草加煎餅の産地として知られる埼玉県草加市。近年は東京都に隣接する都心へのアクセスに優れた住宅都市として発展し、現在も人口増が続きます。2017年初頭、東武スカイツリーライン・谷塚駅から徒歩7分の900坪を超える敷地に『メディカルガーデン谷塚』A棟・B棟が相次いでオープンしました。

オーナーさまは大手企業を退社後に家業の事業を継承されました。「かつては草加煎餅の製造を営んでいたのですが、祖父の代に倉庫業、父の代にマンション経営、兄の代に有料老人ホーム・クリニック・薬局をテナントにした医療・介護モールを新たに始めました。今回は、住宅に囲まれたこの地で将来も倉庫業を続けるのは困難と判断して、倉庫跡地の有効活用を計画したのです」。折からすぐそばに文教大学の新キャンパス開設が決定。そこでオーナーさまが描かれたのが、すでにある医療・介護モールと集合住宅が一体化した、若者からお年寄りまで安心して暮らせる街づくりのビジョンでした。

軽量鉄骨造3階建の賃貸住宅B棟。A棟との間に広々とした人工芝広場とドッグランがが設けられています。

環境に配慮し、2棟で計36kWの太陽光発電システムを搭載。

5階建のA棟と3階建のB棟からなる『メディカルガーデン谷塚』全42戸は、1K～2LDKの多彩なプランバリエーションで学生からディンクス、子育て家族まで住み続けられる設計。またA棟の1階はクリニック向け賃貸とし、医療モールの充実を図りました。さらに「30年先まで事業として成り立たせるために分譲を超える賃貸マンションを」というご要望を受け、敷地内に広々とした公園のようなドッグランを設けてペット共生賃貸とし、住まいにはパナソニック製のハイグレードな設備を採用するなど、見学に訪れた入居者も驚くクオリティを実現しました。

「医療が整っているので安心ですし、老人ホームも隣接なので高齢の親御さんを呼び寄せることもできます。多様な人々が幸せに暮らし、地域の環境も良くなる街づくり。それに応える提案をしてくれたことが、パナホームを選んだ一番の理由です」とオーナーさま。2050年まで想定された事業コンセプトは、これからの土地活用の大きなヒントと言えます。