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【建築実例5選】インナーガレージのある注文住宅の間取りを徹底解説

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【目次】

自宅に駐車スペースを確保する場合、敷地内にカーポートを設けるのが一般的ですが、建物と一体化したインナーガレージを設けることも可能です。 

この記事では、インナーガレージのメリット・デメリット、設計のポイントを間取り例とともに紹介します。ぜひ、家づくりの参考にしてみてください。

インナーガレージの基本情報

インナーガレージは、住宅内に組み込まれた駐車スペースのことですここでは、インナーガレージの基本について紹介します

インナーガレージのメリット

インナーガレージは、一般的に建物の1階に配置され、都市部の限られた敷地でも駐車スペースを確保できるのがメリットです。

インナーガレージによって、雨や気候に左右されず、車の乗り降りや荷物の出し入れが容易になります。愛車をインナーガレージ内に置けることから、防犯面でも優れています。さらに、ガレージスペースを趣味の部屋や収納スペースとして活用できるのもメリットです。 

インナーガレージのデメリット

一方で、インナーガレージには、デメリットも存在します。1階を駐車スペースとして使うので、その分居住空間が狭くなり、2階以上がメインの生活の場になりがちです。特に年齢を重ねると、階段の上り下りが必要な間取りに不便さを感じるかもしれません。

またガレージの近くの部屋では、音やニオイの問題を考慮する必要があり、適切な防音対策や換気システムが求められます。

インナーガレージに必要な広さ

インナーガレージに必要な広さは、駐車する車の種類や台数によって異なります。一般的に必要な広さは、下記のとおりです。

軽自動車

約3.5坪

幅2.3m×奥行5m

普通乗用車

約4.5坪

幅2.5m×奥行6m

普通乗用車2台

約10坪

幅5.5~6.5m×奥行6m

上記を参考にして、将来的に車を買い替えたり、台数を増やしたりする可能性を考慮して設計しましょう。また車いすを使用する方は、より広めのスペースの確保をおすすめします

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インナーガレージの設計ポイント

インナーガレージを設計する際には、複数のポイントを考慮することが重要です。インナーガレージの設計ポイントを紹介します。

車の動線を考えた間取り

使いやすいインナーガレージにするためには、車への動線をよく考える必要があります。特に、駐車する際のアプローチがスムーズであることが求められ、主要な通路や開口部との無理のない動線を確保しましょう。

また、車から荷物を持って家に入る際、雨風に影響されることのない、かつ無駄な動きが少ない間取りが理想です。

将来を見据えた計画

インナーガレージの設計において、将来を見据えた計画が重要です。ライフスタイルや家族構成が変わることを想定し、広いスペースを確保すると柔軟に対応できるでしょう。

たとえばインナーガレージの空間を、趣味のスペースに利用するかもしれません。設計する際には、さまざまなシナリオを念頭に置き、柔軟に対応できるような間取りを検討しましょう。 

防音対策とニオイ対策

インナーガレージを設ける際には、防音対策とニオイ対策にも気を配りましょう。ガレージ内からの音が隣接する居住空間に影響を与える可能性があるため、遮音材を用いたり、ガレージの壁や天井に防音処理を施したりすることが効果的です。
また、排気ガスやニオイ対策として、換気システムの導入も検討してみてください。

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坪数別のインナーガレージ間取り例

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インナーガレージを取り入れる際、坪数によって間取りの選択肢が大きく変わります。ここでは、坪数に合わせた間取り例を紹介します。

25坪の間取り例

25坪のインナーガレージ付き住宅の場合、車1台分のスペースと複数の居室を組み合わせたコンパクトな設計ができます。

一般的には、1階のガレージに隣接するかたちで水回りを集約することが多くなります。 2階にはLDKや寝室を設けることで、明るく開放感のある空間を実現できます。

30~35坪の間取り例

30~35坪となると、車1台分のガレージに加えて、リビング、ダイニング、複数の寝室を設けることが可能です。

30坪の間取りは特に、家族構成の変化に柔軟に対応できる設計ができます。居住性を高めるためには、動線の工夫や収納の配置を重点的に考えましょう。

40坪の間取り例

40坪のインナーガレージ付き住宅は、車2台分のガレージを設け、4LDKや5LDKの構成も視野に入れられます。

特に注目すべきは、1階または2階にリビングを大きく配置できる点です。ガレージから室内への動線を工夫することで移動がスムーズになり、暮らしがより豊かになるでしょう。

