住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
公開日:2024/11/29
長く暮らせる&価値を
維持して住み継げる
住まいの「品質」を守る取り組み
もくじ
長く暮らせる&
住み継げるように、
高品質の住まいをお届けする
パナソニック ホームズでは、商品開発から設計・施工・お引き渡し後のサポートに至るまで、住まいの品質向上を目指す取り組みを行っています。
その理由の一つは、長く安心して暮らしていただくため。多くの人にとって人生で最も高い買い物だからこそ、耐久性や快適性などを追求し、数十年経っても安心して毎日を送れる住まいをつくることを第一に考えています。もう一つは、住まいの資産価値を守り続けるため。ライフスタイルが変化して次世代へ住み継ぐことになっても、資産価値を維持しておくことができれば、再販もスムーズに進みます。近年、様々な社会背景から中古住宅の買取再販市場は活発化しており、この視点での住まいづくりも非常に重要といえます。
さらに、建物の再販による中古住宅市場の活性化が進めば「家を手放す=壊す」ということがなくなり、資源の循環につながり環境問題にも貢献できます。新築住宅を建てる時から、未来のことを考えて「高品質の住まい」をお届けすること。これはハウスメーカーとしての使命です。
パナソニック ホームズの
既存住宅を買い取り、
リフォームで
生まれ変わらせ、再販売が実現した住まい
Think SDGs vol.5
空き家解消とカーボンニュートラル達成にも
寄与する、既存住宅の「買取再販」拡大を目指す。
私たちは住まいを提供するにあたり、商品開発の段階から様々な工夫を行っていますが、お届けする一棟一棟の品質に責任を持つためにも、最後は“人”が関わり「検査員による工程検査」「スタッフによる定期メンテナンス・住宅履歴の保管」につとめています。今回のコラムでは、人を介した住まいの品質向上・維持の取り組みを工程検査の主な流れと共にご紹介いたします。
住まいの施工品質を守り抜く、
検査員による工程検査
パナソニック ホームズでは全国で年間3,000棟以上の戸建住宅を建設しており、様々な協力会社さまとともに住まいをご提供しています。どの地域で建てていただいたとしても、パナソニック ホームズとしての品質を満たした安心・安全な住まいをお届けする責任があります。
そのため当社では統一した「品質基準」を設け、その基準が守られているかどうかを検査員の目で確認する「工程検査」を実施しています。検査員は、工務店の方や現場監督と連携しながら、建設の各工程ごとに守るべき基準を細かくチェック。検査基準である「施工マニュアル」に基づき、公平・中立・客観的な立場から検査を進めます。
施工の各段階で、現地確認を実施
全6回の検査を1つずつクリアし、
住まいは引き渡されます
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基礎配筋検査
建物の基礎の鉄筋が建築図面の仕様通りに正しい寸法・数量で配置されているか・固定は問題ないかなどを検査します。この工程を経て、次工程に。
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基礎完成検査
基礎コンクリートにひび割れや空洞がないか、床下防湿・防蟻処理に問題がないかなど、建物の基礎に関わる部分を最終チェックします。
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シェルター検査
(躯体工事検査)建物の躯体部分について、接合部のボルトの緩みがないか、床は水平になっているか、屋根や外壁などの施工に大きな段差がないかなどを確認します。
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外部工事検査
外壁・軒裏の仕上がりや防水処理、施工手順は守られているかどうかなどを確認。外壁の目地幅やひび割れなど細かな部分まで目視チェックを行います。
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内部工事検査
建具や造作工事に不具合がないか、床・壁・天井など内装の仕上がりを細かく確認。見栄えに直結する箇所なので丁寧な検査が求められます。
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建物・外構 竣工検査
お引き渡し前の最終検査として、法令・安全性・品質面から建物内外を確認。わずかでも不具合があれば、お引き渡しを延期し是正工事を行います。
検査項目は、
各工程でそれぞれ30か所前後
最終の竣工検査では
118か所もの
徹底確認を行います
住まいの品質を見極める
検査員の育成、教育
パナソニックホームの建物検査を担当する検査員は、6か月間にわたる講習を受講・独自の資格審査を受ける必要があります。そんな登録検査員が第三者の目で施工品質を厳しくチェックすることで、住まいの品質が守られているのです。
また、法令遵守が求められる検査員は、最新の知識へのアップデートも欠かせません。3年ごとに更新研修の受講と試験を実施し、常に最新の住宅知識と検査員としての力量を備えた人材を配置しています。
資産として住まいの価値を
維持する、ストック住宅への対応
最近では、ライフスタイルや家族構成の変化に合わせて家を住み替える方も多いため、建てた後も価値を落とさない「資産として認められる住まいづくり」という視点も重要です。パナソニック ホームズでは、「スムストック認定」「長期優良住宅認定」など、住宅の買取再販時に評価される外部基準に対応した住まいをつくることが可能です。
スムストックとは?
当社を含む大手ハウスメーカー10社が連携して始まった、優良なストック住宅流通のための取り組み。
高品質な住宅を、共通基準となる適切なメンテナンスと管理を通じて長期的に維持し、適正な価格で既存住宅として流通させるビジネスモデルであり、当社の商品はこの基準に対応しています。
【参考】 優良ストック住宅推進協議会/スムストックとは
メリット
- 躯体(スケルトン)と内装・設備(インフィル)に分けた査定方式で建物の価値を正しく評価※します。
- 「スムストック販売士」の資格を持つ者が査定し、売買を仲介。納得度の高い価格でお取引きをサポートします。
※構造躯体(スケルトン)と内装・設備(インフィル)では耐用年数が異なります。それらをひとまとめにして20年償却で評価する現在主流の査定とは違い、別々に分けて、それぞれの償却期間に応じて適正に建物価格を評価します。
長期優良住宅とは?
長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた住宅を、行政へ申請・認定を受ける仕組み。災害への備えや省エネ性、居住環境などの共通基準を満たしているかなどが確認されます。
認定を受けると買取再販時の信頼性だけでなく、税金などでの優遇も受けることができます。
【参考】 国土交通省/長期優良住宅のページ
メリット
- 住宅ローン控除の控除額や、固定資産税をはじめとした各種税の軽減、低金利の住宅ローンを利用できるなど費用面の利点があります。
ただし、これらの認定を受けるためには、
間取りや設備など、
建設時の基準を満たすだけでなく
住宅完成後も
定期メンテナンスや、
住宅履歴の作成が必要です
パナソニック ホームズは
「定期メンテナンス&住宅履歴」で
住まいの価値を守り続けます
定期メンテナンス
「スムストック認定」「長期優良住宅認定」には、それぞれ住宅完成後の定期メンテナンスに関しても基準があります。パナソニック ホームズでは、家を建てた時からメンテナンス計画を作成し、今後かかると予測される費用についても事前にご説明。定期的な点検と、メンテナンスのご提案をさせていただくことで、住まいの資産価値を守ります。
住宅履歴情報の蓄積・保管
上記の定期的なメンテナンスに加えて、その時の記録を正確に残しておく「住宅履歴」も、認定のためには必要です。パナソニック ホームズでは、新築時の情報から定期点検・設備メンテナンスの履歴などを「施主カルテ」として保管。買取再販の査定時、品質への確かな証としてご準備しています。