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住まいづくりの訪問体験記 住宅展示場 千里住宅公園編

50邸ものモデルハウスが集まる、住宅街のような展示場へ行ってきました。

協力:千里住宅公園(ABCハウジング運営) 訪問先:パナソニック ホームズ 千里住宅公園第2展示場

近畿圏最大の総合住宅展示場へ

夏の日差しが降り注ぐ、よく晴れた日曜日。
「マイホームを建てよう!」と張り切るパパを筆頭に、私と娘の3人が向かったのは、大阪の万博記念公園近くにある総合住宅展示場、千里住宅公園。

ここは近畿圏最大の総合住宅展示場なんだとか。なんと、あの甲子園球場とほぼ同じ面積があるらしい。

真っ赤な壁が目を引くゲート。ちょっとしたテーマパークのよう。

駐車場に車を止めて、2つあるゲートのひとつから、いざ、入場!
まずは、駐車券をもらうために、メインハウスを目指します。

まずは駐車券の無料手続きのために
敷地内の案内所「メインハウス」へ。

広い敷地を歩き出すと、おしゃれなモデルハウスがずらりと並んでいて、まるでちょっとした街に迷い込んだような気分。
娘もテーマパークに来たみたいだって、大はしゃぎ。
ぐずられたらどうしようって心配してたけど、どうやらひと安心。
お願いだから、迷子にだけはならないでね。

敷地に入って一歩踏み出せばこんな感じ。
住宅街をお散歩するような感覚!

メインハウスにはレストランも

「もしよろしければ、アンケートにご記入ください」
出迎えてくれたのは、やさしい笑顔の女性スタッフの方。
「本日のイベントのご説明をさせていただきますね」
アンケートを記入しながら、話に耳を傾けます。

敷地内のイベントハウスでは、ほとんど毎週末、キャラクターショーからグルメ博覧会まで、何かしら催し物が開催されているんだって。
アンケートに答えたら記念品のお土産までもらっちゃいました。なんだか本当にテーマパークに遊びに来たみたいで、本来の目的を忘れてしまいそう。私、家を見に来たんだよね(笑)。

アンケートに答えたら、
かわいいガラスボウルセットをゲット!
にこやかに案内をしてくれたお姉さん。
オトクな情報をいろいろ教えてくれました。

あ、メインハウスの中にレストランを発見! なるほど、ここでランチも食べられちゃうんだ。一日かけてゆっくり展示場内を見てまわることができるのね。
よし、お昼はあのボリューム満点のカツカレーにしようっと。

ちょっと、パパ、ノンアルコールビールを見つけちゃってうれしそうだけど、あとにして!

軽食から定食まで、意外にも豊富だった
レストランのメニュー。
揚げたてが乗ったカツカレーはパパも
大満足のボリューム!

大人も子どももうれしいイベントハウス

敷地のちょうど真ん中にあるイベントハウスには、キッズルームもあったりして、子どもを預けることもできるそう。小さな子どもがいる家族にはありがたいサービスよね。

キャラクターショーは午後からみたいなので、イベントハウスにはあとで寄ろうねと娘と約束。

それからモデルハウスを2軒以上見学して戻ってくると、プレゼントがもらえる抽選もできるらしい。よーし、そういうことなら最低でも2軒はまわらなくちゃ(笑)。
「じゃあ、たくさん見たいし、そろそろ見学に行きましょう」

外には遊具も。子どもも退屈しないで過ごせる仕掛けがあちこちにあるのが、
親としては助かる〜。

パナソニック ホームズのモデルハウスへ、おじゃまします!

勢いよく飛び出してまず向かったのは、パナソニック ホームズのモデルハウス。
さっきのメインハウスを出てすぐのところにあって、白いタイル貼りのスタイリッシュな外観がひときわ目立っていた。
玄関のひさしが大きく張り出していて、パルコニーが大きいのもカッコイイ!

三角屋根の「おうち」らしい佇まいながら、大きなひさしが個性的でステキ。

そして入口のウエルカムボードには『二世帯住宅』の文字。
そう。私たちは、お義父さん、お義母さんとの二世帯住宅を計画しているんです。

まずはリビングでアンケート

さあ、我が家のマイホーム計画、記念すべき第一歩!
おずおずと玄関をのぞくと、やさしそうな女性が迎えてくれました。
「どうぞ、スリッパを履いて、中へお入りください」
初めての訪問で緊張している私たちを笑顔で包んでくれます。

カメラを向けたらちょっぴりはにかみながらこちらを
向いてくれました。

案内されたリビングのソファで、まずは簡単なアンケートを記入。
資金計画や建築費用、土地の有無。実はまだあんまり決まっていない、というか考えられていないのよね…、困ったなあ。パパと顔を見合わせていると、今度は男性のスタッフが来てくれました。木村さん。私たちの案内をしてくれる方らしい。
「あの、私たちモデルハウスに来るのは初めてで…」

正直に告白すると
「こちらにいらっしゃるのは、ほとんどが初めての方なので、大丈夫ですよ」とのこと。
そうなんだ〜。なんだかホッとした!