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【建築実例5選】インナーガレージの間取り紹介

インナーガレージの間取りの例として、建築実例をいくつか紹介します。

【55坪】2つのシャッターを設けテラスとつながるインナーガレージのある家

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シンプルながらも、堂々とした佇まいのビルトインガレージがある建築実例です。道路側、庭側の両方にシャッターを設けており、テラスともつながっているため、愛車のお手入れもすぐにできます。

【55坪】2つのシャッターを設けテラスとつながるインナーガレージのある家の建築実例を見る

【99坪】2台分のインナーガレージのある3階建て二世帯住宅

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1階に、二世帯共用で2台の車を並列で停められるビルトインガレージを計画しました。 構造の強さを活かして、ワイドな開口と空間を実現しています。

【99坪】2台分のインナーガレージのある3階建て二世帯住宅の建築実例を見る

【57坪】外観に統一感のあるシャッターゲート付きインナーガレージのある家

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「邸宅感」をテーマにした、堂々とした佇まいの外観が印象的な建築実例で、深い軒の水平ラインがシャープな印象を与えます。シャッターゲート付きのガレージは、街並みに映えるよう家の外壁と同じタイルを張り、全体に統一感をもたせました。

【57坪】外観に統一感のあるシャッターゲート付きインナーガレージのある家の建築実例を見る

【79坪】トレーニングルームにつながるガレージハウスのある平屋

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落ち着いた住宅地の一角に建つ、ゆとりのある平屋です。ビルトインガレージと一体化した邸宅感のある平屋の住まいで、ガレージ内は2台分の駐車スペースを確保しました。さらにビルトインガレージの続きになるように、トレーニングルームを設置しました。

【79坪】トレーニングルームにつながるガレージハウスのある平屋の建築実例を見る

【74坪】インナーガレージを設けた3階建の賃貸併用住宅

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素材の異なるタイルを張り分けており、水平ラインが重なった立体的なフォルムが、街並みの中で存在感を放ちます。自宅1階部分にはビルトインガレージを設置し、照明やインテリアにもこだわられています。賃貸住戸の玄関とは位置を分け、プライバシーに配慮しました。

【74坪】インナーガレージを設けた3階建の賃貸併用住宅の建築実例を見る

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インナーガレージの費用と注意点

インナーガレージを設計する際の費用や注意点は、具体的な計画を立てる上で重要な要素です。ここでは、費用と注意点について紹介します。

インナーガレージの費用感

インナーガレージの費用は、場所やサイズ、使用する材料によって大きく異なります。
一般的には、坪単価が50万~80万円程度で、1台用のインナーガレージ(約4~5坪)は約200万~400万円、2台用(約10坪)では約500万~800万円が相場です。

また、高品質な材料や特殊な設置条件がある場合、費用が増加することもあります。地域差や資材選定によっても変動するため、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。 

固定資産税と建築コストの考慮

インナーガレージを含む住宅を建てる際は、固定資産税と建築コストについての考慮が必要です。

インナーガレージは床面積に影響を与え、面積が増加することで固定資産税が上がる可能性があります。たとえばビルトインガレージの場合、床面積の5分の1までの広さであれば課税対象外となります。しかし、電動シャッターを設置するとその評価額が加算されることがありますので注意しましょう。

さらに建築コストについても再検討が必要です。インナーガレージの設計が全体の予算に与える影響を考慮し、バランスの取れたプランを検討することが求められます。 

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インナーガレージを取り入れて理想の家を建てよう

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インナーガレージの設計は、現代の住宅において重要な要素です。
メリットとしては、愛車を安全に保管できることや、生活空間と一体化したデザインが可能になることが挙げられます。しかし、デメリットや費用についても理解し、バランスを考慮しなければなりません。

本記事を参考に、ライフスタイルに合ったプランを立てましょう。

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