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外から視線を感じない家とは?プライバシーに配慮した間取りアイディアや工夫

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【目次】

せっかく注文住宅を建てるなら、外からの視線を気にせず安心して暮らしたいものです。本記事では、プライバシーの確保に配慮した住まいづくりについてご紹介します。

プライバシーを守るための基本設計

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プライバシーを守るための基本設計のポイントを解説していきます。

道路や隣家からの視線を避ける工夫

大通りや隣家が近い場合、視線を感じることなく生活するためには特別な工夫が必要です。まず隣家からの視線が直接届かないよう、高窓や斜め窓を設置します。高窓や斜め窓は、自然光を取り込みながらもプライバシーを守ることができます。またリビングや寝室などのプライベートエリアは、周囲からの視線が届きにくい場所に配置することが基本です。

洗濯物を見られずに干す場所の選び方

庭など外からダイレクトに見える場所では、洗濯物が他人に見られてしまうリスクがあります。そのため、洗濯物を干す場所は特別な工夫が必要です。
たとえばバルコニーに目隠しパネルを設置することや、高めのフェンスを利用して視線を遮断する方法があります。中庭を設けて、そこに洗濯物を干すのもよいでしょう。また、屋内にランドリールームを設置することも一つの解決策です。ランドリールームの壁面や天井に取り付けるタイプの物干しポールを利用することで、省スペースで視線を気にせずに洗濯物を干せます。

プライバシーとセキュリティを両立させる方法

プライバシーとセキュリティを両立させるには、視線を感じることなく生活するための目隠しフェンスや高窓を設置します。次に、セキュリティカメラやセンサーライトを窓の近くや屋外の死角になりやすい場所に配置します。特に夜間の安全性を高めることが重要です。夜間対策として自動照明を設置すると、家周辺の状況を常に確認できるようになります。さらにセキュリティシステムを導入することで、外部からの侵入に即座に対応できます。

将来の隣家の影響を考慮した設計の重要性

現在は視線を感じない場所であっても、将来的に隣家の増改築などで隣家からの視線が気になることがあります。将来の隣家からの視線にも対応できるような配置や設計ができるとよいでしょう。
たとえば建物の中央に中庭を設けることで、周囲の変化があっても外部からの視線を遮ることができ、採光と通風も確保ができます。また、高さの異なるフェンスや垣根を設置すれば、将来的な視線トラブルも予防できるでしょう。

適切な採光と通風の確保について

プライバシーを守りながら適切な採光と通風を確保することは、住まいの居住性を高めるために重要です。外から見える場所に大きな窓を設置するのは避けたいものの、室内が暗くなってしまうと居心地が悪くなります。そこで高窓や天窓を活用して、外部からの視線を遮りつつ自然光を取り入れる工夫が求められます。
また、風通しの良い空間をつくることも大切です。風の通り道を考慮した窓の配置や庭の植栽を適切に配置することで、外から見えるリスクを減らしつつ効果的な通風を確保できます。 

外からの視線を感じない家づくりの間取りアイデア

間取りの工夫により、プライバシーを保ちながら快適な住環境を実現できます。ここからは、外からの視線を感じない家づくりのアイデアを紹介します。

斜め配置で外部の視線をまともに受けない工夫

建物を斜めに配置することで、外部からの視線をまともに受けることが減り、プライバシーを守りやすくなります。
たとえばリビングや寝室などのプライベートスペースは、斜めに配置すると窓からの視線をコントロールしやすくなります。また庭やデッキなどの外部空間も斜め配置にすると、外から見えるリスクを抑えることが可能です。 

2階リビングで外部からの視線をカバー

外部からの視線を効果的にカバーしたいなら、2階リビングも有効です。1階リビングの場合、道路や歩道からの視線が気になることがあります。しかし2階にリビングを設けることで、プライバシーを保ちながら自然光を取り入れることが可能です。また高所からの風景を楽しむことができ、開放感も得られます。

吹き抜けや勾配天井で広さを演出

吹き抜けや勾配天井は、室内空間を広く感じさせるための有効な手段です。特に隣家からの視線が気になる場合でも、視線を感じることなく大空間を実現することができます。
吹き抜けを取り入れた場合、上下階が一体化し開放感あふれるリビングやダイニングが実現します。勾配天井であれば視覚的に高さを強調し、室内の広がりを感じさせることが可能です。

高さの異なる場所を設計して視線を遮る

視線を遮るために、高さの異なる場所を設計する方法も効果的です。外から見える場所にリビングや寝室を配置する際、高低差をつけることで視線をコントロールすることができるためです。たとえばテラスやバルコニーを地面から少し高く配置することで、通りや隣家からの視線を感じにくくすることができます。またダウンフロアリビングやスキップフロアを取り入れるなど室内の床を段違いにすることで、視線を感じることなく広々とした空間を演出できます。

