住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
お役立ちコラム

【目次】
二人暮らしの住まいは1LDK・2LDKなど選択肢は多いものの、共働き夫婦の場合は、在宅ワークのしやすさや家事動線、収納量など、間取りで検討が必要なポイントもたくさんあります。限られた時間の中で心地良く暮らすためには、広さだけでなく空間の使い方も考えることが大切です。
本記事では、二人暮らしに必要な広さの目安や間取りタイプの特徴、共働き夫婦が快適に暮らすための工夫を実例とともに紹介します。これから住まいづくりを検討するお二人にとって、具体的なヒントとなる内容をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

二人暮らしの間取りを考えるうえで、まず確認しておきたいのが「どのくらいの広さがあれば快適か」という点です。
国土交通省が示す「二人世帯の誘導居住面積水準」は55㎡(約34畳)で、一般的には1LDK〜2LDKに相当する広さです(都市居住型の場合)。実際には40〜60㎡程度を選ぶケースが多く、最適な広さはライフスタイルによって異なります。
たとえば、1LDKは40㎡前後が目安となり、LDKと寝室をコンパクトにまとめた間取りです。掃除や家事の負担を抑えやすく、二人で過ごす時間を大切にしたい夫婦に向いています。
2LDKは50〜60㎡ほどあり、生活スペースにゆとりが生まれるのが特徴です。在宅ワーク用の部屋を確保したい方や、将来的に子どもを考えている家庭にも適しています。
ただし、同じ40〜60㎡であっても、暮らしやすさや開放感は動線・収納量・天井高によって大きく変わります。平米数だけにとらわれず、実際の生活シーンを思い浮かべながら広さを選ぶことが大切です。
二人世帯の誘導居住面積水準については国土交通省ホームページをご参照ください。(2025年12月時点の情報)
二人暮らし向けの間取りには1LDKや2LDKなど、さまざまな間取りがありますが、それぞれ特徴や向き・不向きが異なります。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットを整理しながら「どのような夫婦に合う間取りか」を紹介します。
1LDKは、生活の中心となるLDKを広く取りやすく、二人で過ごす時間を大切にしたいご夫婦に向いています。生活動線をコンパクトにまとめやすいので、シンプルで無駄のない暮らしをしたいご夫婦にもおすすめです。
1LDKならではのメリット・デメリットは以下の通りです。
【メリット】
【デメリット】
1LDKは、二人の距離感を近く保ちやすい一方で、将来の暮らし方によっては工夫が求められる間取りといえます。今のライフスタイルを重視するのか、将来の変化まで見据えるのかを考えながら選ぶことが大切です。
2LDKは、今の暮らしの快適さと将来の変化への対応力を両立しやすい間取りです。二人それぞれの時間を大切にしながら、将来のライフステージの変化にも柔軟に対応したい方におすすめです。
ここでは、2LDKのメリット・デメリットを確認しましょう。
【メリット】
【デメリット】
2LDKは、空間的なゆとりと可変性を備えた間取りですが、広さを活かすためには、動線やゾーニングをしっかり考えることが重要です。今の暮らしやすさと、将来どのような住まい方をしたいかをすり合わせながら検討すると、自分たちに合った選択がしやすくなります。

共働きの二人が心地良く暮らすには、家事のしやすさや収納量、生活リズムの違いに配慮したプランニングが欠かせません。ここでは、毎日の暮らしを支える具体的な間取りの工夫を紹介します。
共働きの二人にとって、毎日の家事をどれだけ効率よくこなせるかは暮らしの満足度に直結する要素です。キッチン・洗面室・バルコニーを一直線につなぐことで、家事動線が短くなります。洗濯や料理の移動距離を短縮でき、家事の同時進行もしやすいでしょう。
キッチンからパントリー、洗面室まで回遊できる「回遊動線」をつくれば、二人の家事分担もスムーズです。忙しい朝や帰宅後のバタつきが軽減され、家事の負担が自然と減って快適に暮らせます。
二人暮らしは、想像以上に物が増えやすいものです。十分な収納量に加えて「必要な場所に必要な収納があるか」が暮らしやすさを左右します。たとえば、玄関には外出時の持ち物をしまえる収納を設けて、キッチン周りにはパントリーを配置すると、家事や動線の効率化が期待できます。
さらに、服や季節家電、趣味用品をまとめて管理できるファミリークローゼットを設けると、住まい全体が散らかりにくくなります。「しまう・取り出す」動作がワンアクションで完結すれば、忙しい二人暮らしでも整理整頓を続けやすくなるでしょう。
共働き夫婦は、仕事時間や帰宅時間が異なるケースも少なくありません。夫婦とはいえ生活音への配慮は必要といえます。たとえば、廊下側に寝室を配置し、LDKの音を届きにくくしたり、オンライン会議に使えるワークスペースを確保したりするなどの配慮があるとよいでしょう。
詳細は後述しますが、将来子ども部屋としても使える「用途可変の個室」を設けておくと、互いの時間を尊重しながら暮らせます。防音性の高い建具や壁厚を意識した設計も快適性を高めるポイントなので、検討材料に入れておきましょう。
1LDKであっても、家具の配置を工夫すれば、在宅ワークに対応したスペースをつくれます。ポイントは、LDKの一角にデスクを置ける余白を確保することです。ダイニング横や窓際などの集中しやすい場所を選ぶと、仕事と生活のメリハリをつけやすくなります。2LDKの場合は、もう一つの個室を書斎として活用すれば、落ち着いて在宅ワークに取り組むことができます。
個室やワークスペースは、寝室やリビングから少し離した場所に配置し、生活音が入りにくい設計を心がけるとよいでしょう。さらに、吸音パネルの利用、開き戸の採用、適度な壁厚など、さまざまな工夫で遮音性を高めることも有効です。

