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お役立ちコラム

【目次】
家の外観は、住まいの「第一印象」を決める大切な要素です。せっかくのマイホームだからおしゃれに仕上げたいと思いつつ、どこに気を付けたらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
外観の印象は、色使い、素材、窓配置、外構などのバランスによって決まります。基本に沿ってバランスを考えれば、誰でもセンスのいい外観を叶えられます。
この記事では、センスのいい外観づくりのベースとなる7つの原則と、おしゃれな実例10選を紹介します。

まずは、家の外観づくりの基本となる考え方について見ていきましょう。
外から家を見たとき、真っ先に目に入るのが外観です。外観の雰囲気次第で、家の印象は大きく変わります。また、形状、色使い、窓のバランスなど、視線を集めるポイントがどこにあるかによっても、見る人の受ける印象は大きく変わります。
そのため、暮らしやすさや自分らしさを意識するのはもちろん、周囲からの見え方まで考慮してデザインすることが大切です。
色や素材を複雑に組み合わせることでおしゃれにすることもできますが、あまりおすすめしません。センスの良し悪しを決めるのは、全体の統一感とバランスです。外観に使う色や素材の種類を増やしすぎず、同じテイストに統一することでスタイリッシュな印象を与えることができます。
外観をよりすっきりと見せるには、給湯器や室外機など、生活感のある機器を隠す工夫も考えたいところです。
「センスの良さ」は、建物単体で成り立つものではありません。周囲の街並みと馴染んでいなければ浮いた印象になってしまい、どれだけ建物がおしゃれでも魅力が半減してしまうでしょう。
近隣の家のデザインや地域の景観ルールなどを踏まえ、調和と個性のバランスを考えることが、真に「センスのいい外観」づくりにつながります。

「センスのいい外観」をつくるには、色や素材、窓配置、屋根形状、外構とのつながりなど、複数の要素をうまく調和させなければなりません。ここでは、外観づくりで押さえておきたい7つの原則を紹介します。
外観をセンス良くまとめるには、統一感が大切だと紹介しました。統一感を持たせるには「好きなテイスト」を明確にし、それを軸にデザインを決めていくといいでしょう。
たとえば、シンプルモダン、ナチュラルモダン、和モダンなど、実際の外観事例を比較しながら、目指すテイストを決めましょう。
色数を増やしすぎると、ゴチャゴチャとまとまらない印象になってしまいます。おしゃれな外観に仕上げたいなら「3色以内」に抑えるのが基本です。
具体的には、最も大きな面積を占めるベースカラー、テーマを左右するサブカラー、強い印象を与えるアクセントカラーを使い分けるのがポイントです。色の濃淡や質感でメリハリをつければ、上品でセンスのある外観に仕上がります。
外壁や屋根に使う素材も外観の印象を左右します。日本の標準的な住宅では、外壁にサイディングボードを採用するのが主流です。しかし、どうしても均質化されたイメージになりやすいため、質感にこだわるならタイルや塗り壁、ガルバリウム鋼板などを検討するとよいでしょう。
高級感や重厚感を出したい場合には、異素材を組み合わせるのもおすすめです。
正面から見たときのファサードは、まさに「家の顔」ともいえる部分です。「どこを強調し、どこを引き締めるのか」を意識して、凹凸の付け方や窓配置、玄関位置などを検討しましょう。
視線の集まるフォーカルポイントを設定すれば、シンプルでも存在感のある外観に仕上げられます。
家の外観の印象は、窓や玄関の大きさ・形・配置でも大きく変わります。開口部をバラバラに配置すると雑多な印象になりやすいため、できるだけ縦と横のラインを揃えるのが基本です。
一般的な掃き出し窓や引き違い窓だけでなく、FIX窓、スリット窓などを組み合わせると洗練された印象に仕上がります。見た目と採光・通風性のバランスが取れる開口を選定しましょう。
外から見たとき、建物と合わせて目に入るのが外構です。アプローチや植栽、外部照明などの仕上がりによっても、外観から受ける印象は変わってきます。
植栽で柔らかさや温かみを、ライトアップで建物の奥行きや陰影を演出することで、家全体がぐっと引き立って見えるでしょう。建物本体と外構の見た目を一体的に計画すれば、外観の完成度を高められます。
屋根形状も外観の印象に大きく関わる要素です。片流れ屋根などのシンプルなラインでも、傾斜角度や高さの違いによって、軽やかさや重厚感など与える印象は変わります。
屋根デザインを決める際は「建物のボリュームをどう見せたいか」を意識しましょう。目指すボリュームに適した形状や角度にすることで、外観に立体感とリズムが生まれ、洗練された見た目になります。

