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ランドリールームは何畳あれば快適?後悔しない広さの決め方と間取りの工夫を解説

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【目次】

洗濯機置き場や室内干しのスペースとして重宝する「ランドリールーム」。最近では、洗濯の「洗う」「干す」「たたむ」「しまう」までを1ヶ所で完結させたいというニーズから、新築住宅での採用例が増えています。
ランドリールームを検討するにあたっては、広さをどのくらいにすればよいのか、迷う声が多く聞かれます。しかし、使いやすいランドリールームを実現するには広さだけでなく、動線を意識した間取りの工夫も重要です。
この記事では、ランドリールームに必要な広さの目安と、後悔しない設計のヒントを解説します。

ランドリールームに必要な広さの目安とは?

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ランドリールームに必要な広さは、その部屋で完結させたい作業の範囲によって大きく変わります。また、何人分の洗濯物を干すかによっても変わります。以下、目的別に最適な広さの目安を紹介します。

1.5畳〜2畳|最低限のスペースでも機能的に使うには?

洗濯機と乾燥機を置くだけなど、最低限の設備・機能に抑えるのであれば、1.5畳~2畳のスペースがあれば十分です。浴室に隣接して配置し、脱衣所や洗面所と兼ねれば、さらに省スペース化を図れるでしょう。

ランドリールームをコンパクトにする場合、動線の無駄やデッドスペースが生まれないよう、効率的な設計を意識したいところです。例えば、可動棚や天井付けの室内干しバーなどを活用することで、狭くても「干す」「たたむ」までの作業を効率よく行えるようになります。

2畳〜3畳|洗う・干す・たたむが1カ所でできるサイズ

「洗う」「干す」「たたむ」までの一連の作業をランドリールームで完結させたいなら、2畳〜3畳のスペースを確保しましょう。これだけの広さがあれば、洗濯機のほか、室内干しスペースや作業用のカウンターを設置することもできます。

室内干しがメインという家庭には、このサイズのランドリールームが人気です。洗濯動線が効率化されるので、毎日の家事ストレスが軽減されるでしょう。また、花粉の季節や梅雨の時期など、外干しが難しいときにも重宝します。

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4畳以上|ファミリー向けの広々ランドリールーム

4畳以上の広さがあるランドリールームなら、アイロン台を設置したり、家族全員の衣服を収納できるファミリークローゼットを併設したりすることも可能です。「洗う」「干す」「たたむ」「しまう」までの動線が1ヶ所で完結するので、洗濯にかかる時間が大幅に短縮されます。

こうしたことから、家事になるべく時間をかけたくない共働き家庭や、子どもが多い家庭におすすめの広さです。

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後悔しないための広さの決め方【暮らし方別の考え方】

ランドリールームの間取りを決める際、何より重要なのは、自分たちのライフスタイルに合ったスペースを確保することです。ここでは、共働き家庭・子どもが多い家庭・省スペース派の3タイプに分け、後悔しないランドリースペースの広さの決め方を解説します。

共働き家庭|「部屋干しスペースの確保」が最優先

共働き家庭の場合、外出している時間が長く、外干しできないことも多いでしょう。必然的に部屋干しのニーズが高まるため、家族分の衣服を干しておけるよう、ランドリールームは2畳以上の広さを確保すると快適です。

浴室乾燥機とセットで使うケースでは、「洗濯機(洗う)→浴室(干す)→収納(しまう)」の動線を意識した間取り設計がおすすめです。

子どもが多い家庭|収納&作業スペースも視野に

子どもが多い家庭では、衣類やタオルなどの洗濯回数も多くなるため、洗濯物の一時置き場やたたむ場所の確保も求められます。3畳〜4畳程度の広いランドリールームにすることで、洗濯物をたたむためのカウンターや収納棚を設置でき、動線もスムーズになるでしょう。

子どもが自分で服を取り出したり、収納したりできる造りにしておけば、家事の負担も軽減されて便利です。

なお、子どもの成長や独立によって、将来スペースを持て余す可能性があります。ランドリールームを多目的に使えるようにしておくなど、新築時からライフスタイルの変化に応じて、柔軟に対応できる設計にしておくと安心です。

省スペース派|脱衣所・洗面所と兼用で賢く使う

スペースが限られた住まいでは、個別にランドリールームを設けるのが難しい場合もあるでしょう。そうしたケースでは、洗面所や脱衣所を兼ねる、1.5畳〜2畳程度のスペースを確保するのがおすすめです。

洗濯機、収納棚、物干しスペースを上手に組み込むことで、限られた空間でも、ランドリースペースとしての機能を十分に果たします。

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ランドリールームを快適にする間取りと動線の工夫

使い勝手の良い快適なランドリールームを実現するには、「洗う」「干す」「たたむ」「しまう」をスムーズに行える間取りや動線の工夫が重要です。ここでは、広さとあわせて考えるべき、ランドリールームの設計上のポイントを紹介します。

