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住宅における常時換気の種類とは?重要性や3つのポイントを解説

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【目次】

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住む人の健康を維持し、住宅を湿気や汚れた空気から守るためにも、換気はとても重要です。そのため、住宅には常時換気システムが設置されており、機械の有無や取り付け位置によって4種類に分類されています。

そこで本記事では、住宅を常に換気できるシステムの種類と、換気の重要性をお伝えします。また、常時換気を正しく行う3つのポイントも併せて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

常時換気とは

常時換気は、24時間換気とも言われており、住宅内と屋外の空気を入れ替え、きれいな空気環境を維持する設備を指します。 常時換気の方法には、機械を用いて給排気を行う「機械換気」と、自然の力を利用する「パッシブ換気」の2つが存在します。 もともと、日本の住宅は気密性の低いものでしたが、暑さや寒さなどに対応できるよう、気密性が上がっていきました。 そこへ、化学物質を含む資材の使用も相まって、換気性能の不十分さが問題化したため、常時換気システムが導入されるようになったのです。

自然換気

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建物の構造や空気の性質を利用した換気の方法を「自然換気」と呼びます。 自然換気とは、機械や動力を使わず、建物の構造を利用して室内を換気する仕組みのことです。 ここでは、自然換気について「風力換気」と「温度差換気」を解説していきます。

風力換気

風力換気は、風の圧力が高い方から低い方へ流れるという空気の性質を利用し、室内を換気する方法です。 風速が速いほど換気量が増加するため、建物の構造や周辺の気候の特徴を把握した上で、施工計画を立てることが重要となります。 また、風が吹いているときに風下側の上部の窓を開けると、室温の層を乱さずに熱を排出できるため、効率よく換気することが可能です。

温度差換気

温度差換気は、空気の温度差による密度の違いを利用して換気をする方法です。 例えば、夏場に冷房を使用すると、室内の温度が外の気温よりも低くなります。すると、温かい外気が上のほうから室内に入り込み、室内の空気が下のほうから外に押し出されるという仕組みです。

反対に、暖房によって室内の温度が外の気温より高くなる冬は、外気が下部から室内に入り、室内の空気が上部から押し出されます。 温度差換気では、風がないときにすべての窓を開けると、室温の層を乱すことなく効率良く換気ができます。

機械換気

機械換気は、その名のとおり、機械によって空気を強制的に吸排気し、室内を換気する方法です。 ここでは、機械換気の3つの方式について、詳しく解説していきます。

第一種機械換気方式

第一種機械換気方式は、給気口と排気口の両方にファンなどの機械を設置し、強制換気する仕組みです。 戸建てや集合住宅のみならず、オフィスビルでも使用されています。

室内と屋外の気圧がほぼ同じとなるため、トラブルの危険性が少ない点や、空気の流れを制御しやすく、狙い通りの換気ができるのが特徴です。 効率よく計画的に換気が可能な方法ですが、一方で機械が2つ必要になることから、コストがかかります。

第二種機械換気方式

第二種機械換気方式は、給気を機械で行い、排気は排気口や隙間などから自然に行う仕組みです。 給気口のファンが室内に空気を強制的に取り込み、押し出される形で空気が排気口から出て行くことから、部屋の気圧が外気より高くなります。 また、常時清潔な空気を取り入れられるため、手術室や食品工場などのシーンでも多く使用されています。

ただし、湿気や汚れた空気が屋根裏や壁に入り込み、空気が冷えると結露を起こす可能性が高く、特に寒冷地の木造住宅ではほぼ使われない方式です。

第三種機械換気方式

第三種機械換気方式は、給気を給気口や隙間から自然に行い、排気は機械で強制的に行う仕組みです。 導入コストや電気代が安く、3つの換気方法の中でもっとも普及しています。 第二種機械換気方式と反対に、室内の気圧が低くなるため、ほかの部屋などに汚れた外気が漏れにくく、個室で空気がこもりやすい部屋の換気に対して特に有効です。

