住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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【目次】
どれだけ気をつけて片づけても、何かと散らかって見えやすいのが収納まわりです。日用品や小物が目に入ると、おしゃれに整えたはずの空間も、生活感が出て台無しになってしまいます。
そこで注目したいのが、必要な物を視界からシャットアウトして空間をすっきり見せられる「隠す収納」です。
この記事では「隠す収納」と「見せる収納」の違いから、それぞれのメリット・デメリットを解説します。部屋別の活用アイデアや長く快適に使い続けるためのコツも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

収納方法は、大きく「見せる収納」と「隠す収納」に分けられます。それぞれの収納の特徴や活躍する場面を見ていきましょう。
「見せる収納」とは、オープン棚やラックなど、中身をあえて見えるようにした収納のことです。お気に入りの雑貨や本をディスプレイすれば、自分の好みのインテリアに仕上げられます。扉がないため、収納物をスムーズに出し入れできるのもポイントです。
ただし、見せる収納は整理整頓しておかないと生活感が出やすい点に注意が必要です。また、ホコリがたまりやすいため、掃除の手間が増えやすいというデメリットもあります。
「隠す収納」とは、扉付きのクローゼットや壁面収納などを使い、中身を見せずにしまっておける収納のことです。外から中の物が見えないため、日用品をしまっておいても生活感が出ません。ホコリがたまりにくく、掃除もラクになります。
一方、何をどこにしまったのかわかりにくい点や、不要な物を奥にしまい込んで気づかず放置してしまうといった点がデメリットといえるでしょう。
隠す収納にしまうと良いのは、生活感の出やすい日用品や書類、掃除道具などです。対して、お気に入りの食器や小物、観葉植物など、インテリアの一部として飾っておきたいものは見せる収納を利用するといいでしょう。
すべての物をしまい込むのではなく「一部のアイテムは積極的に見せる」「生活感のあるものは隠す」というバランスをとることで、おしゃれさと機能性を両立できます。

隠す収納はどのような場面で真価を発揮するのでしょうか。ここでは、代表的なシーンを3つ紹介します。
日用品や書類、雑多な小物類が目に入ると、せっかくおしゃれに整えた空間も台無しです。
これらの物を隠す収納にまとめれば、目に見える範囲をすっきりと仕上げられます。扉と棚の色や素材感を家具・内装と揃え、統一感を出すのもおすすめです。
見せる収納を効果的に使いこなすには、常に整理整頓を心がけ、アイテムをセンス良く並べる必要があります。
一方、隠す収納は、しまいたい物をまとめて入れるだけで「見た目がすっきり片づいた状態」を保てます。物の定位置を決めておけば、掃除の手間を削減できるほか、時間もかかりません。整理整頓が苦手な方でも、きれいな部屋を維持しやすくなるでしょう。
リビングやダイニングは来客の目につきやすく、収納が乱れていると、ゲストに雑多な印象を与えてしまいます。
隠す収納があれば、散らかった物をすぐに片付けられるので、急な来客時にも慌てる心配がありません。清潔感のある部屋でもてなせば、ゲストもゆったりとした時間を過ごせるでしょう。

「隠す収納」といっても、中身を隠すやり方はさまざまです。ここでは、暮らしをすっきり整えてくれる隠す収納のアイデアを4つ紹介します。
扉付きの収納は、中に何をしまっても生活感を抑えられる、隠す収納の王道といえます。特にリビングやキッチン、玄関など、来客の目に触れやすい場所に取り入れると効果的です。
扉の色や素材を部屋の雰囲気に合わせると、一体感が生まれるほか、インテリアにもよく馴染みます。
扉のない収納でも、同じ形や色のボックス、ケースにまとめてしまうことで、見た目に統一感が出てすっきりとした印象になります。
散らかりやすい小物や日用品をまとめておけば、出し入れがしやすく、きれいな状態が長続きするでしょう。ボックスやケースにラベルを付けておくと「どこに何があるか」がすぐ分かり便利です。
扉が付いていないオープンな棚やラックも、カーテン・ロールスクリーンなどのファブリックを取り付ければ、簡単に隠す収納へと変身します。
使っていない空間があるなら、スペースの一部をファブリックで仕切り、大容量の収納スペースをつくるという方法がおすすめです。
収納はしまいやすさだけでなく、取り出しやすさも考えて設計したいところです。使用頻度の高いものは腰の高さにしまい、取り出す機会の少ない季節物やストック類は、高いところや奥のほうにしまえると使い勝手が良くなります。
このように、家事や生活の流れに沿った位置に収納を配置しておけば、整理整頓が苦手な方でも自然と片づけを続けられるでしょう。
ここでは、パナソニックホームズが手がけた建築実例を通して、場所ごとに隠す収納づくりのコツを紹介します。

