住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
オーナーさま専用サイト
お役立ちコラム

【目次】
注文住宅を建てるには、どのくらいの期間がかかるかご存じでしょうか?
なかには「何年もかかるのでは」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、工程別に必要な期間を見ていくと、意外に短いと感じる部分もあるかもしれません。また、工夫次第で期間を短縮することも可能です。
そこで本記事では、注文住宅が完成するまでにかかる期間を工程別に解説します。期間を短くするためのコツも合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

注文住宅を建てるのに必要な期間は、土地の有無や建物の規模、こだわり具合によって大きく変わりますが、一般的には8か月~1年9か月が目安です。
また希望する土地が見つからなかったり、希望をかなえられる住宅会社が見つからなかったりすると、2年以上かかることもあります。
いつまでに完成して暮らしたいのかなど、明確に決まっているのであれば期間に合わせたマイホーム計画が重要です。

注文住宅が完成するまでには、以下の工程を踏みます。
住宅の希望条件を明確にするためには、事前の情報収集やおおよその予算決めが必要です。
インターネットで調べたり、住宅展示場や実例見学会に足を運んだり、資料請求をおこなったり、家族と話し合ったりして、マイホームのイメージを固めていきます。
予算は、現在の貯蓄額や親などからの援助を含めた準備可能な自己資金、返済可能な金額などから住宅に充てられるおおよその金額を考えましょう。一般的に住宅建築にかかる費用は、自己資金に住宅ローンなどの融資を加えて支払います。そのため、借入金額がどのくらいあれば住宅建築を実現できそうか、何度もシミュレーションしながら予算配分を決めましょう。
ここで大切なのは「いくら返せるか」から逆算して、建てられる家の総額を把握することです。無理のない返済のためには、自己資金は総予算の2割以上が必要と言われています。
信頼できる住宅会社や理想に合う土地を探すには、複数の候補を比較検討して慎重に決める必要があります。
住宅会社選びは、各社のホームページを参考にしながら、住宅展示場を見学したり、完成見学会に参加したりして、外観や室内の仕上がりを実際に見ておくと、完成したマイホームをイメージしやすいでしょう。展示場やイベント会場での接客対応を比較することも判断基準のひとつになります。
また、土地の無い人は住宅会社選びと同時進行で土地探しも進める必要があります。土地探しは不動産会社に依頼する方法以外にも、住宅会社が土地探しから手伝ってくれる場合もあります。
土地探しは、希望のエリアをいくつかピックアップし、それぞれの土地の相場価格を把握しましょう。また、実際に現地に足を運んで、通勤経路や周辺施設などを確認することをおすすめします。
注文住宅の土地探しはハウスメーカーに依頼できる?メリットや注意点を解説について詳しくはこちら
土地探しのコツ!希望にあった土地を選ぶ方法やポイントを解説について詳しくはこちら
土地探しにかかる平均期間はどれくらい?土地探しの工程や失敗しないポイントを解説について詳しくはこちら
住宅会社を数社に絞り込んだら、各社との打ち合わせを進めます。
打ち合わせの際は、希望条件などを伝えて間取りの提案を依頼します。費用見積も一緒にもらっておくと会社ごとの特徴を比較しやすくなります。費用や間取り・設備の内容はもちろん、保証期間やアフターサービス体制、担当者との相性もチェックして総合的に判断しましょう。
また、同時に金融機関へ住宅ローンの事前審査を依頼し、事前に借入可能額を把握しておくと、その後の手続きがスムーズになります。金融機関をどこにするか迷う際は、住宅会社から提携の金融機関を紹介してもらい、手続きをサポートしてもらう方法もあります。
35年ローンのメリットとは?住宅ローンの仕組みと後悔しない選び方を解説について詳しくはこちら
理想の間取りを考えるポイントとは?必要な準備やおすすめの間取りを解説について詳しくはこちら
注文住宅の間取りアイデア集13選!やってよかった家づくりについて詳しくはこちら
依頼する住宅会社が決まったら設計プランと設備・仕様を確定し、正式な見積書をもらいます。その内容で双方が合意すれば、工事請負契約を結びます。
契約の際には、正式な見積書や設計図面、工事請負契約書の内容をきちんと読み込み、希望の住宅が建てられる内容になっているか確認しましょう。
契約後に大幅な変更があった場合、追加費用が発生する可能性があります。後から大きな変更が生じないよう、間取りや設備が希望通りになっているかをよく確認しておきましょう。
住宅ローンの本審査も同時並行で進めます。住宅ローンの本審査は、住宅会社にサポートしてもらいながら手続きをした方が間違いなく進めることができます。
工事請負契約後は、住宅会社の設計担当者やインテリア担当者などを交えて、外装・内装・建具などの色柄や材質、設備、配線などの詳細を詰めていきます。
打ち合わせに基づき作成された設計図面で、住宅会社が市区町村へ建築確認申請をおこないます。申請が通れば、いよいよ建築工事のスタートです。
工事に着手する前には地盤調査を実施するのが一般的です。これは地盤が大地震などに耐えられるかどうかをチェックするもので、軟弱な地盤の場合は地盤改良や補強工事が必要になります。
建築は基礎工事から始まり、上棟工事、大工・内装・設備・電気工事と進んでいきます。
ほとんどの住宅会社は契約時にお引渡期日をお約束しますので、自然災害や余程のトラブルがない限り、遅延なく進められるのが一般的です。ただ、たまには建築現場に様子を見に行って作業スタッフとコミュニケーションをとったり、監督さんから定期的に報告をもらったりと、進捗を確認すると安心です。
建築工事の工程がすべて終了すると、竣工検査を行います。竣工検査とは工事担当者と一緒に設計図面と照らし合わせながら、仕上がり状況をチェックすることです。不具合や手違い、傷や汚れの有無などを細かく確認し、不備があった場合には手直しの依頼をします。
竣工検査を実施し、手直し工事も完了すると引き渡しです。住宅のカギや保証書、設備関係の取り扱い説明書などを受け取り、いよいよ新居での新生活がスタートします。
注文住宅を建てる流れは?支払いのタイミングや完成までの期間も解説について詳しくはこちら

