趣味とおもてなしを楽しむ
セカンドライフ・リノベーション

by リアリエ

マンション
夫婦
茶室
おもてなし玄関
和風
モダンスタイリッシュ
360°ビュー

LDKはそれぞれの趣味を楽しむ共有空間

今回の提案は60代のご夫婦のセカンドライフを想定しました。ご主人は自転車や読書、奥様はお茶とそれぞれに趣味を持つ二人。そんなご夫婦が、”程良い距離感で自分の時間と二人の時間を楽しめる”、という住まい作りが、今回のテーマです。その要となるのが、茶室と書斎を一体化させたLDK。食事など一緒に過ごすスペースと、お茶や読書を一人で楽しむスペースを設けて、ゾーニングにもひと工夫。さらに余裕を持たせた間取りで、お客様をもてなす空間も誕生しました。

食卓は二人にとって大切なパブリックゾーン。ベランダに面した明るい場所を広めに確保。大きめのダイニングテーブルと座り心地にこだわった椅子を置けば、来客時の対応も可能。あえてソファを置かない分、空間にゆとりが生まれます。

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おもてなしや寛ぎの場に使える和室

和室には、床の間と炉を設けて、本格的な茶室として使える工夫を施しました。茶室での朝の一服から始まり、昼間はお茶の教室を開くも良し。日本の伝統を感じさせる和室は、客間としても、寛ぎの場所としても使える空間として、重宝することでしょう。

窓際のスペースを書斎として有効活用

和室の隣には、ご主人の書斎コーナーを設置。壁に造作の棚を設ければ、本や趣味のアイテムを飾って楽しむこともできます。ゆったりとしたチェアに体を委ね、窓から降り注ぐ日差しや風を感じながら読書を楽しみ、隣の和室では奥様がお茶を点てる。優雅なセカンドライフに夢が膨らみます。

ゆとりある生活を象徴する玄関

シニア世代ならではのこだわりとして、将来性も視野に入れて取り入れたのが引き戸です。各居室や洗面所、トイレなど生活動線の出入口を引き戸にすることで、安全面が保たれる上、開放感も得られます。10年後、20年後を想定したリノベーションは、空間だけでなく、心にも余裕を与えてくれるでしょう。

出入口は安心安全な引き戸に

和室をリビングと書斎スペースとしてリノベーション。押入れを無くした分、壁に設けた造作棚をオープン収納として、大量の本を飾ることにしました。お気に入りの本をいつでも手に取ることができるホームライブラリーがある空間の完成です。

広々とした空間をゾーニングで使いやすくアレンジ

4LDKと細かく分かれていた間取りを寝室、和室、LDKの2LDKに大胆リノベーション。ポイントは、間取りをシンプルにして、設計段階で空間の使い分けをはっきりさせたこと。寝室や書斎はプライベートゾーン、玄関周りとリビング＆ダイニングはパブリックゾーンと、ゾーニングをしっかりと決めて、和室は襖を開閉するだけで、その両方のゾーンを兼ね備えるようにしました。柔軟性があるゾーニングで、暮らしやすさに配慮しました。