トイレや洗面所の排気口から汚れた空気を強制的に排気し、廊下などから新鮮な空気を流入させ、住宅全体の換気ができるように計画的に設置されます。

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自然の力を活用したパッシブ換気

機械換気のほかにも、ファンを使わずに自然の力を活用して換気を行う「パッシブ換気」という方法があります。 まずは、外気を床下から自然に給気し、床下暖房で温めます。すると、温められた空気は上昇し、冷たい空気は下降します。 この動きを利用し、汚れた空気を屋根に取り付けた排気口から排気することで、換気する仕組みとなっているのです。

なお、先述の自然換気と区別するため「計画的自然換気」と呼ばれることもあります。

常時換気の重要性

ここでは、住宅にはなぜ常時換気が必要なのか、さらに住宅における換気システム設置に関する法律について解説していきます。

それぞれの部屋の必要換気量を満たす

清潔な環境で健康に生活するためには、各部屋で1時間に室内を0.5回換気し、必要な換気量を満たすことが重要です。 具体的な必要換気量は、後述する建築基準法により定められています。 室内の空気は、感じ取れる生活臭や湿気のみならず、室内塵や化学物質などのホコリでいつの間にか汚れています。

換気が不足すると、シックハウス症候群や、アレルギーを発症するリスクが高まります。 ただし、キッチンやトイレなどの局所的な換気扇による換気や、窓からの一時的な自然換気だけでは家全体の換気が難しいため、常に換気が必要なのです。

建築基準法にある換気のルールを満たす

家に使用されていた揮発性の有機化合物によるシックハウス症候群が問題となり、2003年の建築基準法では、換気に関する基準が改正されました。 建築基準法では、すべての部屋に設置された換気設備の申請書には、換気する回数を記載することを義務づけています。

また、1日中換気ができるシステムの設置も義務化されており、1時間当たりに家の容積の0.5回分の空気を交換できるシステムの設置が必要となりました。

常時換気を正しく行うための3つのポイント

ここからは、常時換気を正しく行うために重要な3つのポイントについて解説していきます。

空気の出入口を把握

換気の原則は「常に空気の出入り口を明確にすること」です。 家を建てる際は、空気を入れ替えるための設計がされますが、計画通りに空気の入れ替えが可能かどうかは、住宅の隙間の数や大きさなどによって異なります。 例えば、隙間の多い住宅は、さまざまな箇所から風が入ってしまい、気密性が低くなるでしょう。

また、気密性が低い住宅は、排気口から排出される空気が限られ空気の停滞が起こるため、給気口からの給気ができなくなる場合もあります。 常時換気を正常に実施するためには、空気の出入口を把握するようにしましょう。

24時間365日換気をする

常時換気では、24時間365日常に稼働させておくことが重要です。 そのため、就寝中や外出中で人がいないときでも、電源は切らないようにしましょう。 常時換気を止めてしまうと、新鮮な空気を取り入れたり、汚れた空気を排出できなくなったりします。 なお、常に電源を入れておかなければならないことから、設備を選ぶ際は稼働中の音の大きさや、毎月の電気代も比べて決めると良いでしょう。

常時換気が上手くできているか確認

設置した換気設備が正常に稼働し、換気が上手にできているか確認してもらうことも大切です。 設計上では換気をする量を達成していたとしても、常時換気が正しく行われているかは測定してみなければ分かりません。 ダクトのつぶれや曲がりなどで空気の流れが悪くなったり、ダクトが外れて換気ができなくなったりしているケースがあります。

そのため、住宅を引き渡す前には、換気の計測をしてもらい、測定報告書を出してもらうなど、数値で確認することがおすすめです。

まとめ

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住宅における常時換気には、風や温度差を利用した自然換気と、機械によって吸排気を行う機械換気の2種類があります。 機械換気には、第一種機械換気から第三種機械換気までの3つの方式があり、設置環境に合ったものを選ぶ必要があります。 また、常時換気は建築基準法で設置が義務づけられており、24時間正しく換気を行うことが、シックハウス症候群やアレルギーの発症を防ぐためにも重要です。

パナソニック ホームズでは、このような換気に関するお悩みにも対応しています。 換気設備の選び方や設置に関して不安のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。 快適で健康的な住まいを実現できるよう、専門スタッフが最適な換気計画と設備選びを丁寧にサポートいたします。

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