住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
※掲載の竣工写真は2025年3月に撮影したものに、一部CG加工を加えています。
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外観
琉球王国から伝わる伝統工芸 首里道頓織を,
外壁タイルの面形状パターンと陰影によって表現し
現代のレジデンスデザインへ昇華。
沖縄の地層の色彩を表現する
グラデーションデザインを、
1階の共用部内部空間に採用。
共用部の各所に配した
首里花倉織をモチーフとした花ブロックで
美しく軽やかなリゾート感を表現。
建物全体で継承する琉球の品格を演出。
デザイナーが語る
「パークナード那覇美栄橋」の造詣。
琉球王国とのつながりが深い
「美栄橋」駅周辺エリア
琉球王国とのつながりが深い
「美栄橋」駅周辺エリア
外壁タイル
首里道頓織
ーまず、本計画の、立地の歴史的背景や、周辺環境の印象をお聞かせください。
富山氏:美栄橋駅周辺は、那覇の中心に位置し、歴史性もある場所にも関わらず今まで開発が進んでこなかったエリアで、地域の特色や色も特になかった場所です。土地の歴史や経緯をリサーチすると、首里や琉球王国とも関連が深い場所であることがわかりました。我々が以前手がけた「ホテル ストレータ 那覇」とともに、このエリアの持つ文化、歴史、自然を現実的な空間として体験できる計画にできないだろうかと考えました。
長沼氏:150年前までは、日本とは異なる国だった沖縄/琉球には、独自の文化と風土が醸成されていました。その痕跡が現代の街にもまだ残っています。そういった歴史や文化を継承しながら、本質的な沖縄らしさも取り入れ、シティリゾートのおおらかさを兼ね備えるデザインが必要だと思いました。
ー「沖縄らしさ」や、「この地の風土・歴史的文化」を表現している
素材やデザインについてお聞かせください。
ー「沖縄らしさ」や、「この地の風土・歴史的文化」を表現している素材やデザインについてお聞かせください。
富山氏:まず、建物の顔となる外観には、琉球王国時代から継承される伝統工芸の一つである、首里道頓織を外壁タイルの面形状パターンと陰影によって表現し、琉球の品格を全身で演出しています。また、その他の素材や塗装部分の色彩を「ホテル ストレータ 那覇」の近似色とすることにより、美栄橋エリア周辺景観の統一感の向上にも寄与します。
外壁タイル
首里道頓織
「ホテル ストレータ 那覇 1F」より
沖縄の地層の色彩を
表現したオブジェ
「ホテル ストレータ 那覇 1F」より
沖縄の地層の色彩を
表現したオブジェ
長沼氏:共用部では、珊瑚礁をベースとする琉球石灰岩やクチャ(泥)と呼ばれる泥岩層、赤土などで構成された沖縄本島南部の地層の色彩を、本質的な沖縄の風土を表す要素として、デザインに取り入れました。アプローチは、長虹堤跡でもある前面道路への景観に配慮しながら、1階の共用部内部空間までを地層の色彩を表現するようにグラデーショナルに変化しながら連続していくようなデザインを目指しました。また共用部の各所に首里花倉織をモチーフとした花ブロックを配して、美しく軽やかなリゾート感を表現しています。
富山氏:歴史を重ねて表される沖縄特有の素材や文化の表現にこだわることで、これから長い時間を暮らして頂く方々にとって飽きのこない、そして一生の住まいとして誇らしいレジデンスとなるようデザインしました。居住者様、そして街の人々にも永く愛される建物になれば幸いです。
建築デザイナー・一級建築士/富山 晃一
デザイン監修:
「ホテル ストレータ 那覇」など実績多数
「美栄橋」駅前のシンボル「ホテル ストレータ 那覇」を企画・設計・運営するUDS株式会社。この地の発展に寄与してきた実績に共鳴したパナソニック ホームズが今回、本物件のデザイン監修を依頼。本質的な沖縄らしさを取り入れながらも地域とのつながりが深まるレジデンスの創造を目指した。
建築デザイナー/長沼 杏奈
デザイン監修:
「ホテル アンテルーム 那覇」など実績多数
※掲載の竣工写真は2025年3月に撮影したものに、一部CG加工を加えています。