住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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【目次】
ホームジムを取り入れた注文住宅を検討したいと思っている方もいるでしょう。ジムに通うのは時間もお金もかかりますが、自宅で好きな時にトレーニングできる環境は魅力的です。一方、維持費や床の補強など考慮する点もあります。
本記事ではホームジムの部屋に必要な広さや補強対策、間取り実例も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
体を鍛えるのが好きな場合、ホームジムを設置するとさまざまなメリットがあります。本章では、ホームジムのメリットを解説します。
ホームジムを設置すると、ジムに通う時間をトレーニングに充てることができ、ジムの営業時間を気にする必要もありません。すき間時間を利用してトレーニングを行うことで、時間を有効に活用できます。
ストレス発散が目的で体を動かすのにも関わらず、他人の視線や順番待ちでストレスを感じてしまう人もいるでしょう。ホームジムであれば、他人の視線や順番待ちのストレスから解放され、自分のペースでトレーニングが可能です。
人前で運動するのが苦手な方でも、ホームジムであれば思う存分トレーニングができます。
ホームジムでは、自分のトレーニングスタイルや目的に応じた最適な環境をつくれます。
設備や器具は自分に最適なものを選べるうえに、お気に入りの音楽を流してモチベーションを高めることも可能です。そのほか、特定のフィットネス機器や広々としたスペースを確保することで、完全にパーソナライズされたトレーニング環境も実現できます。大きな鏡を置けば、フォームを確認しながら運動できるのでおすすめです。
運動後の過ごし方は、人それぞれ異なります。すぐにシャワーを浴びたい方もいれば、プロテインドリンクを摂取したい方もいるでしょう。
ホームジムであれば、全てが自宅にそろっているため、自由に過ごせます。せっかくシャワーを浴びたのに家に帰る途中でまた汗をかいたり、寒さにふるえながら帰ったりすることなく、トレーニング後はゆっくりくつろぐことができます。そのほか、プロテインドリンクなどを持ち歩いたり、着替えなどを持っていったりする手間がないことも、嬉しいポイントです。
メリットの多いホームジムですが、デメリットもあります。代表的な4つを紹介しますので、しっかり把握しておきましょう。
新築の注文住宅にホームジムを設けた場合、多くの方はトレーニング器具を買いそろえる必要があるのではないでしょうか。
トレーニング器具には小さな器具から大きなマシンまであり、大きなマシンは高額です。そのため、ホームジムの建設費はもちろん、器具の購入費も考慮しておく必要があります。
また、トレーニング器具は定期的なメンテナンスが必要になります。たとえば清掃や潤滑油の塗布を怠ると、器具の寿命が短くなるのはもちろんのこと故障や事故のリスクも高まります。
定期的なメンテナンスは、安全性を維持し快適なトレーニング環境を長く維持するために必要です。メンテナンスには多少の時間と労力がかかる点も、デメリットといえるでしょう。
ホームジムを設置する際には、スペースの制約から置ける器具に限界があります。住まいの全体的な間取りの関係で、ホームジムが限られたスペースとなることは少なくありません。希望のトレーニングで必要な器具を、全て設置できなかったり、買い足しが難しかったりする場合があります。
コンパクトで多機能な器具を選んだり、可動式のトレーニングベンチや折りたたみ可能なランニングマシンなどを用意して、限られたスペースを有効に活用する工夫が必要です。ミラーウォールや収納ラックを設置すれば、より多くの器具を効率よく配置できます。
自分のトレーニングスタイルに合った器具を選び、空間を有効に活用しましょう。
ホームジムの場合、音や振動が気になってしまう可能性があります。器具によっては大きな音が出たり、ランニングやジャンプで床に負荷がかかったりします。
気にせずトレーニングができるように、専門家と相談して不安のないホームジムの設置をすることが大切です。
家庭内にホームジムを設置する際、小さな子どもがいる家庭では安全対策が重要です。重量物のジム器具が倒れると、大きな事故が発生するリスクがあります。また、器具が倒れなかったとしても、子どもが意図せず器具を操作する可能性もあるでしょう。専用の子どもガードや安全マットを設置したり、部屋に施錠してホームジムに入れないようにするなど、子どものけがを防ぐための対策を講じましょう。
ホームジムの部屋の広さは、6帖ほどを目安にするとよいでしょう。6帖程度の広さがあれば、220cmのバーベルとラックや、ランニングマシンなど、基本的なトレーニング器具を配置できます。
天井高は250cm程あると、背の高い機器やラックも設置できます。
6帖以下の場合、動きが制限されトレーニングの効果が半減する可能性があります。必要なトレーニング機器は人によって異なりますので、自分が揃えたい機器をもとに、安全で効果的にトレーニングできる広さを決めましょう。
トレーニングルームをつくる際の補強対策は、以下のとおりです。
ホームジムを自宅の中に1つの部屋として取り入れたい場合は、床への負担を考慮しなければなりません。
手軽にできる補強対策は、重量を分散させる合板を床に敷くことです。さらにその上に、滑り止めや防音・防振効果のあるラバーシートやゴムマットを敷きます。
ラバーシートなどを敷いておけば、万が一ダンベルなど器具を落としてしまったとしても、傷が防止できます。
また、トレーニングルームは2階ではなく、1階に設置を検討しましょう。1階であれば、トレーニング中の音が下の階に響く心配がありません。
ホームジムを快適に利用するには、以下5つのアイテムを準備します。
ホームジムでは運動時の体調変化に合わせて、適切な温度管理ができる環境が理想的です。エアコンを設置しておけば、運動中に体温が上昇しても安全に体を動かせます。また、エアコンを選ぶ際は、湿気を取り除くために除湿機能付きのエアコンにしましょう。湿度が低くなると運動のパフォーマンスが向上し、湿気による機器の劣化を抑えることができます。
そのほか、大きな全身鏡があると、トレーニングフォームの確認がしやすいといったメリットがあります。さらに、スピーカーを設置しお気に入りの音楽を流すことでモチベーションも向上するでしょう。
運動後に腰を掛けられるベンチもあると便利です。器具などが乱雑にならないよう、収納ラックを用意すればトレーニング用具を整理整頓ができます。ホームジムの収納は、スペースの有効活用にも役立ちます。
家族でトレーニングをできるようにと、フィットネスジムと同じマシンを置いたホームジムを取り入れました。安全性を考慮し1階にホームジムの設計をおこない、床は補強を施しています。またエアコンも設け、安心・快適にトレーニングが楽しめます。
詳しくはこちらをご覧ください。
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運動が趣味の方々にとって、自宅に自分専用のトレーニングルームがあることは魅力的でしょう。好きな時間に運動ができ、そのあとの過ごし方も自由自在です。一方、建設費やトレーニング機器の購入・維持コストや、間取りの工夫と床の補強が必要です。
安心して快適にトレーニングできるよう、ホームジムは専門家と相談しつつ適切に取り入れましょう。