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注文住宅の収納スペースはどのくらい用意する?失敗しないポイントを解説

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【目次】

注文住宅を建てるならデザインや快適さはもちろん、利便性にもこだわりたいところです。生活における便利さに欠かせない大きな要素は収納スペースです。収納は、大きければ大きいほど良いかといえば一概にそうともいえません。収納を考える際に大切なことを見ていきましょう。

収納は大きいだけだと後悔する

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前提として収納は多いほうが便利ですが、収納の面積のみを確保すればよいというわけではありません。クローゼットやパントリーとしての収納であれば、一般的に奥行きは深すぎない方が使い勝手が良く、布団などの大きなものを収納するのであれば奥行き90cmほどを確保すると良いでしょう。

また、収納面積は床面積ではなく壁面積を基準とするのがよいでしょう。荷物が多いと、積み重ねたり奥にしまったりすることで荷物を取りにくくなってしまいがちです。壁面積が十分であれば、棚を取り付ければ前述のような問題が生じませんし、前にある荷物を避けて奥の荷物を取らなくてもよくなります。

注文住宅におすすめの収納

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収納スペースにもさまざまな形があり、設置される場所や収納したいものによって適した種類があります。いくつかの例を紹介します。

パントリー

パントリーとはキッチンの収納スペースのことです。多くの場合はキッチンの隣や、キッチンの一部に取り付けられます。調味料や根菜類、乾物、米などを収納する食品保存庫として使用する方が多く、ごちゃごちゃしがちなキッチン周りもスッキリと片付けることができ、調理スペースもきちんと取ることができます。キッチンを綺麗に見せたい方にもおすすめの設備です。

床下収納

床下収納は床の一部を使うので生活のスペースを割かずに収納スペースをつくることができます。1階であれば好きなところに設置でき、床下に物を収めるため、キッチンに備え付けて味噌や漬物といった保存食などを収納するのに向いています。

ただし、このスペースは取り出すのが大変なので、頻繁に出し入れする物を収納するのには向いておらず、湿気が篭りやすいため収納するものには注意しましょう。

壁面収納

壁面収納とは、壁一面が収納スペースになっているものを指します。本を置くことでライブラリースペースにしたり、奥行きを確保してオーディオラックやテレビ台にすることも可能です。

壁面収納は、室内のデザインを統一することですっきりとおしゃれな空間に見せることができます。扉をつけずにオープンな棚にすれば見せる収納になりますので、開放的な雰囲気のある空間作りもしやすいでしょう。

階段下収納

階段下のスペースも収納として有効活用できる部分です。階段という特性上、どうしても天井が低くはなりますが、階段幅分の奥行きがあるため家具や掃除用品の収納スペースや書斎、ペットのためのスペースなどにも活用できます。

階段下で少しでも収納できる余裕を増やしたいときは、段差を生かした棚を作ることをおすすめします。階段特有の構造を利用しながら物を置けるので、スペースにぴったり収まりながらデザイン性も叶えられるのがポイントです。

屋根裏収納

使用頻度の高くないものを収納するのに適しているのが屋根裏収納です。片流れ屋根などの角度がついた屋根と、最上階の天井との間にできた空間を活用した収納スペースを一般に屋根裏収納、または小屋根収納と呼びます。

小屋裏収納については、建築基準法で明確に定義が定まっています。「床から天井までの高さが1.4m未満」「広さは下階の2分の1以下」に収めることと定められているので、大人が中腰になって移動するような高さかつ広さも限定的です。日常的にものを出し入れするには適さないため、スキー用品や雛飾りといった使用する季節が限られているものや、アルバムや記念品などの使用頻度が頻繁でないものの保管がよいでしょう。

シューズクローゼット

シューズクローゼットは玄関横に設ける収納設備です。名前の通りの靴のみを収納するだけでなく、傘はもちろん、レインコートやゴルフバッグ、さらに面積を広く取ればアウトドア用品などもしまえる大型の玄関収納になります。

子どものいる家では、ベビーカーや遊び道具の収納スペースとしても考慮しておきましょう。なお、買い物後の家事動線を考慮して、玄関からキッチンに直接行けるようにしておくことがおすすめです。

注文住宅を快適にする収納のコツ

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ご自身の新しい家に必要な収納スペースは見えてきましたでしょうか。ここからは快適な収納環境をつくるためのコツをお伝えします。

収納するものの量を把握する

適切な収納スペースをつくるために必要な第一歩は、自分が持っている荷物が現在どのくらいあるのかを正しく把握することです。今住んでいる家の収納スペースに対し、実際の収納物が適切な量になっているかは、新しい家の収納スペースをどの程度確保すべきかを考える指標になります。また、ひとつの家に住み続けると荷物は増えやすい傾向にあるので、今ある荷物にプラスして将来増える分の収納スペースを確保するとよいでしょう。

使う場所の近くに収納をつくる

使用頻度や使用場所に合わせて収納場所を確保するのも大切です。たとえば、リビングでよく利用する雑誌などの書籍や書類などはリビングに壁面収納をつくるとすぐに管理できますし、片付ける場所が決まっているので放置して散らかしてしまうこともありません。不便を感じずに常に部屋が綺麗な状態を保てます。

生活動線を意識した収納スペースを作る

家事や生活の動線を考慮した上で、収納スペースを確保するとより使いやすい収納にできます。玄関を例にあげると、収納はシューズクローゼットになりますが、来客用の動線と家族用の動線を分けて設けると、来客時にも一箇所で混雑することがなくなり、靴や荷物がしまいやすくなります。スリッパを出してコートを預かるなどのおもてなしの動作もしやすくなるので、便利なだけでなく余裕も生まれます。

将来の生活スタイルをイメージする

収納のために大きくスペースをとるのは便利ですが、将来的には不便さを感じるかもしれません。はしごや階段がなくては物の出し入れができないかたちの収納が多いと、老後は上り下りが負担になり、ケガを招く原因にもなります。小さな子どもにとっても同様に落下や衝突の心配があります。家族が増える可能性がある場合は、荷物が増えることも考慮しつつ、安全な収納スペースを確保することが大切です。

適切な収納スペースを確保して快適な注文住宅を手に入れよう

注文住宅の間取りを決める際には、収納スペースについて優先順位が低くなりがちですが、快適に暮らすためには収納スペースを確保することは大切です。

収納スペースを上手く確保できれば整理整頓が上手くいくだけでなく、日々の生活導線やインテリアの美しさにもつながります。ご自身の生活に必要なだけの収納量と、新しい家で叶えたいライフスタイルを考えながら検討していきましょう。

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