住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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【目次】
ランドリールームは、自宅の洗濯作業を効率よくおこなうための専用空間です。
限られたスペースでも快適に使用できるように設計されており、インテリアとしても魅力的なランドリールームが増えています。
この記事では、ランドリールームのメリットや使いやすい間取り、収納アイデアなどを解説します。ランドリールーム設置にあたり、失敗しないためのポイントについても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ランドリールームとは、洗濯をするための専用スペースのことで、洗濯機や乾燥機、シンク、収納棚、アイロン台などが揃っています。洗濯物の仕分けやたたむ手間を効率的におこなえるため、人気がある間取りです。
ランドリールームと洗面所の大きな違いは、用途とスペースの使い方にあります。ランドリールームは洗濯物を中心とした家事スペースですが、洗面所は身だしなみを整えるスペースです。洗濯機が置かれることもありますが、メインの目的は洗濯ではありません。
ランドリールームは洗濯から収納まで効率よく作業できるスペースですが、サンルームは、自然光を最大限に取り入れ、洗濯物を効率よく乾かすことを目的としています。サンルームには、ガラス窓が多く配置され、日光を浴びながらリラックスできる空間としても利用できるのが特徴です。
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ランドリールームの最大のメリットは、洗濯の一連のプロセスを一箇所で完結できる点です。洗濯機や乾燥機、アイロン台を一箇所にまとめることで家事の効率が上がります。また収納方法を工夫することで、洗剤や柔軟剤、洗濯ネットなどの日用品をすっきりと整理できます。
一方で、ランドリールームのスペースを確保することで、他の部屋の広さが狭くなる可能性があります。また、通気性や防水対策を考えずに設計すると、カビやニオイの問題が発生することもあります。
ランドリールームを設置したとしても、収納が少なければ効率的な作業ができません。本章では、ランドリールームの収納アイデアを6つ紹介します。
ランドリールームを使いやすくするために、収納ボックスやケースを上手に活用しましょう。透明な収納ボックスを使うことで、中身が一目でわかり、必要なアイテムを簡単に見つけられます。特に、洗剤や柔軟剤、洗濯ネットなど、頻繁に使うアイテムは小分けにして透明なケースに入れることで取り出しやすくなります。
また、スタッキング可能な収納ボックスを選ぶと、限られたスペースを有効に活用できます。さらに、ラベルを付けて日用品を仕分けすると、物がすぐに見つかりやすくなります。
可動棚や壁面収納を活用すると、ランドリールームの収納力が向上します。可動棚は、収納するアイテムの大きさに合わせて高さを調整できるため、柔軟に対応できます。壁面収納にはフックやレールを取り付けて、ハンガーパイプを設置することで、洗濯物を一時的に吊るしておくことも可能です。
チェストやワゴンがランドリールームにあると便利です。チェストは、畳んだ洗濯物を分類して収納するのに最適で、それぞれの引き出しに衣類やタオルを整理できます。ワゴンは、移動して使用する洗濯用品の収納などにも便利でしょう。
ランドリールームにカウンターを設置すると、作業効率が向上します。カウンターは洗濯物を畳んだり、アイロンがけをする作業台として活用できたりします。高さは85〜90cmが理想的です。
カウンターの下に収納スペースを設けると、洗濯カゴや洗剤などを隠して収納できます。また、カウンター上部に可動棚を設置すると、さらに収納スペースが増え、洗濯用品もすぐに手に取れる位置におけます。カウンターの素材は、耐水性と耐久性が高いものを選ぶとよいでしょう。
ランドリールームの効率的な収納には、引き出しや収納棚を上手に活用することが重要です。引き出しには、洗剤や洗濯ネットなどの日常品を整理して収納することで、使いやすさが向上します。また収納棚には、タオルや衣類を畳んで綺麗に積み重ねて収納ができます。
特に、浅めの引き出しは小物の整理に役立ち、深めの引き出しは洗濯カゴやバケツの収納に最適です。さらに、収納棚には仕切りを追加することで、物の分類がしやすくなり、ランドリールーム全体がスッキリと整理されるでしょう。
ランドリールームの内装と収納は、カラーやデザインを統一することがポイントです。収納ボックスやケース、棚や引き出しなどの収納アイテムは、同じ色や素材で揃えると統一感が生まれます。また、壁紙や床材もインテリアスタイルに合わせて選ぶようにしましょう。そのほか、小物や雑貨も全体の雰囲気に合わせて選び、見た目にも統一感を出すことで、ランドリールームがよりおしゃれで使い勝手の良い空間に仕上がります。