「洗う」「干す」「たたむ」「しまう」が最短でつながる動線にする

「洗う」「干す」「たたむ」「しまう」の動線を最短にするには、ランドリールームと脱衣所、クローゼットを近くに配置するのが効果的です。こうすることで作業時の移動距離が短くなり、家事の時短につながります。

最近人気なのが、ランドリールームとウォークスルークローゼットをつなげる間取りです。洗濯の終わった衣服やタオルをスムーズにしまえる、ストレスフリーな動線が実現します。

家族の動線とバッティングしないレイアウト設計

脱衣所とランドリールームを兼用する場合、朝の身支度の時間に、家族同士の動線がバッティングして混雑しやすくなります。身支度中に家族が顔を合わせることになるため、プライバシーが気になるケースもあるでしょう。

こうした事態を避けるには、身支度したまま玄関へ向かえるウォークスルー動線や、クローゼットと連続した回遊動線を導入するのが有効です。

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ランドリールームにあると便利な設備・仕様

ランドリールームの使い勝手は、広さや動線だけでなく、設備の充実度によっても大きく左右されます。以下では、ランドリールームにあると便利な設備や仕様を紹介します。

窓・換気扇・除湿機

ランドリールームは、洗濯物の湿気がこもりやすいため、換気対策は必須です。窓を設けることで自然換気ができるうえ、晴れた日は外気を取り入れて、乾燥を効率的に行うことができます。

季節や天候に左右されず、ランドリールームを快適に使うためには、換気扇を設置するのがおすすめです。室内の湿気を強制的に排出できるので、雨の日やじめじめとした夏場でも、カビや結露の発生を抑えられます。

部屋干しがメインの家庭では、浴室乾燥機に加えて除湿機を併用することで、湿度管理がしやすくなります。

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室内干しバー・造作カウンター・収納棚

ランドリールームの使い勝手をアップするには、「干す」「たたむ」「しまう」の作業がしやすくなるための設備も重要です。以下の設備を組み込むことで、家事を大幅に効率化できます。

「干す」ための設備としては、室内干しバー(物干しポール)が必須アイテムです。天井付けタイプのほか、コンパクトな空間に適した昇降式のものもあります。

「たたむ」ための設備としては、造作カウンターの設置がおすすめです。洗濯物をたたむのに加え、アイロンがけにも使えて便利です。また、洗濯物の一時置き場としても重宝します。

「しまう」ための設備としては、可動棚や引き出し収納を設置するのがよいでしょう。洗濯用洗剤、タオル、下着類などをすっきり収納でき、ランドリールームの快適性を保ちやすくなります。

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家事効率がぐんと上がる!ランドリールームの間取り実例2選

ここでは、パナソニック ホームズが手がけた住宅の中から、家事効率を大きくアップするランドリールームの間取り実例を2つ紹介します。

家事動線を効率化したランドリールーム

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こちらの住まいのランドリールームは、洗面室のすぐ隣に設けられています。脱衣所も兼ねているので、脱いだ衣服をすぐに洗濯機へ入れることができます。ファミリークローゼットもひとつながりになっていて、洗濯から収納までの流れがスムーズです。

ランドリールーム内にはL字型のハンガーパイプがあり、室内干しのスペースを十分に確保しています。カウンターにはコンセントを設置しており、たたむ作業だけでなく、アイロンがけにも使えて便利です。
家事動線を効率化したランドリールームの建築実例を見る

動線と室内干しを工夫したランドリールーム

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こちらの住まいのランドリールームも、洗面室のすぐ隣に設けられています。ファミリークローゼットも隣接しており、「洗う」「干す」「しまう」の動線が短いのが特徴。日々の家事負担を軽減しています。

ランドリールーム内には物干しパイプが設置されており、家族の洗濯物を天候に関係なく干すことが可能です。大容量の壁付け収納は、中段がカウンターになっているので、洗濯物をたたんだり、アイロンがけをしたりするのにも使えます。

ファミリークローゼットを経由して、玄関ホールまで直接つながっているため、忙しい朝や帰宅時も動線がスムーズです。

動線と室内干しを工夫したランドリールームの建築実例を見る

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ランドリールームの広さは「暮らしに合った設計」が正解!

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ランドリールームの快適な広さは、「どのように暮らしたいか」によって変わってきます。一定の広さがあれば選択肢は広がりますが、動線や間取りを工夫すれば、1畳程度でも機能的なランドリールームを実現することは可能です。

後悔しないためには、家族構成やライフスタイルに合わせた、「ちょうどいい」広さを見極める必要があります。自分たちに合った理想のランドリールームを実現するために、ぜひプロに相談しながら、間取りをじっくり検討してみましょう。

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