多くの鉄道路線が集中する神戸の中心・三宮。駅から徒歩5分圏内の好立地に2016年秋、賃貸併用マンション『メゾン ブランシュ』が完成しました。オーナーさまは「古いRC造3階建の建て替えを計画したのですが、湿気が嫌だったので、住宅メーカーの重量鉄骨構造で階数の高い建物が可能なパナホームに相談したのです」と、ご依頼の経緯をお話しくださいました。

市場調査を踏まえてパナホームがご提案したのは、周辺に供給の多いワンルームマンションと一線を画す、広めの間取りの７階建。全戸にWi-Fi環境を完備するなど、先進の居住性能と上質な空間設計で将来的な競争力を重視したプランです。とくに外観とエントランスは、神戸の都心らしい洗練されたデザインにこだわりました。「大正解でしたね。道を歩く人が“きれいね”と見て行かれますし、見学に来られた方は入り口でもう半分入居を決めています」と、オーナーさまも入居者も大満足の、付加価値の高い仕上がりとなりました。

どっしりとした重厚感と洗練された都会的なイメージが調和するエントランス。風除室やロビーも白を基調にタイルとガラス素材を多用し、透明感のあるおしゃれな空間に仕上げました。

賃貸住宅はシングル・ディンクスのニーズが見込める広めの間取りをご提案。収納を充実し、ウォークインクローゼットやパントリーのほか、柱と壁の間を有効利用して“見せる収納”を設計。

オーナーさまは大手百貨店でオーディオ部門を担当され、クラシック専門の音楽ホールの建築や運営に携わられた経歴の持ち主です。音楽家の方々の「自由に演奏できる練習室がほしい」という声に耳を傾け、「彼らの理想郷をつくろう」と『メゾン ブランシュ』の最上階に本格的な防音・音響効果を備えたゲストルームを設けられました。

「誰もやっていないことをやるというのが、百貨店勤務で培った私のポリシー。つくるなら吸音板がむき出しになっているような防音室ではなく、ゲストを招けるリビング空間にしたかったんです。そこで、大阪のイシハラホールなどを手掛けた音響設計の専門家とパナホームのコラボでこの部屋を造ってもらいました。相当な荷重がかかりますから、マンションの最上階にここまでこだわった防音室があるのはとても珍しいと思いますよ。パナホームの建物が頑強だからできたんです」とオーナーさま。完成後は、親しい音楽家を招いて週一のペースで演奏会を催されているそうです。