D&I推進の取り組み
パナソニック ホームズでは、「女性活躍推進」「両立支援」「意識改革」を中心に、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進の取り組みを進めています。
女性活躍推進
パナソニック ホームズは、住宅という器だけでなく、お客さまのニーズに沿ったより良い暮らしをお届けする会社です。「生活者」としての目線や経験、様々な感性を活かしたくらしの提案には、より多くの女性社員の視点も活かされるべきであると考え、女性の活躍推進に取り組んでいます。
キャリアストレッチセミナー
PLTグループでは、責任者育成の取り組みとして「キャリアストレッチセミナー」を開催しています。自身のキャリアについて考え、責任者層へ向けてのマインドアップを醸成する機会を提供しています。
住宅メーカー女性交流会
同業他社合同で女性営業/技術交流会を開催。
キャリア形成や仕事と子育ての両立に関する体験談が共有され、参加者同士の情報交換がありました。この取り組みを通じて、業界全体での連携を深め、より良い働き方の実現に向けた一歩を踏み出しています。
活躍する女性社員の声
営業所 所長
渡邉 恵子さん
全員が楽しいと感じる職場環境づくりに努めています
入社以来、複数拠点での営業職を経て、2021年に調布営業所長に就任しました。お世話になった上司のモットーを受け継ぎ、メンバー全員が楽しいと感じる職場環境づくりに努めています。
周りの助けを借りることで、仕事を楽しめるように
もちろん仕事に悩みや不安はつきものですが、そんな時頼りになるのが一緒に働く仲間の存在です。私自身、東京地区で女性初の所長を任されると聞いた時は不安でいっぱいでしたが、所長だからといって一人で全てこなす必要はなく、周りの助けを借りていいんだと気がついてからは、これまで以上に仕事が楽しく感じるようになりました。
仕事と育児の両立に不安を抱くメンバーをサポートしたい
特に成果が数字に表れる営業の仕事では、達成した時の喜びを周りと分かち合うことができ、それがやりがいにつながります。ですから、仕事と育児の両立に不安を抱くメンバーに対しても、その不安に寄り添い、諦めるのではなく成長の機会に変えるサポートをしていきたいと思います。
インテリアコーディネーター
河野 伊希さん
設計職を経てインテリアコーディネーター職として働いています
設計職として入社し、インテリアコーディネーター職に異動しました。育休・産休後の復職のタイミングで、同職種のまま働き続けられるよう配慮してもらえたのはありがたいことでした。上司や同僚の理解を得て、現在はリーダーの仕事と二人の子育てを両立できています。
仕事と子育てを両立するため、段取りやタスク管理能力を向上させました
子どもが小さい頃は、体調が悪くなった場合を考え事前に段取りをしておくなど綱渡りの日々もありましたが、その分タスク管理能力は培われたと思います。
キャリアと家庭、どちらかを選ぶ必要はありません
キャリアと家庭、どちらかを選ぶ必要はなく、その時々の自分自身の気持ちに正直になることで、ワークバランスを保っています。
データで見る女性の活躍
両立支援
仕事と育児の両立を目指す社員、介護に従事する社員に対し、男女問わず働き続けられる環境、能力を活かせる機会をつくり、キャリアアップが図れるよう、様々な取り組み・制度を通じて応援しています。
主な取り組み
- 「育児支援ハンドブック」「介護支援制度ハンドブック」を用いて社内外の制度への理解と活用を促進しています
男性の育児休業取得推進
お客様に「くらしの夢」をお届けする企業として、育児参画することは生活者視点や経験をお客様への提案により活かされると考えます。
お子様が産まれたすべての男性社員が、育児のために当たり前に休める風土づくりを目指し、お子様が1歳になるまでに1か月以上を推奨とし、連続5日以上の育児休業取得に取り組んでいます。
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設計 Sさん
第一子誕生時に3か月間の休業を取得