「では、お部屋をご案内しますね。わからないことがあれば何でもご質問ください」

難しい言葉を使わずに説明してくれた木村さん。
おかげでリラックスして見学できました!

モデルハウス見学スタート!

木村さんが丁寧に特徴を説明してくれます。
家のベースは鉄骨構造だけれど、内装は自然の木の質感を大切にしているんだそう。
私が見た目にひかれた外観のタイルは、汚れがつきにくくて紫外線にも強いので、メンテナンスにかかる費用を抑えてくれるんだとか。

リビングは吹き抜け。白い壁にダークトーンの木目や家具で落ち着いた雰囲気♪

それから、換気にもこだわっていて、床下の空気を室内に取り込んでいるんだって。
「え、床下? なんか、地面に近くて汚なそうじゃない?」
一瞬顔を曇らせるパパ。でも、それは大きな勘違い!と木村さんがニッコリ。
意外にも、外気中のホコリが沈下している床下はきれいな空気の供給源なのだそう。温度も安定しているから、温度も安定していて、外気に比べると夏は涼しく冬は暖かい空気を室内に取り込むことができるんだって。おかげで冷暖房が最小限で済んだりして、省エネにも一役買ってくれるみたい!
早とちりしたパパが、申し訳なさそうに肩をすくめました(笑)。

「実はこの部屋、エアコンが入っていないんです」にビックリ!
床下の空気ってこんなに涼しいのね (*_*)

洞窟風の座れる和室

「ちょっと、どこ座ってるの!」
目を離した隙に、娘がリビングの隣にある和室に移動していました。
掘りごたつのように、足が下ろせる畳の部屋。
聞けば、吹き抜けのリビングに対して、この和室はあえて天井を下げているんだとか。
『洞窟理論』と言って、人間は本来、洞穴のような部屋が落ち着くんだって。
確かにココ、すごく居心地がいい。娘が勝手に座っちゃったのもわかる気がする(笑)。
きっと、お義父さんも喜んでくれるだろうな。

足が下ろせるから、普通の和室よりもいろいろと使えそう!
たまにはここで食事をするのもいいかも。

オープンでもすっきり見せられそうなダイニングキッチン

さあ、ここは私の空間。自然と目も鋭くなります!
部屋の真ん中にあって、どちらからもまわり込めるアイランドスタイルのキッチン。
キッチンとダイニングテーブルをつなげることで、家族みんなが自然と調理に参加できるんだとか。
食事しながらキッチンが丸見えということは、調理をした鍋やフライパンをそのままにできないってことだけど…、だらしない私には、リビングとの間の食器棚がちょうどよい目隠しになりそう(笑)。

対面式のカウンターキッチンに比べて横移動で配膳や片付けができるから、
移動が少なくて家事がスムーズなんだって!

キッチン下には収納がたっぷり。リビング側にもものをしまえるのが他にありそうでなくていい感じ! パントリーも広いから、これなら二世帯分のストックも大丈夫ね。
ダストボックスがパントリーの下にすっぽりしまえるのも、小さなことだけどわかってる!って感じ。ゴミ箱ってできれば人に見せたくないから、これなら私でも見栄えをキープできそう。

リビング側もこの通り。リモコンを
しまったり、意外と重宝しそう!
この他にパントリーもあって、使い切れないぐらい?!
の収納スペース。

2階のセカンドリビングで模型をチェック

広くて思わず長居しちゃいそうなお風呂とトイレをチェックしつつ、2階へ。
階段がキッチンの隣にあるのは、二世帯がお互いの存在を感じることができるようにするためなんだそう。

浴室とトイレは二世帯共通で使用するイメージ。落ち着いた配色にどちらも窓が
あるところが◎。

2階のセカンドリビングは、私たち家族3人のくつろぎのスペースになるのかな。
本棚も大きくて、パパの蔵書もこれなら十分収納できそう。
部屋の窓からは万博記念公園の太陽の塔が見えた! と、娘が大喜び(笑)。

2階のセカンドリビングに設けられたフリーカウンターからの眺め。
この眺めごとマイホームにしたい!(笑)

そしてここには、家をもっと詳しく知るための模型が展示されていました。
まずは壁の模型。
高断熱設計の外壁材で住まいをすっぽり包み込むような構造になっていて、夏の暑さや冬の冷え込みをやわらげてくれるんだって。
家全体の温度差も小さく、過ごしやすい空間にしてくれるんだそう。
遮音性にも優れた素材が組み合わせられているから、家の外からの騒音や中からの生活音も効果的にカット。
さらに私がいいな、と思ったポイントがもうひとつありました。
「そちらの石に水をかけてみてください」
横に置かれた霧吹きでシュッ、と水をひと吹き。
すると…みるみる表面が乾いていきます。
この石の正体は珪藻土。
これが住まいの内壁に配合されていることで、室内の湿気を吸着したり放出したり、ちょうどよいバランスに保ってくれるんだって!
「中でもパナソニック ホームズは、北海道稚内産の珪藻土を採用しています。一般の珪藻土の約3倍、備長炭の約8倍もの性能があるんですよ」
壁が余分な湿気を吸ってくれるから、なんと結露の心配もほとんどないんだとか。結露ってジメジメ見た目もイヤだし、カビの原因にもなって厄介なのよね。これはうれしい!