色や形状は外観を大きく左右する要素ですが、それだけで印象が決まるわけではありません。次に紹介する工夫を取り入れると、一層センスを感じられる外観になるでしょう。
シンプルなだけだと、面白みのない外観になってしまいます。統一感を意識しつつ、木目・タイル・金属・差し色などでアクセントをつけることで、デザインに変化が生まれ、一気に垢抜けた印象になります。
大切なのは「主張しすぎない」ことです。ベースカラーやサブカラーとの調和を意識して使えば、適度な個性がありながらも上品にまとまるでしょう。
夜の外観に影響するのが照明計画です。自然光の下ではおしゃれな外観だとしても、日が暮れて真っ暗になると魅力が伝わらなくなってしまうこともあります。アプローチライトやスポットライトで外構や壁面を照らせば、外観に立体感や陰影が生まれ、昼とは一味違う美しい表情を見せてくれます。
明るさの強弱やライトの向きを工夫して、夜の帰宅時にホッとするような照明デザインを考えましょう。
おしゃれな外観を長持ちさせるには、メンテナンス性や耐久性も考慮して素材を選ぶ必要があります。たとえば、汚れや傷のつきにくい外壁材や耐候性の高い屋根材を採用すれば、美しい状態を長くキープできるでしょう。
おしゃれで自慢の家を大切にするためにも、新築の時点でデザイン性とメンテナンス性を両立する素材選びを心がけたいところです。
自分たちの理想のテイストを見つけるには、実例を参考にするのが近道です。ここでは、パナソニック ホームズが手がけた注文住宅の中から、おしゃれな外観の建築実例を10点紹介します。

アースブラウンのキラテックタイルがもたらす重厚感と、角に設置された大開口の窓が印象的な住まいです。アースカラーの落ち着いた色合いで街並みとの調和を保ちつつ、玄関周りや正面部に施した素材感の異なるタイルや深い軒が、外観に表情とリズムを与えています。
植栽やライトアップも一体的に考えられており、どの角度から見ても上質で存在感のある佇まいに仕上がっているのが魅力です。
重厚感あるタイル外壁と張り分けで、存在感のある住まいの建築実例を見る

片流れ屋根のシャープなラインと、ホワイト×グレーのタイルからなるツートーン外壁が印象的な住まいです。幾何学的なスクエアタイル、形状の異なる窓の組み合わせによって、スタイリッシュながら、どこか遊び心のある印象を与えます。
街並みと調和しつつも、アプローチの淡いブルーの目隠し壁と格子、背の低い植栽によって、建物の個性が感じられる佇まいに仕上がりました。
片流れ屋根とタイルの質感でまとめた、端正な装いの住まいの建築実例を見る

重厚感のあるダークブラウンの大きな門屋(かどや)と格子戸、そして和を感じさせる木の塀が印象的な外観です。奥にある平屋の住宅はチャコールグレーの落ち着いたタイル貼りで、上質な雰囲気を演出します。
また、門構えの横に見える植栽が差し色の役割を担っています。異なる質感を巧みに組み合わせ、和の趣が感じられるモダンな外観に仕上がりました。
深い軒と格子の表情が引き立つ、和の趣を感じる平屋の住まいの建築実例を見る

