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L字型の平屋住宅とは?間取りの活用方法やメリット・デメリットを紹介

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【目次】

L字型の平屋住宅とは、文字通り住宅の形がアルファベットのLの形をした平屋住宅を指します。ここではL字型の平屋住宅のメリット・デメリットや、間取りの活用方法を見ていきましょう。

L字型の平屋住宅を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

L字型の平屋住宅とは?

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L字型の平屋住宅とは、住宅全体の形がアルファベットのLの形をした平屋住宅のことです。一般的な四角形や長方形の住宅とは異なる外観をしているため、周りとは少し違った家を建てたいと考えている方にもぴったりといえるでしょう。

家の形だけではなく一部の壁を大きな窓にすれば、個性的であるうえに、開放感も演出できます。見た目の印象を大胆にすることができるため、初めて訪れたお客さまを驚かせることができるかもしれません。

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L字型の平屋住宅にするメリット

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L字型の平屋住宅にするメリットは、一風変わった家を持ちたい願望を叶えるほか、以下の4つが挙げられます。

  • 複雑な形の土地でも建築しやすい
  • おしゃれでデザイン性の高い外観にしやすい
  • 採光や通風を確保しやすい
  • プライベート空間を作りやすい

順番に見ていきましょう。

複雑な形の土地でも建築しやすい

L字型の平屋住宅を建てるメリットは、複雑な形の土地でも建築しやすいことです。複雑な形の土地は変形地と呼ばれ、正方形や長方形ではない三角形や五角形、台形、極端に細長い形、旗の形をした旗竿地、土地の高低差がある土地などを指します。

複雑な形をした土地はハウスメーカーの中には規格外として扱われ、家が建てられなかったり、設計費や建築費が高額になったりする可能性があるため、一般的には売れにくいといわれています。

しかしL字型住宅であれば、三角形の土地や旗竿地で頂角に向かって長編を伸ばせば、土地を最大限活用できるでしょう。

もちろん建ぺい率の関係で、すべての複雑な形の土地がL字型住宅に向いているとはいえません。しかし家を建てようとしている土地が複雑な形であれば、一度L型住宅を検討してみてください。

おしゃれでデザイン性の高い外観にしやすい

L字型の平屋住宅を建てるメリットには、おしゃれでデザイン性の高い外観にしやすいことも挙げられます。通常のI字型住宅と異なり、L字型は形が複雑であるため、外観をデザイン性のあるものにしやすいのです。

また後に紹介しますが、L字型住宅であれば、周りから見えにくいプライベートな中庭を作れます。個性豊かなおしゃれでデザイン性の高い外観や、自分たちだけのプライベート空間を求めている方は、ぜひL字型住宅を検討してみてください。

採光や通風を確保しやすい

採光や通風を確保しやすいことも、L字型住宅のメリットです。I型住宅の間取りと比べて凹凸のあるL字型やコの字型の住宅は、採光と通風を確保しやすい特徴を持っています。

採光量が多ければ、日中は十分な光が差し込むため、電気を付ける必要がありません。また通風を確保しやすいため自然の風を感じやすく、夏は涼しく冬は暖かい家が実現します。

家の外観も、四角形や長方形に比べて凹凸で表情が出るため、のっぺりとした印象を防げるでしょう。いくつもの表情を持つL字型住宅を、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

プライベート空間を作りやすい

L字型の平屋の場合、縦と横のエリアでゾーン分けができるため、プライベート空間を作りやすいといえます。例えば、縦の空間に寝室やお風呂、個室などのプライベートな空間を持ってきて、横のエリアにリビングやキッチンなど、人の集まるスペースを持ってくると、オープンな空間とプライベートな空間をしっかり分けられるでしょう。

お家にゲストが訪れることが多い人ほど、L字型住宅のメリットを存分に感じられます。

普段の来客はもちろん、もしも急な来客があった場合でも、客が入るリビングやキッチンなどの横のエリアだけをとりあえず片付けて、寝室や個室などは後回しといった効率的な使い方も可能です。

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L字型の平屋住宅にするデメリット

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L字型住宅の4つのメリットを紹介しましたが、デメリットも存在します。