2階には模型やパネルで住まいの仕組みを
知ることができるコーナーがいろいろ。

それから、家の土台となる構造に使われているという鉄骨の模型。
「ここに2本の鉄骨があるんですが、触ってみてください」
そう言って渡された2本の鉄骨を、私とパパで、力いっぱい折り曲げようとしてみます。
さすが鉄骨。どちらもびくともしません。ところが、
「では、今度はねじってみてください」
そう言われてねじってみると、あら、ビックリ!
1本はどうやっても曲がらないのに、もう1本はぐにゃっと簡単にねじれた!
見た目は同じ鉄骨なのに、こんなにも違うとは!
もちろんこの家に使われているのは曲がらなかった模型と同じ構造の鉄骨。だから、縦方向だけでなく、横や斜めなどのねじれにも強い構造になっているんですって。

なるほど、モデルハウスっていうのはこうやって手で触れて体験できるのが魅力なんだな。これはホームページを見てるだけじゃわからないものね。

鉄骨の模型をねじってみせる木村さん。
確かに、地震の揺れだって一方向とは限らないものね!

落ち着いてくつろげそうな寝室

寝室は8畳。広すぎず狭すぎない、適度な空間に間接照明が落ち着くお部屋。
ベッドフレームが1段高くなっていて、ここに直接布団を敷いて和風に使うこともできるんだそう。なるほどね。

「ベッドフレームの幅を奥に向かって長くして、入り口側の圧迫感をなくしています」
明るい窓の向こうはバルコニー。気持ちよく目覚められそう!

ちょこっと書斎がついているのが、パパは気に入ったみたい。ウォークインクローゼットは反対側に通り抜けできて、身支度にも重宝しそう。

奥にチラッと見えているのが書斎コーナー。
階段側に通り抜けできるのがグッド!

住宅展示場のまわり方までアドバイス

ひと通り部屋を案内してもらった後は、再び「洞窟」風の和室で今後の相談。

すると「やはりこの住宅展示場に来たら、ひとつだけ見て帰る人はいませんね」
と木村さん。これからどのように住宅展示場をまわればいいのかまでレクチャーしてくれました。

千里住宅公園はさすが近畿圏最大の総合住宅展示場だけあって、ほとんどの住宅メーカーが揃っているため、比較検討するにはぴったりなんだとか。
鉄骨と木造の違い、タイルも各社それぞれ違いがあるので、注意して観察してください、とのこと。

最後はくつろいで座れる和室でお話。この後の見学のコツを教えてくれました。

さらにこちらの住宅展示場は、複数のモデルルームが見られるメーカーも多くあるそう。実際、パナソニック ホームズのモデルハウスもあと2軒、敷地内にあることをMAPで発見!
それぞれ規模や工法、見どころが違うように設計されているとのことなので、この後寄ってみることにしました。

それにしても木村さん、他社の見学のしかたまで教えてくれるなんてとっても親切。
どのメーカーで建てるかって重要だけど、営業担当の方の人柄も大事よね。家が建つまでの長い間ずっと、お付き合いする人だもんね。

「二世帯住宅をイメージしたもうひとつのモデルハウス。ここより広めの敷地です」
「こちらは単世帯をイメージ。価格も面積も抑え目に設定したモデルです」

次回訪問のお約束

最後にこれからのスケジュールを確認。
すると、来週早々にも、私たちが希望しているエリアの土地に案内してくれるという。
えっ、モデルハウスって家だけでなく、土地も探してくれるの? 知らなかった…。
まずは先に土地を買って、と思っていたけれど、むしろそれはあまりオススメしていないんだそう。土地によっていろいろな条件や制約があって、思ったような家が建てられないなんて場合も多いから、建てたい家に合う土地を探すことが大切なんだって。しかも建物と土地、トータルできちんと予算に収まるように考えてもらえるそう。
なるほどなぁ。改めて、初めて知ることばっかりだな。
でも、わからなくて当然! 家づくりなんて初めてのことなんだもの!
開き直っていろいろ相談するのが大事よね。

土地の他にも、「住まいとくらしの情報館」という大きなショウルームや、家をつくっている工場見学ツアー、実際にお住まいの方のお宅拝見まで案内してくれるんだって。
なんだか、不安ばっかりだった家づくりが楽しみになってきた!
よーし、パパ、これから一緒に頑張ろうね!

さっそく住宅展示場へ行ってみよう!
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