注文住宅を完成させるために必要な時間は、事前の準備や進め方次第で早めることができます。
この項目では、完成までの期間を早めるためのコツを3つ紹介しますので、できることから取り掛かりましょう。
住宅を完成させたい時期から逆算して予定を組んでいくと、期間が長引くことを防げます。
先の項目でお伝えしたとおり、注文住宅の建築は完成までかなりの期間が必要です。
途中の工程で止まってしまうと、その分完成までの期間も延長します。たとえば、間取り設計で悩んでしまったり、希望エリアで条件を満たす土地が見つからなかったりなど、さまざまな問題が考えられるでしょう。場合によっては、当初の予定を大幅に超える時間がかかることもあるかもしれません。
そこで、先にゴールとなる時期を決めておき、各工程にどのくらいの時間をかけられるかを逆算して計画を立てるのが得策です。ある程度目安となる期間がわかっていれば、スケジュールの進み具合に合わせて行動を見直せます。
土地選びから部屋の間取り、設備、内装など注文住宅の設計では多くの選択を求められます。
しかし、事前にこだわりたい部分の優先順位を決めておけば、判断に迷ったときにもスピーディに行動できるでしょう。たとえば「間取りで外せないポイント」や「この設備にはいくらまで予算をかけられるか」など判断基準となるポイントをつくるのが有効です。
優先順位を定める方法には、以下があります。
話し合いをおこなうと、家族間で意見がまとまらないこともあるでしょう。それでも、何度も話し合って家族全員が納得できる優先順位を作ることを意識することが大切です。
軸となる基準ができれば、どの工程でも基準をもとに判断でき、建築にかかる期間も短縮できるでしょう。
注文住宅の建築で特に時間がかかるのが、土地探しや設計プランの確定です。しかし一方で、土地探し・設計は、施主側の準備次第で時間を短縮できるものともいえます。
土地探しは、事前の情報収集を入念におこない、家族のライフスタイルに合う環境やエリアを早めにピックアップしておくのがよいでしょう。不動産会社に依頼する場合でも、しっかりと希望を伝えられる状態にしておいたほうが手続きもスムーズに進みます。
設計プランに関しては、住宅に対するこだわり条件のリストアップに加え、住宅会社の選定も早めに取り掛かりましょう。早期に依頼先を決められると、その後の面談やプラン作成で話し合える時間も多く捻出できますし、住まいづくりのプロとしてのアドバイスを受けられるメリットがあります。
何度もやり取りをしてまとめていく工程だからこそ、早めに動いて時間を有効に使いましょう。

