しかし実際につくってみると、定期的にメンテナンスや掃除が必要なため、維持管理を負担に感じる人も多いため注意が必要です。
駐車場では特に広さが問題となり、スペースに余裕がないため車の出し入れがしにくいといった例があります。また、新居に移ってから子どもができ、車をミニバンに買い換えたいものの、駐車場が狭くて入らないといったケースもあります。
現在使用している車ではなく将来必要になる車を考慮しながら十分なスペースの確保が必要です。
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注文住宅を建てる際の失敗例が把握できたと思います。次に気になるのは、これらの失敗を避ける方法です。ここでは注文住宅で失敗をしないための方法を紹介します。理想の住宅を手に入れるためにも、ぜひ参考にしてください。
注文住宅で失敗しないためには、自分の目で確かめることが大切です。
たとえば最近は、Web上のバーチャル展示場で各住宅会社の展示場を確認することができます。実際の展示場に足を運んだり、実際に建てた方の自宅に見学に行ってみましょう。
部屋の広さやキッチンの大きさなどを体感することで、実際に建てた後の「思ったよりも狭かった」という後悔を避けることができます。
また、多くの展示場に足を運ぶことで、多くの営業マンに会うことができます。営業マンとの相性や対応力が家づくりの成功を左右するといっても過言ではありません。実際に会うことで「この人に家づくりをお願いしたい」と思える営業マンに出会えるでしょう。
注文住宅で失敗しないためには、要望の優先順位を決めておくことも大切です。
なぜなら、限られた予算の中ですべての希望を叶えることはできないからです。「本当はこうしたかったのに」「無駄な費用を使ってしまった」と後悔することのないよう優先順位を見極めておきましょう。
優先順位を決めておくことは、余計なオプションをつけて「結局使わなかった」という失敗を避けることにもつながります。予算内で限りなく理想に近い家にするために、希望する事項に優先順位をつけておきましょう。
予算は最初の段階で上限を決めておくようにしましょう。
無理のない資金計画を立てるために、総予算の2割程度は自己資金でまかなえるよう予算計画を立てましょう。家づくりには家の購入費や土地代以外にもお金がかかります。総予算の内訳は、本体工事費が7割~8割、別途工事費が2割程度、諸費用が1割程度が一般的です。
ハウスメーカーの担当者もしくはファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談し、いくらまで自己資金をあて、いくらまでローンを返済できるのか、シミュレーションしておくことをおすすめします。
予算の上限を明確にしておくと、それが住宅会社選びや間取り決めの判断基準となり、家づくりをスムーズに進められます。予算があいまいだと、オプションを付けるかどうか迷った場合などに、なかなか判断が下せなくなることもあります。予算は、家づくりの一番最初の段階で明確にしておきましょう。
土地なしで家を建てると費用はどのくらい?費用相場や建築の流れについて紹介について詳しくはこちら
注文住宅での失敗を避けるには、現在だけでなく、将来のことも考えておきましょう。先のことを考えておくと、後々リフォームにかかる手間やコストを省きやすくなります。
例えば、将来バリアフリーにしたいという考えがあるなら、最初から広めの廊下にするといった対応が可能です。そうすることで、車イス用に廊下をリフォームするといった対応は不要になります。
後々、大規模なリフォームが生じることのないように、将来のことも見据えて家づくりをするようにしましょう。
注文住宅での失敗を避けるためには、事前に見学に行ったり、予算をしっかり決めたりと準備を行うことが大切です。いろいろな住宅会社を訪れ相談することもおすすめです。
パナソニック ホームズでは間取りだけでなく、資金計画から土地活用、将来を見据えたご提案も可能です。注文住宅について検討する場合は、ぜひ一度パナソニック ホームズにお気軽にご相談ください。
また、住まいづくりの資料と実例集をセットにしてプレゼントしていますので、ぜひ理想の住まいづくりの参考にしてください。ご希望の方は下記URL又はパナソニック ホームズ展示場へお問合せください。
ぜひこの機会にお役立てください。
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一般的に、後悔するポイントとして挙げられるのは、収納スペースの不足、間取りの使い勝手の悪さ、予算オーバー、断熱性能の不足、生活動線の不便さなどです。
これらは、事前の計画や設計段階での考慮不足が原因となることが多いため、しっかりとしたプランニングが重要です。具体的なランキングは調査機関やアンケートによって異なる場合がありますが、これらのポイントは多くの人が共通して感じる後悔の原因となっています。
3000万円で家を建てることは可能ですが、いくつかの要因によって異なります。土地の価格、建物の規模、使用する材料や設備のグレード、地域の建築費用などが影響します。都市部では土地の価格が高いため、建物にかけられる予算が限られることがあります。
一方、地方では土地が比較的安価であるため、同じ予算でもより大きな家を建てることができるかもしれません。また、建築デザインや施工会社の選択によってもコストは変わります。予算内で希望の家を建てるためには、優先順位を明確にし、費用対効果を考慮した計画を立てることが重要です。
注文住宅におけるクレームが多い理由はいくつかあります。
まず、注文住宅は施主の希望に合わせて一から設計・建築されるため、施主の期待と実際の仕上がりにギャップが生じることがあります。また、設計や施工の段階でのコミュニケーション不足や、細部の確認不足が原因で、施主の意図と異なる結果になることもあります。
さらに、工期が長くなることによって、途中での変更や追加工事が発生し、これがトラブルの原因となることもあります。これらの問題を避けるためには、事前の打ち合わせを十分に行い、細かい部分までしっかりと確認することが重要です。
家を建てるのに「いけない年齢」というものは特にありません。ただし、年齢によって住宅ローンの審査に影響が出ることがあります。
一般的に、住宅ローンは完済時の年齢が80歳未満であることが求められるため、高齢になるほど借入期間が短くなり、月々の返済額が増える可能性があります。
また、若い世代では収入が安定していない場合があるため、審査が厳しくなることもあります。家を建てる際は、年齢だけでなく、ライフスタイルや将来の計画、経済状況を総合的に考慮することが重要です。