家づくりの全プロセスで
取り組む
資源循環

活動内容

当社は、家づくり全体の工程を通じて、資源を「使い捨てない」ための工夫を重ねています。新築施工現場で生じた副産物のうち、再利用可能なものは自社運営のECOセンターで用途ごとに分別し、再利用しています。一方、再利用が難しい副産物については、製造やリフォーム、解体の過程で発生するものとあわせて、廃棄物処理会社やリサイクル業者を通じて再資源化しています。
これらの取り組みにより、環境負荷の低減と持続可能な社会づくりに貢献しています。

家づくりにおける資源循環の考え方

家づくりのアプローチ→再生ペレット←副産物処理のアプローチ

調達工程

部材調達時には、リサイクルのしやすさを考慮し、取引先と連携しながら資源の循環利用を促進しています。

主な取り組み

  • 建築施工現場で使用する金属ハトメ付きブルーシートをレンタル方式に切り替えることで、使用後もリユース・リサイクル可能に
  • 端材を粉砕し、原材料として再利用したかわらを採用
  • 梱包材を使わずに輸送できる独自の治具を取引先と共同で開発し、梱包用段ボールの廃棄量を削減
ビオトープ
金属のハトメがあるため、混合廃棄物として処分していたブルーシートも、
現在のレンタルスキームなら床の養生材としてリサイクル可能

生産工程

当社の工場では、材料の無駄を最小限に抑えるため、徹底した工夫を重ねています。それでも生じる廃材については、有効活用し、新たな価値を生み出しています。

主な取り組み

  • 徹底した分別により、湖東・つくば両工場でゼロエミッション化を達成
  • 工場生産部材のプレカット(あらかじめ適切なサイズに加工しておいた部材)を活用することで、施工現場での省施工・省資源化を推進
  • 工場で発生する端材を活用して社員が企画・制作を手がけたノベルティ「技術のかけら」。制作工程の紹介資料とあわせてお客様へお渡ししています。
  • 廃棄物の埋め立て処理がゼロになること。ただし、廃棄物を燃やす際に発生する熱エネルギーを回収して利用する「サーマルリサイクル」後の残渣
    (ざんさ)を除く。

設計・建設工程

建設現場では、整理整頓を徹底することで不要な調達を抑えつつ、廃棄物の適正管理とリサイクルを促進しています。

主な取り組み

  • 新築施工現場での廃棄物削減(分別によるリサイクルと有価物化)
  • QRコードカウントシステムの導入による、廃棄物回収数量の精度向上と建設工程への迅速なフィードバック

買取再販事業

新築だけでなく、既存住宅の価値を向上させるストック住宅事業にも力を注いでいます。

主な取り組み

  • グループ間連携により、買取・リフォーム・再販・メンテナンスを一気通貫で対応
  • 既存住宅の性能を向上させ、快適で長く住み続けられる住環境へリフォーム。廃棄物削減と空き家問題の解消にも貢献
10t
一般的な木造住宅100~120㎡(30~40坪)の解体で発生する木材はおよそ10t
建て替えではなく改修することで、廃棄物の大幅な削減が可能に
※出典:建設副産物リサイクル広報推進会議『木造建築物の分別解体の手引き』

その他

本社オフィスや住宅見学会のイベントなど、さまざまな場面で資源循環を推進しています。

主な取り組み

  • 本社オフィスで古紙を回収し、トイレットペーパーとして再利用
  • 住宅見学会の来場者に、食品ロス削減を目的とした「フードロスお楽しみBOX」を提供。規格外品や過剰在庫品の食品を活用し、年間300kgの食品廃棄削減に貢献
  • 協業会社(株)パナホーム兵庫 にて、ペットボトルキャップを回収し、その売却益をNPO法人への寄付を通じて発展途上国のワクチン費用などに充てる活動を展開