住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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イラストレーター阿部真由美さん
透明水彩で描く植物のイラストで人気の阿部真由美さん。アトリエの前には、果樹、草花、野菜、ハーブをミックスした庭が広がっています。小道を歩くとさわやかなハーブの香り。ラベンダー、カモミール、セージ、フェンネル、アップルミント……。
「ハーブは、育てて楽しい植物ですよね。元々野草の一種ですから地植えでもプランターでも、元気に育ってくれます。サラダ用の野菜と一緒に素焼きの鉢に寄せ植えするのも素敵ですよ」と阿部さん。料理にはもちろん、お掃除にも活用しているそう。花が咲いたら、剪定がてらブーケにして友達にプレゼントすることもあります。さらに、まだまだ楽しみが。
「冬枯れしても、春になるとけなげに芽が出てくるんです。『今年もまた伸びてくれるんだ』といううれしさで、胸がいっぱいになります」
ハーブと暮らす毎日には、たくさんの楽しみがちりばめられているのです。
ハーブの花は、清楚で愛らしいところが魅力です。たくさん咲いたボリジの花を製氷器に入れてアイスキューブに。炭酸水に入れると、グラスの中でシュワッとはじけて、さわやかな夏の飲み物になります。
乾燥させたカモミールの花をほうじ茶に混ぜたお茶は、夕食の後におすすめ。夜、気持ちのよい眠りに誘われます。また、香りが落ちてきた緑茶には、ブラックミントを混ぜるとおいしいお茶に。
好みのハーブ(ローズマリーは必須)をミックスして刻み、にんにくのすりおろし少々とともにバターに練り込みます。肉料理に添えたり、クラッカーやサンドイッチに塗れば、ワンランク上の味になります。
沸騰した湯200ccにミントをひとつかみ入れ、1~2分煮立たせてからふたをして、15分おいて漉します。雑巾がけをする時は、バケツの水にこのエキスを適量加えて。すがすがしい香りに掃除がはかどります。
●イラストレーター。花や野菜を育てながら、雑誌や書籍に、季節感あふれる暮らしのイラストレーションを描いている。2014年4月、長く暮らした東京から生まれ育った栃木県へと住まいを移し、本格的に庭づくりを始めた。