ランドリールームを設けたのに、使い勝手が悪ければ後悔してしまうかもしれません。本章では、失敗しないランドリールームのつくり方を解説します。
ランドリールームは湿気がこもりやすいため、湿気対策と換気が重要です。湿気が蓄積するとカビやダニの発生リスクが高まるため、定期的な換気が欠かせません。窓を設けて自然換気を促進し、換気扇を設置することで室内の湿気を効果的に排出できます。
また、除湿機や乾燥機を利用することで、湿度をコントロールしやすくなります。そのほか湿気を吸収する珪藻土タイルや、消臭効果のある炭素材などを取り入れることで、より快適に洗濯ができるようになるでしょう。
洗濯機や物干しの配置ポイントは、使い勝手を大きく左右します。
たとえば、洗濯機と物干しの距離を短くすると、洗濯物の移動がスムーズになり家事効率が上がります。物干し場はできるだけ日当たりの良い場所に設置し、自然光と自然風で乾燥させるとよいでしょう。
折りたたみ式の物干しラックなどは、使わないときは簡単に収納ができ、スペースを有効に活用できるため、大きなスペースをとれない場合にもおすすめです。
ランドリールームは、浴室や洗面所と隣接するとよいでしょう。洗濯機や乾燥機を浴室や洗面所の近くに配置することで、使用後の衣類をすぐに洗濯や乾燥にかけやすくなるためです。また、家事動線が短くなるため作業効率が上がったり、水回りを一カ所にまとめることで、掃除もしやすくなったりします。
ランドリールームがあれば、洗濯作業の効率化を図れますが、より時間を短縮するためには、工夫が必要です。
ここからは、ランドリールームにあると便利なアイテムを紹介します。
ハンガーパイプや突っ張り棒があると、洗濯しやすい環境が整い、収納力も上がります。
ハンガーパイプは衣類を吊るすための基本的なアイテムで、使用後の衣類や乾燥中の洗濯物を一時的に保管するのに最適です。特に、可動式のものを選ぶと、使わないときには簡単に収納できます。
突っ張り棒は壁や棚の隙間を利用して設置でき、限られたスペースを有効に活用できます。たとえば、洗濯機の上や隣に突っ張り棒を設置すれば、洗濯物を干すスペースが確保できます。
収納ボックスと掃除用具を整理することで、常に清潔で整頓された状態を保つことができます。まず、収納ボックスにはラベルを付けて中身をわかりやすくし、必要なアイテムをすぐに見つけられるようにします。プラスチック製や布製の収納ボックスは軽量で扱いやすく、スタッキングもできるため便利です。
次に、掃除用具は壁面にフックを取り付けて吊るすと、省スペースで収納できます。掃除機やモップなど長物は、専用の収納ボックスに立てかけることで、倒れるのを防ぐとよいでしょう。
コンセントを適切な配置に設置すると、洗濯の作業効率や動線がつくりやすくなります。洗濯機や乾燥機は電力を多く消費するため、専用のコンセントを設けることが必要です。また、アイロンや掃除機などの家電を使うためにも、適切な位置にコンセントを配置しましょう。作業台やカウンター付近には、手元の高さにコンセントを設置すると便利です。そのほか延長コードや電源タップを上手に使うことで、必要な場所で作業がしやすくなります。
ランドリールームを家事専用の場所というだけでなく、おしゃれにしたい場合は収納アイデアに工夫を凝らすことが大切です。たとえば、ウッドやメタルラックを取り入れることで、インダストリアルな雰囲気を演出しつつ、機能的な収納が可能です。
透明なガラスジャーやデザイン性のあるバスケットを使うことで、収納アイテム自体がおしゃれなインテリアに変わります。また、壁面収納を利用してデザインタイルやボードを取り付け、おしゃれなアクセントを加えることも効果的です。
ここでは、使いやすく工夫されたランドリールームの間取り実例を2つ紹介します。
1階に水回りを配置し、洗面室と脱衣室に隣接したランドリールームがある住まいです。動線を効率化した間取りにしているため、移動が楽で家事もスムーズにおこなえます。電動で上下できる物干し竿も設置しているため、大変便利です。
両サイドの壁面に収納スペースを設けた、機能的に優れているランドリールームです。ゆったりとした雰囲気にしており、ホワイトでまとめた清潔感のある空間が特徴です。また、洗濯や収納がスムーズにできるよう、寝室のウォークインクローゼットからランドリールーム、洗面、浴室へと続く動線を確保しています。
両サイドの壁面に収納スペースを設けたランドリールームの建築実例を見る
使いやすいランドリールームの間取りを考える際には、適切な位置にコンセントを配置し、使い勝手の良い収納アイテムを設置する必要があります。折りたたみ式の作業台や引き出し型の収納を取り入れると、衣類の折りたたみやアイロンがけがスムーズにおこなえます。またランドリールームの収納方法には、棚やフックを活用して洗剤やランドリーバスケットを整理するとよいでしょう。ぜひ今回のアイデアや実例を参考に、使いやすいランドリールームを検討しましょう。
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