中庭の効果的な配置方法

中庭は、住まいの中心にプライベートな空間をつくりだすための効果的な配置方法です。外からの視線を完全に遮ることができるため、安心してリラックスできるスペースを確保できます。
中庭を取り囲む形で各部屋を配置できるロの字型の間取りは、外部からの視線を気にせず各部屋の窓を開けておくことができます。また中庭があれば自然光と通風が取り込みやすくなるため、室内環境も大幅に改善されます。緑や水を取り入れたデザインにすることで、リフレッシュできる自然の景色を楽しむこともできるでしょう。

室内で完結するランドリールームの活用

外に洗濯物を干さなくても室内で完結するランドリールームは、プライバシーを守るために有効です。ランドリールームには除湿機や衣類乾燥機を設置して、効率よく洗濯物を乾燥させましょう。また適切な換気システムも導入すれば、湿度をコントロールし、カビや湿気のトラブルを防ぐことができます。
少し広めのランドリールームを設置すれば、アイロンがけやたたむスペースの確保もでき、家事効率を向上させられます。

外からの視線を感じない家の外観アイデア

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外部からの視線を防ぐためには、効果的な設計と素材の選択が重要です。ここからは、プライバシーを確保できる家の外観を解説します。

高窓や天窓の利用で自然光を取り込む

高窓や天窓は、自然光を取り入れつつ外部からの視線をシャットアウトする優れた方法です。外からの視線を遮るだけでなく、通風も良好になり快適な室内環境を維持することができます。一切視線を気にしないでいたい場合は天井につける天窓、デザインなども重視したい場合は、高窓を取り付けるとよいでしょう。

すりガラスで視線を遮りつつ明かりを取り入れる

すりガラスは、視線を遮りながらも明かりを取り入れるための方法です。視線を感じることなく自然光を室内に取り込みたい場所に最適です。すりガラスは透明ではないため、外部からの視線を遮断しプライバシーを守ることができます。
また光を通す効果があるため、室内は明るさを保つことが可能です。特に浴室やトイレ、キッチンなど、プライバシーが気になるスペースにすりガラスを採用することで、安心してリラックスした時間を過ごせます。さらにデザイン性のあるすりガラスを取り入れれば、インテリアのアクセントにもなるでしょう。

滑り出し窓など種類にこだわる

滑り出し窓は構造上、開けた際にも外からの視線を直に受けにくい特徴があります。視線を感じることが多い都市部や隣家が近接しているエリアでは、このような窓を採用することでプライバシーを高めることができます。
また縦滑り出し窓や横滑り出し窓など用途に合わせて選ぶことで、通風や防犯性能も向上させることが可能です。より外部の視線を遮りたい場合は窓フレームやシェードを組み合わせましょう。

高い位置からの視線を遮る深めの軒

高い位置からの視線が気になる場合は、深めの軒を設計に組み込みましょう。軒は外観デザインの一部として美しく機能しつつ、視線を遮断する役割も担います。また深めの軒は直射日光を軽減し、室内温度の管理にも寄与します。

フェンスや目隠し板で視線を物理的にカット

フェンスや目隠し板は、隣家からの視線を物理的に遮断する効果的な手段です。特に隣家との距離が近い場合や、庭やバルコニーなどの外部空間でのプライバシーが気になる場合に役立ちます。
フェンスや目隠し板を設置する場合は、デザインや素材にこだわることも大切です。家のイメージに合わせたフェンスや目隠し板を設置すれば、家との統一感も維持できます。たとえば木製のフェンスやラティスを用いると温かみのある雰囲気となり、石やコンクリートの目隠し板を使用すれば、より長持ちさせることが可能です。

植栽を使った自然な目隠しの方法

植栽を使った目隠しは、外から見える視線を自然に遮るための効果的な手段です。生垣や木々を適切に配置することで、人目を気にせずリラックスできる空間が生まれます。特に、視線を感じやすい場所には、高さのある植栽を選ぶと効果的です。たとえば常緑樹や背の高い植物を用いることで、一年中視線を遮る効果が持続します。

プライバシーを守る快適な家をつくろう

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プライバシーを守る快適な家をつくるためには、外から見えることを避ける設計や工夫が不可欠です。高窓や天窓、中庭などの設置は外からの視線を効果的に遮ります。そのほか洗濯物干し場やランドリールームの設置場所にも工夫しましょう。外から見えない工夫をすれば、プライバシーが守られた住み心地の良い家となるでしょう。 

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