住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
人生における三大資金は、住宅資金、教育資金、老後資金と言われていますが、生活にかけるお金の考え方は、人それぞれ異なります。自分たちが何に重きを置いて、いつどのようにお金を使っていきたいのかという「ライフプラン」を立てることが、物件を購入するための資金計画には重要です。
その上で、自分が家を購入するために用意できる「現金(=自己資金)」と、「住宅ローン借入額」を決めましょう。
「自己資金」とは、貯蓄から、引越しや家具の購入に必要な「入居費用」と、家族の病気やケガ、災害時などへ備えの「生活予備費」、さらに「ライフプランに基づいた将来のための貯蓄」を引いた額になります。
住宅ローンは、銀行によって対年収比率は異なりますが、一般的には年収400万未満は年収負担率30%、それ以上は35%まで借入可能で、25%以内なら安全と言われています。ただし返済期間が長期間に及ぶので、家計に無理が出ないようにするためには、20%前後に押さえておくと安心です。
そのほか、物件購入時の諸費用を考慮しましょう。この諸費用とは、ローンの借り入れや不動産登記などにかかる金額のことで、物件価格の5~10%が必要です。
現実的に購入可能な物件価格とは、「自己資金+無理なく借入可能な住宅ローン-諸費用」が目安となります。