住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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【目次】
以前はシニア世代向けの印象が強かった平屋ですが、現在では若年層や子育て世代にも支持されています。最近は平屋にスキップフロアを設け、ワンフロアで生活しながらも個々の空間を大切にする特徴も見られます。
ここでは平屋にスキップフロアを採用するメリットや、活用方法を紹介します。スキップフロアを取り入れた平屋の実例も紹介していますので、検討の参考にしてください。
「平屋」とは、2階部分を持たない1階部分だけで作られた建物のことです。平屋は階段がないため家の中の移動で身体に負担をかけることが少なく、以前からシニア世代に人気の住宅です。
しかし現在では暮らし方や働き方の変化により、子育て世代などの若年層でも平屋の人気が高まっています。たとえば在宅ワークの普及により職場に行かなくても仕事ができるようになったため、都心を離れ、自然に恵まれた環境で静かに暮らしたいと考える人も多いのではないでしょうか。
平屋にスキップフロアを設けることで、ワンフロアならではの暮らしやすさはそのままに、多様なライフスタイルに対応できる可能性があります。
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平屋につきましては以下の記事にて詳しく紹介しておりますのでご覧ください。
平屋ならではのメリットとは?平屋のメリット7つを紹介
ここからは、平屋にスキップフロアを取り入れるメリットについて解説します。
【実例付き】平屋の新築一戸建て|気になるメリット・デメリットを紹介について詳しくはこちら
おしゃれな平屋を建てるための3つのポイントを紹介について詳しくはこちら
おしゃれな平屋の外観7選!実例をもとにコツを紹介について詳しくはこちら
平屋にスキップフロアを取り入れるメリットは、以下の2つがあります。
順番に見ていきましょう。
スキップフロアは2階建てのように完全に階が分かれるわけではなく、数段の階段などによって空間が区切れます。スキップフロアを設けると、役割が異なる空間をしっかりと生み出しながらも、一つひとつの空間がゆるやかにつながっている安心を感じられるでしょう。
平屋ならではの空間のつながりはそのまま感じられるのに、しっかりと仕事や趣味に集中しやすい環境ができるスキップフロアは、在宅ワークや子育てなどにも適しています。平屋に住む家族それぞれの、心地よい場所になっていくことが期待できます。
スキップフロアを取り入れると、横の広がりはそのままに、高さの違いで空間に変化をつけられるのがメリットです。例えばスキップフロア以外で自分の空間を作ろうとすると、間仕切りで空間を区切る必要があります。
スキップフロアは空間を間仕切ることなく、高さの変化で空間を区切ることができるため、こもり感が生まれ充実したひとり時間が過ごせます。
平屋ならではのメリットとは?平屋のメリット7つを紹介について詳しくはこちら
大きく2つのメリットが考えられる平屋のスキップフロアですが、デメリットも存在します。まずスキップフロアを設けると段差が生まれるため、バリアフリーとはなりません。段差がなく安心であるといった理由で平屋を選択する人にとっては、スキップフロアは日々の生活の妨げとなってしまうでしょう。
また音が反響しやすい点や、アップフロアの場合は室温管理が難しい点もデメリットとして挙げられます。温度管理では温度ムラが発生しにくい空調システムや全館空調を採用している会社を選ぶことで解決します。
「後悔しない・失敗しない」平屋新築をするための5つのポイントについて詳しくはこちら
「スキップフロア」とは?メリット・デメリットと活用法、後悔しないポイントを説明について詳しくはこちら
スキップフロアのメリットは?デメリットも紹介について詳しくはこちら
メリットやデメリットを理解した上で、実際に平屋にスキップフロアを取り入れるために、ぜひ以下の3つのコツを参考にしてください。
順番に見ていきましょう。
平屋にスキップフロアを取り入れる前に、スキップフロアをどのように活用していくかを具体的にイメージしましょう。ひとことでスキップフロアと言ってもデザインにより、以下のように様々な使い方ができます。
おしゃれだからと取り入れただけのスキップフロアは、やがて使われなくなり邪魔な段差になってしまう可能性もあります。具体的な活用方法をしっかりとイメージできれば長く使っていける空間であるため、家族で話し合い、どのように使うかを考えてからスキップフロアを検討してみてください。
スキップフロアを利用して、光の取り入れ方を工夫する使い方もあります。平屋は家の中心部にある部屋に光が届きにくい構造となっているため、スキップフロアをうまく利用すれば、家の中に光をうまく取り入れられるでしょう。
周囲の環境にもよりますが、例えば窓から取り入れた光をスキップフロアで受け、半階下の部屋へと送ってあげる方法があります。スキップフロアで受けた光は家の中を明るく照らしてくれるため、快適に過ごせます。