  • 間取りの自由度は低い
  • 耐震性が低くなってしまう可能性がある

上記の2つのデメリットについて、順番に見ていきましょう。

間取りの自由度は低い

L字型の平屋住宅にするデメリットは、間取りの自由度の低さです。L字型住宅は廊下などの動線を確保しようとした場合、部屋の大きさや配置がかなり限定されてしまいます。

しかし一方で、近年の住宅の間取りはなるべく廊下を作らず、スペースを有効活用した間取りにする傾向にあるため、あまり心配はいりません。

廊下以外の方法で空間を仕切るなど、工夫できるポイントは数多くあるため、ぜひご自身や家族にとって快適な方法を探してみてください。

廊下を作らないことで家族がひとつの部屋に一緒にいなくても、お互いの気配を感じられるメリットもあります。あまり廊下に拘らず、住みやすさを重視してプランニングを進めてみてはいかがでしょうか。

耐震性が低くなってしまう可能性がある

L字型の平屋住宅のデメリットとして、耐震性が低くなってしまう可能性を考えなければいけません。現在の住宅は1981年以降に採用された新最新基準に則って建築されており、震度6程度の揺れに対しては、耐えられるよう設計されています。

しかし地震には横揺れや縦揺れなどさまざまな方向からの衝撃があり、あらゆる方向の衝撃に強いのは、L字型ではなく、四角形や長方形のI字型の住宅です。

理由としてはI字型住宅は6つの面すべてが一体となり地震のエネルギーを家全体にうまく振り分けられます。一方でL字型のように凸凹がある家では、1点にエネルギーが集中し、倒壊のリスクが高まってしまうためといわれています。

また前述しましたが、L字型住宅を建築する方の中にはデザインにこだわり、壁一面をガラス窓にする方も少なくありません。ガラス窓は開放感を得られ見た目もおしゃれですが、耐震性が低くなってしまうリスクも知っておきましょう。

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L字型平屋住宅の上手な間取りの活用方法

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L字型平屋住宅の上手な間取りの活用方法として、以下の2つがあります。

  • 開放感のある中庭をつくる
  • 駐車スペースを有効活用する

順番に見ていきましょう。

開放感のある中庭をつくる

L字型平屋住宅の間取りの活用方法として一般的なのが、中庭です。L字の縦と横にできた空間に中庭をつくりたいと考えて、L字型住宅を選ぶ方も多いのではないでしょうか。

L字型の平屋はコの字型の平屋よりも一辺が開放されているため、広い中庭を設けることが可能です。外からの視線をほどよく遮り開放感のある中庭は、室内からも目が届きやすいため、特に小さいお子さんを遊ばせるのに安心できる環境といえます。

また中庭をセカンドリビングとしてバーベキューを楽しむなどの使い方をすれば、デメリットに挙げた「間取りの自由度が低い」点もカバーできるかもしれません。団らんの要となる中庭を、ぜひ作り上げてみてはいかがでしょうか。

平屋の中庭(ロッジア)につきましては以下の記事にて詳しく紹介しておりますのでご覧ください。
中庭のある平屋に住みたい!間取り・形状やメリット・デメリットを解説

駐車スペースを有効活用する

L字型平屋住宅の活用方法としてもう一つ提案したいのが、駐車スペースとして利用する土地の有効活用です。

複雑な形をした変形の土地にも建築しやすいL字型の平屋住宅ですが、土地の形状によっては、駐車スペースが確保できない場合も考えられるでしょう。

駐車スペースがなければ車を置いておくために、月極駐車場などを借りる必要が出てきます。月極駐車場は当然月々の費用がかかるうえ、場合によっては家から遠い場所にしか借りられず、行き来が大変に感じるかもしれません。

L字型の平屋住宅は、内側の部分を駐車スペースにすることができます。さらに車庫の上にデッキを設ければ、子供のちょっとした遊び場や、洗濯物を干すことも可能です。

車庫上のデッキをリビングに繋がるようにすれば中庭と同じく、セカンドリビングとしての利用もできます。L字型のスペースは多くの使い方が考えられるため、自分たちの暮らしに合った活用方法を考えてみてください。

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L字型の特徴を活かして暮らしやすい平屋を建てよう

L字型の平屋住宅は複雑な土地でも建築しやすいだけではなく、デザイン面でも高いものができあがる、採光や通風を確保しやすい、プライベート空間を作りやすいといったメリットがあります。

多くのメリットに心惹かれる方も多いと思いますが、間取りの自由度が低かったり、耐震性が低くなってしまう可能性があったりとデメリットもあるため、しっかりと検討する必要があります。

今回紹介したL字型平屋住宅のスペース活用方法を参考に、自分たちならどのような使い方ができたら暮らしやすいか、ぜひ話し合ってみてください。

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