住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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気軽なおつまみとおいしい一杯、
何より親しい友人や家族とのくつろいだおしゃべりが、一番のごちそう。
フランスで楽しまれるアペロの時間の魅力と簡単につくれるレシピを、
料理研究家の柳瀬久美子さんに教えていただきました。
「夕食の準備をする前に、ワインとおつまみで気軽なおしゃべり。これがアペロ、フランスでは日常的な習慣です」と、柳瀬久美子さん。
例えば友人と街でばったり会ったら「うちでアペロしない?」と気軽に誘います。おしゃべりを楽しむのが目的だから、おつまみはごく簡単。ポテトチップスやお皿に並べた缶詰だけということも多いそう。ちなみに、どんなに親しい友人宅でも、夕食の前には解散するのがアペロのルールとか。
「それでも、おしゃべり好きなフランス人たちのことだから、1〜2時間はお話が止まらないんですけれど」
今回ご紹介するレシピも、簡単なものばかり。パートナーや友人と分担して、楽しくささっと準備できます。
野菜や果物も盛り込めばヘルシーだし、最後にパスタでもゆでればわが家の夕食としても大満足。
台所に立つのは短時間ですみます。その分いつもよりゆっくりと、語らう時間を楽しみましょうか。
市販のピクルス瓶に、うずらのゆでたまごを漬け込むだけ。数日すれば、うずらのピクルスの出来上がりです。
生のラディッシュは、実も葉っぱも丸ごといただけます。彩りよく、歯応えよく、フィンガーフードとしても優秀です。
柳瀬さんがフランスで暮らしていた頃、アペロの定番だったそう。種抜きのドライプルーンにスモークサーモンを挟むだけ。果物の甘みがワインに合います。
ギリシャ料理のフムスを思わせるディップ。ベジタリアンにも喜ばれます。つくり方は下をご参考に。
オイルサーディンの缶を開け、少しだけオイルを捨てたら、プチトマトや玉ねぎ、オリーブなどを詰めて、トースターに。あたたまったら、パセリやディルなどのハーブをのせてどうぞ。
市販のクラッカーは、ディップを付けたりサーディンをのせたり。小腹の空いた時のよき相棒になります。
丸みのあるフルーツを料理の隙間に散らすと、大皿が華やぎます。その甘酸っぱさが白ワインやスパークリングワインにもぴったり。
さっと塩ゆでした温野菜をたっぷり盛り込んで、アペロの時間をヘルシーに。そのまま食べてもおいしいし、ディップを付けても絶品。
松の実の香ばしさが風味のアクセント。ゆでた野菜や、カリッと焼いたパンとともに。
●絹ごし豆腐 1丁(約300g) ●松の実 大さじ3 ●にんにく 1片
●マスタード 大さじ1 ●オリーブオイル 大さじ2 ●塩 適宜
①豆腐は水切りをする。松の実はローストしておく。にんにくはすり下ろす。
②すべての材料をフードプロセッサーにかける。
●東京都生まれ。都内の洋菓子店やレストランなどで勤務後、渡仏。フランスの家庭料理やお菓子を学ぶ。帰国後は、雑誌や広告のフードコーディネーターとして活躍する一方、自宅で料理・お菓子教室を主宰。『カスタムクレープ&ガレット』(朝日新聞出版)『もちプルレシピ』(PARCO出版)など著書多数● Instagram/@kumikette