住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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第9回 安全配慮で高齢者にやさしい住まいに。
交通事故よりも発生件数が多いと言われる高齢者の家庭内事故。
くらしの中のささいなきっかけが、大きなけがにつながることもあります。
身体機能が低下しても安全にくらせるように、家の中を見直してみませんか。
室内での転倒を防ぐために、整理整頓を心がけ、床の上にはなるべくものを置かないようにしましょう。厚手のカーペットやマット、電気コードもつまずきの原因になります。
また、すべりやすい靴下やスリッパの着用は避けましょう。
転落の危険がある階段には、ズレ防止、すべり止め加工が施されたマットを敷くと安心です。
ワックスや化学モップの使用はすべる原因となるので、階段のお手入れは布やお掃除シートでのから拭き程度にとどめましょう。
足元を照らすフットライトを階段や廊下に設置しておくと、夜間にトイレなどに起きた際にも安心です。暗くなると自動的に点灯するタイプや、人感センサータイプのフットライトなら消し忘れの心配もありません。
暖かい部屋から寒い脱衣室や浴室に移動して入浴するといった、急激な温度変化はからだに負担を与えます。このヒートショックを防ぐために、脱衣室や浴室の暖房をつけたり、浴室の壁や床にシャワーでお湯を掛けたりして、事前に暖めておきましょう。
浴室は、濡れていたり泡が残っていたりするとすべりやすいので、こまめに掃除し、水気を拭き取るようにしましょう。
転倒を防ぐため、洗い場や浴槽にはすべり止め加工が施されたマットを敷くと安心です。
足腰が衰えるとからだのバランスを失いがち。トイレには立ち座りの動作を助ける手すりを設置しましょう。
また、トイレはヒートショックが起きやすい場所のひとつ。
温度差が小さくなるように、寒い時期には暖房をつけるようにしましょう。
靴の脱ぎ履きで不安定な姿勢が多くなる玄関。
式台を置いて段差を解消し、姿勢をサポートする手すりを付けると安心です。
また、玄関ホールに敷くマットはすべり止め加工が施されたものを選ぶようにしましょう。
ドアが閉まるスピードが速過ぎたり開閉しづらかったりすると、手や足をはさむなど思わぬけがをする恐れがあり、危険です。
ドアクローザーや蝶番を定期的に点検して、ドアの不調があれば早めに調整するようにしましょう。