住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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【目次】
フロアを3つに分ける3階建て住宅は近年人気の間取りのひとつです。敷地を立体的に活用することで、さまざまなライフスタイルが実現可能です。また、注文住宅を建てる際にはおしゃれさもこだわりたいところです。本記事では、3階建て住宅をおしゃれにするためのポイントや実例をご紹介します。
おしゃれさに直結する間取りの検討は重要です。3階建てならではのおしゃれにするポイントを見ていきましょう。
3階建ては階段部分が増えたり、隣家との兼ね合いで窓があまり付けられないことで壁面が多くなるという特徴があります。平屋や2階建てに比べて壁面のスペースを活用しやすいので、ニッチなどの奥行きの浅い収納をつくることが可能です。階段部分の壁面を全て収納にしてしまえば、階段スペースを本棚として利用するなど、見せる収納にも適した空間ができます。
3階建ては住宅密集地でも建てやすいといった特徴がありますが、反面、隣家との近さから採光に課題を抱えやすい傾向があります。日当たりを考慮して吹抜けをつくれば、3階から明るい光を差し込むことができ、室内の明るさを確保できます。また、縦の空間を有効活用して視界に広がりが作れるため、開放感があるおしゃれな空間になります。
吹き抜けにつきましては以下の記事にて詳しく紹介しておりますのでご覧ください。
後悔しない吹き抜けを作る、間取りの「成功ポイント」を紹介
1階を思い切ってインナーガレージにして、室内から愛車が見えるような間取りにするのもおすすめです。さらに外からも車が見えるような設計にすれば、車自体もエクステリアの一部になり、愛車が映える外観にもなります。
3階建てのガレージハウスにつきましては以下の記事にて詳しく紹介しておりますのでご覧ください。
3階建てビルトインガレージの間取りは?|メリット・デメリットも紹介
おしゃれな間取りに仕上げたとしても、暮らしやすい環境でなくてはいずれ不満が生じてしまうかもしれません。暮らしやすさを確保しながらおしゃれな作りにするためのコツも見ていきましょう。
3階建ては構造上、上下階の移動が欠かせません。階段を登ったり降りたりといった移動が最小限になるよう生活動線を考えた間取りにすることで、機能性高く快適に暮らせます。
例えば、洗濯機とバルコニーを同じフロアにまとめれば、濡れた洗濯物を持って階段を上らずに済みます。
三階建てはフロア同士の重なりが増えるため、上下階での音の影響にも注意が必要です。例えば、2階リビングの真下に寝室を作ってしまうと、生活時間帯のずれによって就寝しにくい可能性があります。
特に小さなお子様や高齢のご家族がいらっしゃる家庭では注目すべきポイントです。夜遅く帰宅する家族が他の家族を起こさないように、玄関のある1階にワークスペースを設けるなどの工夫をしましょう。
実際に3階建てでおしゃれな空間を実現された施工主様の事例を見ていきます。理想を叶えるヒントを見つけましょう。
長年、ご自宅で手芸教室を開かれてきた奥さまのご要望で1階を広々としたサロンにされた邸宅です。2階はLDKと奥さまの寝室、3階はご主人やお子さま達の寝室と、ゲストルームとして使えるセカンドリビングを設けました。
リビング上部に大きな吹抜けは、3階の窓やガラスブロック越しに光を取り入れることで伸びやかなで気持ちの良い空間に仕上がっています。壁の一部をタイル張りにすることで、上質感も演出しています。
ご子息の結婚を機に二世帯住宅を計画されたこちらの邸宅は、世帯ごとに玄関やフロアを分けた完全分離タイプの二世帯住宅です。親世帯の生活スペースは2階、子世帯スペースは3階となっています。また、1階は共用のビルトインガレージの他、ゲストルームとして使える和室とセカンドリビングを計画しました。
将来、親世帯のご夫妻が高齢になった時は生活の場を1階に移すことを想定され、ミニキッチンも設けられました。それぞれの暮らしを尊重しながらも、各フロアはエレベーターで行き来できるようになっています。
ダイナミックな吹抜けが開放感を高める3階建ての間取り
築50年ほどの木造住宅を思い切って建て替えた3階建て住宅です。家づくりのテーマは「早く帰りたくなるわが家」とし、団らんやくつろぎの時間を楽しむLDKは日当たりのいい2階にプランニングされました。ダイナミックな吹き抜けを採用されたことで明るく心地よいLDKを実現しています。
効率のいい水まわり動線や適材適所の収納など、共働きで忙しいYさまの家事の負担を軽減する工夫も満載です。ダイニングテーブルをキッチンと横並びにすることで、配膳や後片付けもスムーズにこなせるでしょう。
オーナー様が重視されたのは、通勤の便利さとお子さまの教育環境でした。1階に主寝室やバスルームなどの水まわりを配置され、2階全体を仕切りのないLDKとし、3階に子ども室を設けたプランです。2、3階を結ぶ吹抜けやシースルー階段がLDKを明るく演出し、団らんの気配を子ども部屋からも感じられます。
家族の楽しい時間が生まれるDKは道路からの視線が気にならず、くつろげる空間になりました。2つの吹抜けはお子さまたちのフロアである3階とつながり、家族の気配が緩やかに感じられる居心地の良い空間に仕上がっているでしょう。
都内の住宅地に新居を実現したこちらの住宅は、1階には玄関ホールやプライベートルーム、2階にはLDKと水まわり、そして3階は書斎やゲストルームなど多目的に使える空間にしています。
「友だちをたくさん呼べる、居心地の良い場所に」というご希望で、LDKは約23畳の広さを確保しました。東隣に7階建のマンションが建っていますが、家中どこにいても中庭からの光があふれる明るい室内にすることで、どのフロアからも中庭が見え、季節ごとに表情を変えるシンボルツリーが目に入ります。
自然を感じる心地いいくらしを楽しむ3階建てです。
3階建て住宅は、縦長な構造をどのように活かすかが重要なポイントです。暮らしやすさとおしゃれさを両立させるために、ハウスメーカーとよく相談して希望を整理していきましょう。理想を叶えるマイホームのために3階建てを検討されてはいかがでしょうか。