実際の建築実例を見ておくと「二人暮らし × 注文住宅」のリアルな暮らしぶりや間取りの工夫がイメージしやすくなります。そこで、パナソニック ホームズが実際に建てた、夫婦二人が快適に暮らせる住まいを紹介します。

Nさま邸は、ご夫婦二人のための平屋住宅として建てられました。延床面積約130㎡(39.5坪)というゆとりある広さの中で、開放感のある勾配天井のLDKと、LDKからつながる和室を一体空間として設計しています。空間の広がりと、くつろぎやすさを両立している点が特徴です。
天井の梁を見せたデザインや間接照明によって、ホテルライクな上質感を演出しながらも、シンプルで落ち着いた暮らしを実現しています。主寝室にはウォークスルーインクローゼットを設け、収納面にも配慮しました。
平屋ならではのワンフロアで完結する回遊動線により、掃除や家事もスムーズです。夫婦二人で過ごす時間に余白を生み出し「ゆったりと暮らす」という暮らし方を叶えています。
平屋でゆったり。ホテルのような上質空間がある住まいの建築実例を見る
二人暮らしの住まいは、将来の働き方や家族構成の変化に合わせて使い方を変えられる設計にすることが大切です。ここでは、長く快適に暮らし続けるための“可変性”に優れた間取りの考え方を紹介します。
二人暮らしの時期はワークスペースや趣味部屋として使い、将来子どもが生まれたら子ども部屋にするなど、用途を変えられるフレキシブルな空間があると暮らしの幅が広がります。
具体的には、個室と大空間を切り替えられる可動式間仕切りを採用することで、間取りの自由度を高められます。ライフステージが変わっても無理なく使い続けられるように、収納やコンセントの位置も工夫しましょう。
あらかじめ将来の使い方を想定して設計しておくと、住み替えや大規模なリフォームの負担も抑えられます。
間取りの可変性に加えて、日々の快適さや動きやすさも長く暮らすために欠かせない要素です。行き止まりのない回遊動線の採用により、家の中の移動がスムーズになり、家事や身支度の負担を軽減できます。
また、全館空調などを取り入れ、一年を通して室内の温度差を抑えた環境を整えることで、在宅時間が長くなっても快適に過ごしやすくなります。
こうした工夫の積み重ねにより、二人暮らしの今だけでなく、将来のライフスタイルの変化にも対応しやすい住まいが完成します。
二人暮らしの住まいは、今の生活だけでなく、これからの働き方や家族構成の変化に柔軟に対応できる設計を取り入れることが大切です。
間取りや収納、家事動線の工夫により、忙しい毎日でも心地良く暮らせる住まいが実現します。二人の価値観や将来像を共有しながら、自由設計で理想の住まいを形にしましょう。
▼関連する記事
一軒家の間取りはどうする?人気のおすすめ間取りとよくある失敗例を解説
注文住宅とは?注文方法の違いやメリット・デメリットなどを解説します!
建売住宅と注文住宅、どっちがいい?違い・メリットから選び方のポイントを紹介
注文住宅の間取りの決め方は?おすすめの間取り例や注意点を解説
注文住宅完成までにかかる期間は?流れや完成までの期間を早めるコツも解説
注文住宅を建てる流れは?支払いのタイミングや完成までの期間も解説
注文住宅の間取りでありがちな失敗10選|快適な家づくりのポイントも解説
注文住宅のリビングづくりで後悔しないために押さえておきたいポイントと施工事例5選
注文住宅のキッチンはどう決める?おすすめスタイルや選び方をご紹介!
注文住宅の内装の決め方!知っておきたい住まいづくりのポイント
内装がおしゃれな家の建築実例10選!内装の決め方やおしゃれにするポイントも紹介
注文住宅でこだわりのポイントは?失敗しないための考え方も解説
注文住宅の予算相場は約3,932万円!費用の内訳と予算の決め方を解説
かっこいい家の建築実例ランキングとおすすめの間取りを一挙紹介!
【注文住宅】おしゃれな家のデザイン|人気のスタイルや内観・外観のポイントを紹介
【完全版】家を建てる流れを知ろう!期間や費用をわかりやすく解説
上棟式とは?施主が知るべき流れ・費用・挨拶・マナー・準備を分かりやすく解説!
20畳のリビングってどんな感じ?暮らしやすいレイアウトやメリット・デメリットを解説
5人家族にちょうどいい一軒家の間取りとは?部屋数・広さ・実例を徹底解説
3人家族にぴったりの一軒家間取りとは?暮らしやすい広さと実例・後悔しない工夫を解説
【完全ガイド】家を建てる流れを解説!土地探しから引き渡しまでのステップと注意点
4人家族にちょうどいい間取りとは?快適な暮らしを叶える工夫と実例を紹介
3人家族に最適な間取りは何LDK?失敗しない広さ・部屋数の目安と実例を紹介
地鎮祭とは?やらないとどうなる?費用・流れ・準備をわかりやすく解説
新築住宅の引き渡し完全ガイド|当日の流れ・必要な準備・よくあるトラブルと注意点を解説
注文住宅の間取りの種類は?2LDK〜4LDKの特徴・実例・選び方のポイントを解説