深みのある木目とグレーを基調としたシックな空間に合うよう、ブラックとダークブラウンで統一された、おしゃれで開放的なアイランドキッチンです。大容量の背面収納は、調理器具や食器、家電などを丸ごと隠せるようになっています。
また、アイランドキッチンを活かした回遊動線もポイントです。横並びダイニングと組み合わせることで、配膳や片づけをスムーズに行えます。キッチンから家事コーナーや水まわりまでを一直線につなげ、毎日の家事の時短も叶えました。
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南向きの大開口の窓からたっぷりと差し込む日差しによって、明るく開放的なリビングを実現した実例です。シックな雰囲気を壊さないように、洗練されたウォルナット柄の扉付き壁面収納を設けました。
散らかりがちなリビングも、大容量の隠す収納で常にすっきりとしています。シンプルな壁面収納はインテリアの一部として、部屋によく馴染んでいます。
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お客様が以前から愛用されていた棚を活かすため、棚のサイズに合わせて壁の幅を調整したという「収納ファースト」なダイニングの実例です。
アンティーク棚の深く味わいのある色合いと調和するよう、ダイニングセットや床材も落ち着いた雰囲気で統一されています。明るい日差しと開けた眺望をバックに、一家で食事を楽しめるよう、脇には大開口の窓が設置されています。
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全体を白で統一し、明るく清潔感のある空間に仕上げた洗面台の実例です。洗面台下には引き出し収納を多く設け、雑多になりやすい洗面台まわりの小物や日用品類をしまえるように設計しました。これにより生活感が抑えられています。
洗面台の背面には大容量の壁面収納、脇には小型のニッチ収納があり、使用頻度の高い物やタオル類なども整理整頓しやすい設計になっています。ランドリースペースにつながっており、洗濯動線も効率的です。
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こちらの玄関は、ファミリークロークを設置することで、帰宅してすぐに上着やバッグをしまえる設計になっています。そのまま隣の洗面台に向かえるなど、帰宅時の動線がスムーズです。
さらに、玄関ホールの反対側には大きなシューズインクロークも配置しました。家族全員の靴や傘を1ヶ所にまとめておけるので、物が出しっぱなしになりません。小物や日用品をしまっておける、小ぶりの扉付き収納があるのもポイントです。
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隠す収納を設置したなら、長く快適に使い続けたいものです。ここでは、将来にわたって気持ちよく使い続けるためのコツを紹介します。
隠す収納を心地よく使い続けるためのコツは「持ち物の量を決める」ことです。収納スペースを多く設けても、それ以上に物が増えてしまうようでは、きれいな状態を保てません。
収納量を上限として物の数や量を絞れば、引き出しや棚があふれることもなくなります。また、定期的に所有物を見直し、使っていない物を手放すことを習慣化するのもおすすめです。
隠す収納に物をしまうと、どこに何を入れたか判断できなくなります。ラベルや仕切りを使い、物の定位置を決めることで、どの棚にどのようなアイテムが入っているかを判断しやすくなります。
アイテムごとに定位置を決める方法は、片づけにも効果的です。また、使用頻度ごとに収納場所を分けることで、さらに使いやすい収納になるでしょう。
「隠す」ことばかり優先すると、出し入れが面倒になりがちです。出し入れに手間がかかると、片づけが億劫になり、いつしか「収納があるのに散らかった部屋」になってしまいます。
片づけを習慣化するためにも、ワンアクションで取り出せる引き出しを積極的に活用するとともに、使う頻度の高い物をすぐ取り出せる配置を意識しましょう。
片づけをラクにすることで、隠す収納を長く使い続けられるようになります。
中の物が見えない「隠す収納」を取り入れれば、生活感を押さえ、空間をすっきり見せることができます。棚や扉のデザイン・質感にこだわると、単なる収納としてだけでなく、インテリアの一部としても有効活用できるでしょう。
新築やリフォームの際は、設計段階から隠す収納をプランに組み込むのがおすすめです。見た目がスタイリッシュになるだけでなく、動線を踏まえた使いやすい収納が実現します。
ライフスタイルに合わせた収納計画を立てて、すっきりと心地良いマイホームを叶えましょう!
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