こちらの住まいは、片流れ屋根を組み合わせ、シャープで独特なフォルムです。外壁全体に山吹茶のタイルをあしらうことで、個性がありつつも端正な仕上がりになっています。
位置の揃った縦長のスリット窓や、外壁と色違いのタイルを施した塀など、細部まで整えられていて、全体的に穏やかで落ち着いた雰囲気が漂う住まいになりました。
片流れ屋根と山吹茶タイルが映える、穏やかで品のある住まいの建築実例を見る

石目調のボーダータイルがアクセントになった住まいです。濃淡の異なるグレーが立体感を演出します。メインのアースブラウンのタイルと相まって、ゆったりとした印象に仕上がりました。
夜は、重厚なタイル外壁に照明が柔らかく広がり、ドラマチックな陰影を浮かび上がらせます。植栽やアプローチの光も連動する、暗い夜に映える外観です。
夜のライトアップで陰影が引き立つ、表情豊かな住まいの建築実例を見る

白のボーダータイルと大判の石目調タイルの外壁、石調ウォールのコントラストが、シンプルで洗練された印象を与える住まいです。通り側に玄関以外の開口を設けないことで、陸屋根と軒の水平ラインが一層強調されています。
無駄を削ぎ落としたミニマルデザインは、派手さこそないものの、唯一無二の存在感を発揮します。
白タイルと石調ウォールが際立つ、直線美が映えるスタイリッシュな住まいの建築実例を見る

こちらは3階建て2世帯住宅の建築実例です。限られた敷地を最大限利用できるよう、工夫された凹凸のあるフォルムが外観を特徴づけています。空間の有効活用として、2階バルコニーの軒下をカーポートとして利用しています。
隙間に植栽を取り入れることで、窮屈な印象を与えません。グレージュのタイル外壁がスタイリッシュで、都市部の環境ともよく馴染んでいます。
グレージュのタイル外壁と凹凸あるフォルムが特徴的な住まいの建築実例を見る

都内の中高層ビルが立ち並ぶ地域にある、5階建ての併用2世帯住宅です。1階にはシックな石目調のキラテックタイルを張り、2階以上は白のスクエアタイルをあしらいました。
5階部分のオーバーハングの軒が水平ラインを際立たせるとともに、ラインの揃った縦長の窓がスタイリッシュな都市型住宅を演出しています。
街並みに映えるシンプルモダンな外観が際立つ、5階建ての都市型住まいの建築実例を見る

深みのあるネイビーの吹付けと、上部のアイボリーのタイルによるツートーン外壁が印象的な住まいです。吹付けとタイルの質感の違いが、単調になりがちな平屋の外観に適度な変化を与え、ダイナミックな片流れ屋根がモダンな雰囲気を強調しています。
グレーを基調としたシンプルな外観や植栽とも統一感があり、街並みに映えるスタイリッシュな外観に仕上がりました。
ネイビー×アイボリーのツートーンで際立つ、都会的で洗練された平屋の住まいの建築実例を見る

ブラックのキラテックタイル外壁と堂々とした寄棟屋根による、シンメトリーな外観が特徴的な平屋の住まいです。重厚感のある深い軒と、石目調タイルで整えられた外構や美しい植栽が、昼も夜も落ち着きある陰影と品格を演出します。また、庭やテラスにもつながる構成で「静けさ」と「開放感」が両立しています。
余計な装飾を排したミニマルデザインの建物と緻密に計算された外構の、合わせ技の美が宿る外観です。
ブラックタイルと寄棟屋根で締まった印象を放つ、シックな平屋の住まいの建築実例を見る
今回紹介したポイントからも分かるように、センスのいい外観は、特別なデザインやこだわりの素材だけで生まれるものではありません。色、素材、窓配置、外構など複数の要素を、一つのテーマに沿って整えることで、スタイリッシュで美しい外観に仕上がります。
これから注文住宅を建てる方は、全体の統一感とバランスを大切にしながら、長く愛せる家づくりを目指しましょう。
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