住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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第10回 家庭で食中毒を起こさないために。
食べ物などに付着した細菌やウイルスが体内に侵入することで起こる食中毒。
気温と湿度が高く細菌の増殖が活発になる夏場は、特に注意が必要です。
家庭でできる食中毒対策をしっかり確認しておきましょう。
家庭で食中毒を防ぐためには、原因となる菌を「付けない」「増やさない」「やっつける」が3原則。
手や調理器具をしっかり洗う(付けない)、食品は適切な温度で保存する(増やさない)、加熱処理や殺菌をする(やっつける)。
梅雨から夏は特にこの3原則を心がけましょう。
生鮮食品を購入する時は、消費期限をよく確認して、新鮮なものを選びましょう。
持ち帰る時は、肉や魚の汁が漏れて他の食品に付かないように、分けてポリ袋に入れて。
食品が傷まないように、寄り道をせずにまっすぐ帰ることも大切です。
冷蔵や冷凍が必要な食品は、帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
肉や魚は、他の食品に汁が付かないようポリ袋や容器に入れて。
冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保つのが目安。冷気の循環が悪くなるので、冷蔵庫は詰め込み過ぎに注意を。
キッチンのごみはこまめに捨て、清潔な布巾やタオルを使いましょう。
包丁やまな板は肉用、魚用、野菜用と使い分けると安全。
調理器具やまな板、布巾やスポンジなどは使ったらすぐに洗剤で洗い、熱湯をかけるか市販の台所用殺菌剤を使って殺菌しましょう。
調理前や、肉や魚、卵を触った後には石けんで手を洗って。
生で食べるものや調理済みのものに肉や魚の汁が付かないように注意を。肉や魚は充分加熱するようにしましょう※。
また、冷凍食品の解凍は、自然解凍ではなく冷蔵庫や電子レンジを使うのがおすすめです。
※中心部を75℃で1分間以上加熱するのが目安です。
食べる前には、石けんで丁寧に手を洗いましょう。
清潔な手で、清潔な器具を使って清潔なお皿に盛り付けます。
また、つくった料理は長時間室温に放置せず、温めて食べるものは温かく(65℃以上)、冷やして食べるものは冷たく(10℃以下)キープしましょう。
残った食材を扱う前には手を洗い、清潔な容器に移し替えます。
早く冷めるよう、浅い容器に小分けして冷蔵庫にしまいましょう。
再び食べる時には、75℃以上に加熱して。
時間が経ち過ぎたものや、少しでも怪しいと思ったものは思い切って処分しましょう。
吐き気や腹痛など、食中毒かなと思う症状が出たら、早めに病院へ行き医師の診断を受けることが大切。
おう吐や下痢の症状は、原因物質を排除しようというからだの防御反応です。
市販の下痢止めなどの薬をむやみに服用しないようにしましょう。