住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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【目次】
玄関はただの出入り口としてではなく家の顔ともいえる場所で、玄関の印象が家全体のイメージに大きく影響します。
本記事では、玄関の位置やサイズの決め方、人気の玄関アイデアを紹介します。
玄関は、配置や広さによって使い勝手が大きく変わります。しかし、具体的にどうしたらいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょう。
ここでは、玄関の広さや位置、玄関収納などの基本的な考え方について紹介します。
玄関の位置決めは、方角が重要です。南向きの玄関は採光しやすいので、明るく開放感のある印象になります。一方、夏場は強い日差しで非常に暑くなるデメリットもあります。北向きの玄関は日当たりが良くないのでやや暗い印象を与えるかもしれませんが、照明や反射材の工夫で落ち着いた雰囲気を演出できます。
玄関の広さは、来客の頻度や生活スタイルの考慮が必要です。来客が多い家庭や家族が多い場合は、スペースを広くとることでスムーズに、ストレスを感じることなく出入りできます。
玄関周辺の収納スペースは、靴だけでなく、コートや帽子、バッグなどのアクセサリー類、ベビーカーなどの大きなものも収納できるようにしておくと便利です。キャンプなどのアウトドアを趣味にしている場合は、玄関にアウトドア用品を収納するスペースを設けておくことで、外の汚れを室内に持ち込むこともなく使い勝手も良くなります。
また、土間を設けて悪天候時の泥や水分を落とせるようにしておけば、室内に汚れを持ち込むことなく清潔に保つことができます。土間は、さまざまな使い方ができるので、便利なユーティリティスペースとして活用できます。
ここでは、玄関の間取りを検討されている方に向けて、特に人気の高い玄関の間取り実例を詳しく紹介します。プランニングを進める際のアイデアとしてぜひ参考にしてください。
こちらのお宅は、ガラス張りで開放的な土間空間が印象的です。ご近所の方との歓談スペースや、小さな子どもの遊び場として活用されています。
室内でありながら土足のままのんびりと外を眺められることから、大人も子どもも楽しめるお気に入りの空間です。
こちらのお宅は、玄関から直接入れる位置に大きなエントランス収納を設けています。エントランス収納には靴はもちろん、レインコートやアウトドア用品にいたるまで、外で使用するものをすっきりと収納できます。
こちらのお宅の玄関は、土間部分をナチュラルな石張りにしつつ、木目調の扉や壁、タイルフロアをバランスよく配置してモダンな雰囲気に仕上げています。
ビルトインガレージにもなる玄関ホールからは、広々としたシューズインクロークに繋がっており、考え抜かれた動線も魅力です。
こちらの玄関は、無垢材のフロアと存在感のある梁に加えて、タイルやレンガなどの異素材を組み合わせることで、温もりが感じられるおしゃれな雰囲気を演出しています。
玄関ホールには、ゴルフバッグや三輪車なども収納できる大容量のシューズインクロークを設けています。
こちらの玄関は、外国のホテルをイメージした高級感あふれるインテリアが印象的です。広々とした玄関ホールと廊下は、ダークグレーのタイルを張った壁で統一してシックな雰囲気を演出しています。
こちらは玄関に吹き抜けを設けた事例です。吹き抜けの上部に採光窓を設けることで、いつも明るい雰囲気の玄関になっています。
玄関を吹き抜けにするメリットとデメリットは?吹き抜け玄関の事例も紹介
家族や友人との時間、趣味を存分に楽しめる住まいをテーマにしたこちらのお宅は、家の顔となる玄関ホールに広々とした空間を設けました。玄関を入ってすぐの壁面には伊藤若冲のモザイクタイル画を配置することで、インパクトのある空間に仕上げています。
さらにシューズクロークの扉を鏡張りにしたことで、モザイクタイルの壁面がより引き立ち、豪華な印象を与えます。
こちらのお宅の玄関ホールは、ゲストが快適に出入りできるよう広々としたスペースを確保しています。さらに、大容量のシューズインクロークや手洗いスペースを設け、実用性にも配慮しています。石張りの壁や間接照明が、洗練された雰囲気を感じさせます。
ここでは玄関の失敗例と対策を紹介します。プランニングの参考にしてください。
玄関が狭いと、来客時に混雑したり、圧迫感を感じさせてしまうかもしれません。
玄関の広さは、家族構成や来客頻度を考慮して、余裕を持った広さを確保しましょう。また小さな子どもがいたり、ご家族が高齢だったりする場合には、ベビーカーや車椅子での出入りも考慮しておきましょう。
他の間取りとの兼ね合いであまり玄関を広くできない場合は、玄関の他に勝手口を設けることで、一時的な混雑や大きな荷物を出し入れする際に役立ちます。
玄関では、靴だけでなくアウターや傘などの収納場所も必要です。十分な収納スペースがないと、玄関の周辺や居室にものが溢れてしまい、生活感が出る原因になります。
玄関の収納スペースは靴だけではなく、傘立てやコート、アウトドア用品などの収納を考慮した広さを確保しましょう。収納スペースを土間空間にするのもおすすめです。家の中に外で利用するものを持ち込まずに済むため、居室空間が汚れにくいなどのメリットがあります。
また、来客が多い家庭であれば、来客用のシューズボックスと家族の収納スペースを分けて用意するのもよいでしょう。来客時に家族の収納スペースを見られずにすむので、常に綺麗に保つ必要がなくなります。
玄関の目の前がリビングなどの居室空間になっていると、来客から家の中が見えてしまうかもしれません。また、玄関から洗面室や浴室などが見えると、来客時に使いにくくなります。
玄関から居室空間が見えないように、玄関と居室の間にドアを設けたり、直接見えない間取りにしたりしましょう。玄関から居室が見えなければ、玄関先で用事が済む宅配業者やちょっとした来客の際に部屋を片付ける必要がなくなります。
また、玄関とトイレの位置にも気をつけることで、玄関先での来客の際にトイレが丸見えになるリスクを避けられるでしょう。
玄関は、家の中で来客が最初に目にするスペースです。家の第一印象が決まる場所にもなるため、どのような印象を与えたいかも考慮して間取りを決めるとよいでしょう。
また、玄関は靴やさまざまなものを収納する空間でもあります。子どものベビーカーやアウトドア用品など、自分たちの家にはどのくらいの広さ・収納量が必要なのかを考えることも重要です。
デザイン性だけでなく快適性や使いやすさも考慮して、理想の玄関を考えましょう。