スキップフロアにすれば、小屋裏や床下などに比較的広い収納を設けやすくなるため、ほかの部分の収納を減らすことも可能です。減らした収納の分だけ、居室スペースを広く設けられるため、さらなる空間の活用になります。
生活していく中でどうしても物は増えていくため、収納は大切です。収納の配置はスキップフロアを設ける段階で考えておきたいポイントになります。
スキップフロアのメリット・注意点とは?間取り例も紹介について詳しくはこちら
実際に、平屋にスキップフロアを取り入れたらどのような変化が生まれるか、以下の2つの例を紹介します。
順番に見ていきましょう。
リビング部分を中二階のスキップフロアにした例です。スキップフロアを取り入れることで、床下部分に大容量の収納スペースが生まれました。
また、ダイニングと床の高さを変えることにより空間に仕切りが生まれ、食事はダイニングスペースで楽しみ、くつろぎの時間は中二階のリビングでゆったりと過ごすなど、平屋の中でもメリハリを持ち生活できる空間となりました。
上記の例とは逆に、リビング部分を一段低いダウンスタイルにしたスキップフロアの例です。ダウンスタイルにすることで生まれる適度なこもり感に、安心する人も多いのではないでしょうか。
秘密基地にも似たこもり感がありながらも、周囲はすべて見渡せるため、家族の気配を感じつつ、それぞれの時間が楽しめます。スキップフロアはアップスタイルもダウンスタイルもそれぞれの良さがあるため、平屋でスキップフロアを取り入れるコツを参考に、どのようにすれば自分たちが過ごしやすいかしっかりとイメージしてみてください。
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バリアフリーなどの安全面から平屋が求められていた以前と異なり、現代では若い人たちや子育て世代にも需要のある平屋は、おしゃれさや快適さも求められています。自然との一体感を感じられるワンフロアのメリットを活かしつつ、様々な用途で利用できるスキップフロアを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ロフトとスキップフロアはどちらも空間を有効活用するための設計手法ですが、その用途と特徴が異なります。 ロフトは、一部の天井を高くしてその上部に小さな空間を設ける設計です。
主に寝室や書斎、収納スペースとして利用されます。ロフトは、天井高が低いため、立って歩くことは難しいですが、空間を有効活用でき、開放感を出すことができます。
一方、スキップフロアは、一部分を半階分上げたり下げたりすることで、異なる高さの床面を持つ空間を作り出す設計です。
これにより、部屋ごとの区切りをつけずに、開放的な空間を作ることができます。
また、視線の変化や動線の工夫により、生活空間にリズムや変化をもたらすことができます。
したがって、ロフトは限られた空間を有効に活用するための設計であり、スキップフロアは空間の広がりと変化を楽しむための設計と言えます。
中二階とスキップフロアは、どちらも一部分が他のフロアと高さが異なるという共通点がありますが、その使い方や設計の意図に違いがあります。
中二階は、一般的に1階と2階の間に設けられる小さなスペースを指します。このスペースは、書斎や趣味の部屋、子供の遊び場などとして利用されることが多いです。
また、中二階は天井が高くなるため、開放感を出すために設けられることもあります。
一方、スキップフロアは、階段を上がらずに部屋を移動できるように設計されたフロアのことを指します。スキップフロアは、部屋と部屋の間に段差を設けることで、プライバシーを保ちつつも開放感を出すことができます。
また、スキップフロアは、部屋ごとに異なる高さを設けることで、視覚的なアクセントを加えることも可能です。
したがって、中二階とスキップフロアの最大の違いは、中二階が一部分のみを別の高さにするのに対して、スキップフロアは全体のフロアレイアウトを工夫する点にあります。
スキップフロアの欠点としては以下のような点が挙げられます。
これらの点を考慮して、自分のライフスタイルや家族構成に合った住まいを選ぶことが大切です。
ダウンフロアとスキップフロアは、両者ともに住宅の間取りの一種ですが、その特徴と利用方法は異なります。 ダウンフロアは、一部の床面を他の部分よりも低く設計したものを指します。
これにより、部屋全体の天井高を確保しつつ、一部分だけを高くすることが可能となります。
また、段差を利用して空間に変化をつけることで、視覚的に広く感じさせる効果もあります。
一方、スキップフロアは、全体を一定の高さで設計するのではなく、部屋ごとに少しずつ高さを変えて設計するものを指します。
これにより、各部屋が独立した空間として存在しつつも、視線や会話などでつながりを持つことができます。
また、スキップフロアは、天井高を変えることで部屋の雰囲気を変えることも可能です。 これらの違いを理解した上で、自分のライフスタイルや好みに合わせて選ぶことが大切です。