築43年物件が異素材をミックスした
都会的な住まいに様変わり

マンション
夫婦
異素材ミックス
インダストリアル
モダンスタイリッシュ

「シンプルでありながらカッコいい！」を実現したダイニングキッチン

リアリエ編集チームがInstagramなどSNSで見つけた「中古＋リフォーム・リノベーション」から、皆様の参考になりそうな素敵なお部屋をご紹介します。

首都圏の湾岸エリアに住むKさんご夫妻（30代）。以前住んでいた賃貸物件の契約更新に合わせてマイホーム探しをはじめたそう。奥様は駅からの距離や周辺環境など立地を重視。ご主人は好みのインテリアが映える内装にできることが希望。予算内でふたりの希望を考慮した結果、「中古のマンションをリノベーション」という選択が浮かび上がったのです。そして、出会ったのが築43年、68㎡のマンション。ベランダからの素晴らしい眺望を生かすために、2つの和室を取り払い、広々としたLDに大改造。インテリアが映える内装にこだわり、中古物件がモダンな空間へと見事な変貌を遂げました。

ダイニングの壁紙をはがして躯体のコンクリートを見せるなど、N.Y.のSOHOを思わせるインダストリアルなテイストは、ご主人の好み。「空間はできるだけすっきりと見せたい」という要望に合わせて、ガスレンジは壁側に設け、アイランドキッチンはシンクと作業台のみ。ステンレスやコンクリート、アイアンなどの無機質感と見事に調和させているのがテーブルや床に使った木。スタイリッシュにし過ぎずにナチュラルさを、程良くミックスさせることで、居心地の良い空間が誕生しました。

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2部屋の和室をリフォームし、明るく広々としたLDに

Kさんご夫妻のリノベーションは、インテリア雑誌などから自分の好みの写真を切り抜き、イメージ作りをするところからスタートしました。置きたい家具と、そのレイアウトを決め、その要望が実現する物件を探したそう。ゆったりとくつろげることを一番の目的にしたリビングは、もとは和室だった部屋。LDとつなげることで、住まい全体が明るく広々とした印象に。寝室の採光にもなっている開閉式の窓も、当初から取り入れたいと思っていたこだわりのひとつ。壁面を彩る洒落なアクセントとなって、インパクトは大。

お気に入りの棚とソファを生かして廊下にラウンジスペース

木製の大きな棚は以前の住まいで使っていたもの。思い入れのある棚を生かすことを前提に、設計段階で取り入れたのが廊下兼ラウンジ。以前の廊下を広げ、床の一部にフローリングを敷き、リビングとお揃いのお気に入りのソファを設置。壁には、ご主人のご両親からプレゼントされたパネルを飾り、お洒落なギャラリーを思わせる空間を作り上げました。玄関からリビングへ行くまでの時間と空間を楽しむ、余裕のある豊かさを感じることができます。

マスタードをアクセントカラーにしたレトロシックな寝室

寝室は約4.6帖。ファブリックはソファなどの家具同様にネイビーやブラウンなどシックなトーンで統一。壁面の一部はアクセントウォールとし、マスタードイエローの一色に。レトロな色をシンプルに組み合わせ、照明は電球のみ！　ベッドヘッド側の壁に設けた窓からはリビング側から自然光と風が入り込みます。余計なインテリアは置かず、心地よく眠る空間作りに徹した寝室です。

寝室から直結した使い勝手の良い洗面＆バスルーム

購入物件を一度、スケルトン状態にして行った今回のリノベーション。実際に住んでみて、Kさんご夫妻がいちばん使い勝手の良さを感じたというのが寝室に直結した洗面所とバスルーム。夜はお風呂から上がったらすぐに寝室に行け、朝は起きたらすぐに顔を洗える。共働きで忙しい毎日を送る夫婦にとって時短できるありがたい設計だそう。バスルームはパナソニックのMR-Xシリーズ。洗面所の内装はタイルと木、長方形の洗面ボウルでシンプルに。

洗濯やコーディネートも行える独立したランドリールームを設置

リフォーム前の間取りで難点だったのが洗濯機を置くスペースの狭さ。そこで、洗面所とは別に、大がかりな水回りの工事が少なくて済む場所にランドリールームを設置。洗濯機はスタイリッシュなデザインが気に入ったというパナソニックの「Cuble」シリーズ。洗濯から乾燥、収納、洋服のコーディネートまでが一か所で行えるのです。2.2帖分のスペースを確保しているので、収納スペースとしても大活躍。トイレはタンクレスを採用し、スッキリとした空間に。壁は白一色で清潔感を持たせました。

リノベーション前の間取り図： 3LDK

築43年の68㎡の物件。住まいの中央に家族が集まるLDKを設けた間取りは当時の流行でした。プライベートが保てるようにと、個室が完全に分断されているのはちょっと寂しい気分を感じさせていました。洗面、バスルーム、トイレがひとつの空間になっている点も気になるポイントでした。

リノベーション後の間取り図： 2LDK+S+Lounge

間取りの大半を組み直した、フルリノベーション。玄関を入って、まず意外性をつくのが、書棚を取り付けたラウンジスペース。廊下を広くし、ゆっくり本を読むなど、ひと息ついたり集中するエリアとして活用。新設したランドリースペースには、洗濯機を置くだけでなく、収納スペースも兼ねた2.2帖のゆとりある広さ。共働きで慌ただしい毎日を過ごすご夫婦の動線を考慮して、寝室に直結した洗面所とバスルームも、ご夫婦が喜んでいるポイント。かつて和室2部屋だったベランダ側のスペースは大胆にリノベーションし、12.2帖のリビングダイニングへと生まれ変わりました。

※今回の事例は、パナソニックリフォームが手がけたリノベーションではありませんが、リアリエでは、このような素敵なリフォーム・リノベーションを実現するお手伝いも行っています。どうぞ、お気軽にお問い合わせください。