平屋の防犯対策とは？後悔しないための防犯対策を紹介

【目次】

ワンフロアで住みやすいと人気の平屋ですが、全ての部屋が１階にありアクセスが容易なことから、十分な防犯対策が求められます。安心して暮らせるように、しっかり防犯対策を施したいところです。最も侵入経路となりやすい窓をはじめ、外構や間取りの防犯対策も解説します。

平屋が狙われやすい理由と対策

平屋は全ての窓が地面に近いため、侵入しやすいと見なされることが多く、空き巣被害に遭いやすいとされています。

平屋で安心して暮らすための具体的な防犯対策を紹介していきます。

平屋ならではのメリットとは？平屋のメリット７つを紹介について詳しくはこちら

平屋の窓の防犯対策

全ての窓が１階にあり、侵入されやすい状態にある平屋の窓の防犯対策は非常に重要です。まずは、平屋の窓の防犯対策を解説します。

小さく少ない窓

そもそも窓から侵入できないよう、窓のサイズを小さくしたり、窓の数を少なくすることで侵入リスクを下げることができます。開放感あふれる大開口窓は魅力的ですが、平屋の場合は防犯性も考慮してサイズを決めましょう。さらに、侵入経路となりやすい道路に面する窓の数を少なくしたり、高窓や天窓など、高い位置に窓を設けることも効果的です。

補助錠の使用

補助錠は、窓の開閉を制限し、侵入を難しくするための簡単かつ効果的な防犯対策です。特に平屋の住居では、一階部分への侵入を防ぐ優れた手段です。窓のサッシ部分や開閉ハンドル部分に設置することで、二重ロックとなり、安全性が大幅に向上します。特に夜間や不在時など、防犯性を高めるために有効です。

防犯ガラスの活用

防犯ガラスは、通常のガラスより強度が高く、割れにくい特性を持っています。これにより、侵入者がガラスを割って鍵を開けるのに時間がかかり、またその過程で大きな音が発生するため、侵入を試みることを躊躇させる効果があります。

防犯フィルムの貼付

コストが気になるのであれば、防犯フィルムを貼ることでも十分対策できます。

防犯フィルムを貼ることにより、ガラスの強度が高まって割れにくくなり、防犯効果が向上します。

面格子の設置

面格子は窓からの侵入を防ぐ優れた防犯対策です。強固な金属製であるため、侵入者が窓ガラスを割っても内部への侵入が非常に困難になります。設置の際には、窓枠にしっかりと固定され、取り外しが容易でないことを確認するようにしましょう。

平屋の窓の種類

窓の種類や設置方法によって、防犯対策は変わってきます。基本的な窓の種類には、引き違い窓、押し出し窓、片開き窓があります。それぞれの窓に対する防犯対策を説明します。

引き違い窓は、サッシ間に障害物がないため侵入しやすい欠点がありますが、補助錠や防犯フィルムを活用することで、強度を高められます。

押し出し窓は、通常開閉が難しいため防犯効果が高いですが、隙間ができるため補助鎖錠の設置がおすすめです。

片開き窓は開閉が制限され、鍵をしっかりと閉めることで防犯効果が高まります。さらに、防犯ガラスや防犯フィルムとの併用で、より高い安全性が期待できます。

平屋住宅の防犯対策には、これらの窓の特性を理解し、適切な対策を取ることが重要です。補助的な防犯アイテムを追加することで、一層の安全が確保できるでしょう。

平屋の窓に防犯シャッターと防犯カメラ

窓に防犯シャッターを設置することで、物理的に泥棒の侵入を遮断し、窓ガラスを破っての侵入を防げます。また、防犯カメラの存在が侵入者を威嚇する効果が期待できます。

本章では、平屋の防犯シャッターと防犯カメラについて解説します。

防犯シャッターの選び方

防犯シャッターの選び方のポイントを紹介します。

まず材質ですが、スチールやアルミニウムがありますが、スチール製の方が頑丈なのでおすすめです。錆びにくく、耐久性の高い素材を選ぶとよいでしょう。次に、ロック機能を確認しましょう。シャッター自体に施錠機能がついているか、内部からロックできるものが安心です。特にデジタルロック機能があるものは高い防犯性が期待できます。最後に、デザインも重要です。自宅の外観に合うデザインを選んでください。透明タイプのシャッターは見通しが良く、防犯性と美観の両方を兼ね備えています。

