住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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イラスト / 小林マキ
「誰でも手軽に始められるのが、消しゴムはんこの魅力です」と、津久井智子さん。制作に広い場所を取らず、短時間でできます。手元の作業に集中するのは、気分転換にもなります。長く保管できるので、いくつもつくりためて楽しむ人も多いとか。
下絵を消しゴムに写して、彫っていく。少しぐらい下絵からはみ出しても、それが味になるから大丈夫。インクを付けてポンと押した時のうれしさ!いくつも連続して押してみると、楽しい絵柄が広がっていきます。
はんこが完成したら、いろいろなものに押してオリジナルグッズをつくりませんか。包装紙やポチ袋、ネームカードや便箋も素敵です。布用インクを使えばTシャツやバッグなども。好きなものを彫って、押して、自由に消しゴムはんこを楽しんでください。
ビギナーにもつくりやすい、ネコはんこです。
1色ならシンプルに、2〜3色を塗り分ければカラフルに。
刃物を使うので、小さなお子さまは大人と一緒にどうぞ。
ネコはんこの図案例
(左上から時計まわりに)●本番用の紙●試し押し用の紙●カッティングマット●スタンプインク(写真は指先にはめて使える水性顔料系インク)●彫刻刀(三角刀。線彫りをする場合に使用)●カッターナイフ(太刃と細刃)●シャープペンシル●トレーシングペーパー●消しゴム(消しゴムはんこ専用のハードタイプ)●練り消し
※材料は画材店や文具店、オンラインショップで購入可能。
図案にトレーシングペーパーを重ね、シャープペンシルで輪郭をなぞります。
消しゴムを洗って表面の粉を落とし、水気を拭いてからインクを塗ります。やわらかくした練り消しで余分なインクを拭き取ります。
消しゴムの表面に淡く色が付いたら、1のトレーシングペーパーの描いた面を、消しゴムに当て、爪でこすって転写します。
消しゴムをカッティングマットにのせます。太刃のカッターナイフで、切り出し線に沿って図案の周囲をカットします。
細刃のカッターで、写真のように周囲を面取りします。刃を斜め45度くらいに入れて、消しゴムをまわしながらカットしていくのがコツ。
刃を斜め45度くらいに傾けながら、図案の輪郭通りにカッターを入れて彫り進み、余分な部分をくり抜きます。
ハートの部分は、カッターの刃先を使います。まずしずく形をひとつくり抜き、すぐ隣に、もうひとつしずく形をくり抜くと、ハート形に。
彫り上がりました。
やわらかくした練り消しを、はんこの表面に押し付けます。こうすると細かい彫りカスやごみをきれいに取り去ることができます。
スタンプインクをむらなく付けます。写真は濃淡のインク2色を使って、グラデーションにしています。
試し押し用の紙を平らなところに置いて、はんこをぎゅっと押し付けます。彫り残しがないか確認してから、本番用の紙へ。
つくい・ともこ ●15歳から消しゴムはんこをつくり始める。ワークショップや商品デザイン、内装や壁画制作、イベントの企画、消しゴムはんこの受注制作など、消しゴムはんこを使ったさまざまな活動を行っている。著書に『津久井智子の消しゴムはんこ。アイデア帳』(主婦の友社)ほか多数。●WEB tsukuitomoko.com