子どもの成長を一日も見逃したくないという気持ちが強く、妻と一緒に育児したいと長期の取得を上司に相談。上司の配慮のもと、担当物件も調整した上で、安心して休み事ができ育児に専念できました。上司やチームの皆さんには感謝しています。
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カスタマー Sさん
第一子誕生時に1週間、
弟二子誕生時に28日間の休業を取得
育児の現場を経験することで、妻の負担を軽減するために先読みと優先順位の重要性を実感しました。育児休業は奥様の想いを理解し、かけがえのない子どもの成長を見守る貴重な時間であるため、ぜひ取得してください。
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商品開発 Kさん
第一子誕生時に23日間の休業を取得
当時在籍していた部内で男性育児休業を取得している方がいたことや、上長の勧めもあり、取得を決めました。家庭でも職場でも、情報共有や協力、業務分担が重要ですね。持ちつ持たれつの精神で、私自身も可能な時は「僕がやりますよ」と最大限のフォローをしたいと思います。
おもな育児・介護に関する両立支援制度一覧
産前・産後 休暇
育児休業 制度 |
出産休暇・産後休暇 |
産前56日(多胎98日)産後56日(多胎70日) |
出生時育児休業(産後パパ育休) |
出生後8週間以内に4週間まで取得可能 |
育児休業 |
小学校就学直後の4月末日に達する日までの間で通算730日以内の期間(1日から取得可、20日まで有給可) |
育児休業 復帰 サポート プラン |
3か月以上休業した社員のスムーズな職場復帰のためのコミュニケーション機会 |
育児と仕事 の両立 |
短時間勤務 |
小学校卒業まで。(1H短縮、2H短縮、1H短縮フレックス、2H短縮フレックス) |
ファミリー サポート 休暇 |
子どもの看護や学校行事等での取得(年5日まで) |
時間外労働・休日労働の免除 |
小学校卒業まで(①1ヵ月24時間、1ヵ年150時間を超える時間外労働および深夜勤務の免除 ②時間外、深夜労働および休日労働(休日振替を除く)の免除) |
保育施設 費用補助 |
子一人につき実費の2分の1(上限2万円/月)の費用補助あり(満3歳到達直後の3月末まで) |
学童保育 施設利用 補助 |
学童保育利用金額の100%まで費用補助あり |
介護と仕事 の両立 |
介護休業 |
介護または看護を必要とする者1人につき通算365日以内(20日まで有給可) |
短時間勤務 |
要介護者1人につき通算して1096日以内の必要な期間(1H短縮、2H短縮、1H短縮フレックス、2H短縮フレックス) |
ファミリー サポート 休暇 |
要介護者1人につき年5日まで |
時間外 労働・ 休日労働の免除 |
① 1ヵ月24時間、1ヵ年150時間を超える時間外労働および深夜勤務の免除
② 時間外、深夜労働および休日労働(休日振替を除く)の免除 |
介護施設 利用補助 |
一親等内の家族が介護施設を利用し、従業員が費用を負担した場合、その費用を補助 |
介護 サービス 利用補助 |
一親等内の家族が介護サービスを利用し、従業員が費用を負担した場合、その費用を補助 |
データでみる育児と仕事の両立
※育児目的の年休取得も含め、育児参画のために休める風土づくりに取り組んでいます
その他働きやすさに関するデータについては、ESGデータ集(人事パフォーマンス編)をご覧ください。
意識改革
アンコンシャス・バイアス研修
PLTグループ合同で、自分や他者に対する偏見につながるアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)について学んでいます。
外部評価
厚生労働省 くるみん認定
次世代育成支援対策推進法に基づき、積極的に子育てを支援している企業として厚生労働大臣から認定(くるみん認定)されています。
第6回 大阪府 男女いきいき事業者 表彰「特別賞」受賞
2023年12月、当社は「女性の能力活用」「仕事と家庭・その他活動の両立」「働きやすい職場づくり」への取り組みが評価され、「第6回 大阪府 男女いきいき事業者表彰」において、大阪府知事より「特別賞」を受賞しました。