これらのポイントを押さえて防犯シャッターを適切に選ぶことで、より安心して暮らせる住まいになるでしょう。

防犯カメラの設置方法

防犯カメラの存在は侵入者を威嚇し、犯罪の抑止力となります。

まず、設置場所の選定が重要です。玄関や裏口、窓の多い部分など、侵入しやすいと思われるポイントに設置しましょう。また、カメラの視野角も考慮しましょう。視野角が広いカメラを選べば、一つのカメラで広範囲をカバーすることができます。

赤外線機能付きのカメラにすれば、夜間でも鮮明な映像が捉えられます。さらに、録画機能も重要です。常時録画やモーションセンサー付きのカメラが便利で、クラウドに保存できるタイプもおすすめです。

最後に、取り付け位置の高さに注意しましょう。手が届きにくい場所に設置することでカメラの破壊を防げます。また、目立つ場所に設置することで犯罪の抑止力を高められます。

外構で強化する平屋の防犯対策

これまで説明してきたように、平屋の防犯対策を考える際には、家の外側に対する工夫や対策が重要です。ここでは、外構に取り入れられる工夫を紹介します。

防犯砂利

防犯砂利を敷くことで、侵入者の足音が大きくなり、周囲に気づかれやすくなります。和風の庭に砂利を取り入れたり、死角になりやすい家の裏側などに砂利を敷いたりといった方法があります。砂利はホームセンターなどで購入できるため、自分で対策しやすいのもメリットでしょう。

素材と高さを考慮したフェンスや門扉

フェンスや門扉の設置は防犯対策とプライバシーの確保につながります。フェンスや門扉を設置する際は、素材の透け感や高さを意識しましょう。

透け感のある塀や、適度に間を空けた生け垣を使用することで、不審者が身を隠せる場所を少なくすることができます。これにより、外部からの視線を遮らず、周囲の目が届きやすくなるため、平屋における防犯対策として非常に有効です。

センサーライトの設置

センサーライトを設置することで、夜間の防犯対策を強化できます。人が近づくと自動的に点灯するセンサーライトは、不審者に対する警戒心を高める役割を果たします。

特に玄関、裏庭、窓の外などの出入り口や目立たない場所に設置することで、防犯効果が一層向上するでしょう。

間取りで強化する平屋の防犯対策

平屋の防犯対策は外観や外構だけではありません。玄関や窓の位置、部屋の配置など、防犯を意識した間取りも重要です。

まず、玄関を道路に面した位置に設置することで、不審者の侵入が周囲の視界に入りやすくなり、防犯性が向上します。さらに、窓の数は必要最低限に抑え、特に見通しの悪い裏側には設置を避けることが賢明です。

居室を道路側に配置することで、外部からの不審者を常に視野に入れることができ、さらに防犯効果が高まります。こうした工夫により、平屋でも安心して暮らせる住まいが実現します。

安心して子どもを遊ばせられる中庭

防犯対策のために、窓の数や位置について触れましたが、採光や通風の確保が心配かもしれません。その場合は、平屋に中庭を設け、そこに大きな窓を設置することがおすすめです。侵入経路になりやすい外窓ではなく、内窓を増やすことで、採光や通風をしっかり得ることができます。

また、中庭では外からの視線を気にすることなくプライバシーを確保した中で、洗濯物を干したり子どもを安心して遊ばせることもできます。

平屋の防犯対策をしっかりと行い、安心安全な家にしましょう

家族全員がワンフロアで生活できる平屋は、開放的で魅力的な住まいです。しかし、ワンフロアであるがゆえに空き巣に狙われやすく、快適なはずの住まいが不安な場所にもなり得てしまいます。

特に侵入経路となる窓への防犯対策は大切なため、窓の種類や大きさ・数を意識しましょう。防犯シャッターやカメラを設置したり、外構や間取りに取り入れられる工夫も施すと、さらに防犯性を強化できます。

被害に遭わず平屋で家族みんなが安心して暮らせるよう、しっかりと防犯対策をおこないましょう。

パナソニック ホームズの平屋についてはこちら