注文住宅にかかる期間は、事前の情報収集やイメージ固めがどの程度できているかによって変わってきます。
こだわりたいポイントを家族で話合い、ある程度イメージを固めておくのがおすすめです。
また、短期間で理想の住宅を完成させるためにも、信頼できる住宅会社を早めに選定しましょう。
▼関連する記事
建売住宅と注文住宅、どっちがいい?違い・メリットから選び方のポイントを紹介
注文住宅の間取りの決め方は?おすすめの間取り例や後悔しないためのポイントを紹介
注文住宅完成までにかかる期間は?流れや完成までの期間を早めるコツも解説
注文住宅を建てる流れは?支払いのタイミングや完成までの期間も解説
注文住宅でこだわりのポイントは?失敗しないための考え方も解説
注文住宅の予算相場はどのくらいになる?費用の内訳と予算の決め方を解説
セミオーダー住宅とは?メリットや後悔しない選び方を紹介について詳しくはこちら
規格住宅とは?注文住宅との違いやメリット・デメリットを紹介について詳しくはこちら
注文住宅の間取りアイデア集13選!やってよかった家づくりについて詳しくはこちら
【完全版】家を建てる流れを徹底解説!期間・費用・手順と成功のコツを紹介
【注文住宅】おしゃれな家のデザイン|人気のスタイルや内観・外観のポイントを紹介
【完全版】家を建てる流れを徹底解説!期間・費用・手順と成功のコツを紹介
上棟式とは?施主が知るべき流れ・費用・挨拶・マナー・準備を分かりやすく解説!
20畳のリビングってどんな感じ?暮らしやすいレイアウトやメリット・デメリットを解説
5人家族にちょうどいい一軒家の間取りとは?部屋数・広さ・実例を徹底解説
3人家族にぴったりの一軒家間取りとは?暮らしやすい広さと実例・後悔しない工夫を解説
【完全ガイド】家を建てる流れを解説!土地探しから引き渡しまでのステップと注意点
4人家族にちょうどいい間取りとは?快適な暮らしを叶える工夫と実例を紹介
3人家族に最適な間取りは何LDK?失敗しない広さ・部屋数の目安と実例を紹介
注文住宅の建築期間は、設計から完成まで通常約8カ月から1年9カ月とされています。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、設計内容や建築会社のスケジュール、天候などにより前後することがあります。
具体的なスケジュールは、建築会社との打ち合わせの中で詳細を確認してください。
注文住宅の建設期間は、設計から完成までのプロセスを含めると一般的には約1年から1年半程度とされています。ただし、これはあくまで目安であり、土地探しから始める場合や設計に時間をかける場合、または建築会社のスケジュールや天候などによって変動します。
具体的には以下のようなステップを経ます。
これらの期間はあくまで一例であり、個々の要望や状況により変わるため、具体的なスケジュールは建築会社との打ち合わせで確認することをおすすめします。
注文住宅の場合、土地探しから設計、建築、完成までの一般的な期間は約1年から1年半とされています。ただし、これはあくまで目安であり、土地の条件や建築する家の規模、設計の複雑さ、天候などにより前後することがあります。具体的なスケジュールは、ハウスメーカーや建築会社との打ち合わせで詳細を確認することをおすすめします。
注文住宅の打ち合わせ期間は、プランの内容や設計の複雑さ、お客様の要望によりますが、一般的には約3ヶ月から6ヶ月程度とされています。
初回の打ち合わせから設計図が完成し、契約に至るまでの期間を指します。
ただし、これはあくまで目安であり、細部にわたる打ち合わせを重ねることで、より理想に近い住まいを実現することが可能です。