住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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第6回おしゃれなリフォームだったら、「収納プラン」を最優先♪
大池 敦子(くらしの知恵 ほろto 代表)
部屋を散らかす衣類や小物類の整理整頓ができれば、美部屋まであと少し。収納場所の“要”ともいえる押入れや物を押し込んでいる空き部屋などを有効に活用することにより片付けの基本はほぼ完成となります。
ここでのポイントは既成概念にとらわれないこと。ちょっとした工夫やアイデアにより、格段に変わる収納の考え方を学んでください。
前回のコラムを実践していただければ、引出しの片付けは、ほぼ完了。これで部屋を散らかす原因はなくなりました。次は押入れの有効活用。この押入れが、旧態依然とした何ともやっかいな困ったスペースなんです。
押入れは大きければ良いというものでは決してありません。収納したいものの大きさの奥行きさえあれば十分。多分、皆さんのお宅の押入れの中で一番場所をとっているのが、奥行きによって生まれる“デッドスペース”だと思います。ただこのデッドスペースを効率良く使えば、思わぬ便利な収納場所ともなります。
大々的ではなくても、簡単な工事で、勝手が良く、見違えるほど楽しい生活を送ることが可能となります。
子供が巣立った空き部屋は、処分に困った嫁入りダンスや買い足したタンスなどがいっぱいで、今や物置と化していませんか。
リフォームをしたり、思い切って処分することでスッキリとした暮らしを手に入れることは簡単ですが、ここは発想を切り替えてみてはいかがでしょうか。
「家具の配置を変える」「家具本来の用途を変える」「家具をリメイクする」など、頭を柔軟にすることで生まれる暮らし方もあります。
片付けの原則は、不用なものを処分して最低限必要なものだけで暮らすこと。理屈は分かっていても、その処分ができないから困っているというのが実状です。
片付きはじめた部屋で、空き箱や紙袋、不用だった家具の使い道がドンドン決まってくると、残りの使い道のないものは快く処分できるということですね。この考え方が私のお教えする収納術の基本です。
前回のコラムで申し上げたように、お化粧のメイクにあたる、花や額を飾り付けたり、おしゃれなインテリアに囲まれる暮らしを生かすのは、下地づくり(物の片付け)です。引出し、押入れがしっかりと片付いていれば、どのお部屋もキレイにベースメイクされているのと同じ。
あとは自分のセンスでメイクを楽しんでいただければ、いつまでもお好みの美しくオシャレな暮らしが続いていきます。
私の拙いコラムを4 回にわたりお付き合いいただき、ありがとうございます。 収納術については、各戸それぞれで、まだまだお伝えしきれていないこともあります。より詳しいことがお知りになりたい方は、ぜひ私の「収納セミナー」にご参加いただき、直接お尋ねくださいませ。
また、私が手がけているインテリアコーディネートやお部屋のデコレーションについては、またの機会に。
くらしの知恵 ほろto 代表
収納と古民家リフォームに特化したインテリアデザイナー
大池 敦子(おおいけ あつこ)さんのオフィス「くらしの知恵 ほろto」はこちら
※プロフィールは、取材当時のものです。