住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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イラスト / 小林マキ
ひとりでも楽しいけれど、誰かと一緒につくるとさらに楽しい。それが型抜きクッキーです。
「大人はもちろんのこと、小さなお子さんでも、一緒にできる作業がたくさんあります。生地をこねたり、型で抜いたり、ジャムを挟んだり。抜き型とジャムを何種類か用意しておくと、バリエーションが増えていって面白いですよ」と、坂田阿希子さん。
ベースとなる抜き型は丸や花型など、なるべくシンプルな形で大きめのものを。一方、生地の真ん中を抜く型は小さめに。ポチッと抜いた窓から色とりどりのジャムがのぞいて、楽しげなアクセントになります。
焼き立てのクッキーの甘い香りに包まれながら、なごやかにデコレーションしていくひとときは、きっと、素敵な思い出となるでしょう。
大小の抜き型を組み合わせてつくる、ジャムサンドクッキー。
生地を十分に冷やした状態で焼くと、くっきりとした形に焼き上がります。
型抜きに時間がかかって生地がだれたら、オーブンに入れる前にいったん冷蔵庫へ。
●バター(無塩) 200g ●きび砂糖 160g ●薄力粉 400g ●卵黄 2個分 ●塩 ふたつまみ ●バニラオイル 少々 ●水 小さじ1 ●ジャム 150g(あんずやブルーベリーなど好みで) ●水 大さじ2 ●打ち粉(強力粉) 分量外
❶バターは室温に戻し、クリーム状になるまでゴムベラなどで練る。❷きび砂糖を2〜3回に分けながら加え、空気を含ませるようにふんわりと白っぽくなるまで泡立て器ですり混ぜる。❸卵黄を加えて混ぜ、塩、バニラオイル、水小さじ1を加えて混ぜる。❹ふるった薄力粉を加え、ゴムベラなどでさっくりと混ぜる(A)。ぼろぼろっとしてきたら、手で生地をまとめるようにし、ひとまとめにする。❺ラップに包んで冷蔵庫で2時間以上休ませる(B)。❻打ち粉を振った台に置き、扱いやすいように4等分にし、軽く練ってから5〜6mmの厚さに延ばす。❼好みの型で抜き、うち半数は中心も小さめの型で抜いて穴を開ける(C)。天板に並べる。❽170℃のオーブンで10〜15分焼く。焼けたらケーキクーラーなどに取り、粗熱を取る。❾ジャムと水大さじ2を鍋に入れ、15分ほど煮詰める(D)。穴の開いていないクッキーにジャムを塗り、穴の開いたクッキーを重ねる。途中でジャムが硬くなってきたら、水でゆるめてあたため直すとよい。
薄力粉は2〜3回に分けて。ゴムベラなどで生地のかたまりを切るように混ぜ、なじんできたら次の粉を加える。
生地が早く冷えるよう、平らに延ばしておく。半量ずつラップに包んでおくと、延ばしやすい。
打ち粉を振った台の上で生地を延ばす。型にも打ち粉を付けてから抜くと、生地が型にくっつきにくい。
水を加えたジャムは、鍋底にヘラで線が描けるぐらいのゆるさまで煮詰める。焦げ付かないように注意。
さかた・あきこ ●料理研究家のアシスタントを経て、フランス菓子店、フランス料理店で経験を積み独立。洋食を中心に幅広いジャンルの家庭料理や洋菓子を得意とする。『焼き菓子』(河出書房新社)他、料理に関する著書多数。「洋食 KUCHIBUE」とお菓子工房「BONJOUR KUCHIBUE」も営む。●インスタグラム @attocook68