「良家づくり」から持続可能な社会を考える

創業者 松下幸之助の想いは、
SDGsの取り組みの原点でもあると考えています。
パナソニック ホームズは、その想いを引継ぎ、
家づくり、街づくりを通して、
人々の豊かな暮らしを支えていきます。

公開日:2022/3/31

取締役 常務執行役員 高橋 健一さん

「水道哲学」はSDGsの
ゴールとリンク。CS No.1に向けた取り組みの先に描く
「持続可能な社会」とは。

取締役 常務執行役員
高橋 健一

※記事に掲載の役職名、商品・サービスについての内容は公開時点の情報になります。

関連するSDGs

  • 働きがいも経済成長も
  • 住み続けられるまちづくりを

パナソニック ホームズが考えるSDGs。
その原点とは?

パナソニック ホームズは、創業者 松下幸之助の“住まいは人が暮らしていくうえで最も大切なもの。それにふさわしい良い家をつくりたい。”という想いからスタートした会社です。創業したのが1963年ですので、もう60年近く前の話になります。松下幸之助が遺した言葉のひとつに、「企業は社会の公器である」があります。
これは、「企業は、人材・資金・物資など、あらゆる経営資源を社会から預かり事業活動を行っている以上、社会と共に発展し、
その活動は透明で公明正大なものでなければならない」という考えです。この思想の延長線上に、今のパナソニック ホームズのSDGsの取り組みがあると考えています。

創業者が遺した「水道哲学」のように、
社会を豊かにしていく思想がSDGsの取り組みにつながる。

SDGsが掲げる17のゴールすべてを網羅してきたわけではないですが、思想としては創業時から社会貢献への思いがあったと言えます。
例えば、松下幸之助の言葉としてもうひとつ挙げられる「水道哲学」の考え方です。「水道の水のように、いい物を安くたくさんつくるということは、社会をより豊かにしていく」というこの考えはまさに、
「1.貧困をなくそう」「4.質の高い教育をみんなに」「6.安全な水とトイレを世界中に」などのゴールと発想の原点は同じだと思います。

パナソニック ホームズがSDGs17のゴール達成に向けて、
具体的に大切にしているものとは?

私たちは「すべてはお客様のために」という行動指針のもと「CS(お客様満足) No.1」にこだわり、すべての事業活動を連携させています。パナソニック ホームズの前身となる元ナショナル住宅建材会長の丹羽正治さんは、かつて「大きな会社ではなく良い会社を目指そう」と語りました。この「良い会社」とは「CSNo.1」と同じ意味だと私は思っています。そして、CS(お客様満足)とES(従業員満足)の両方を追求し続けていけば、「11.住み続けられる街づくりを」「8.働きがいも経済成長も」などのゴール達成にもつながってくるのではないかと思っています。

住まいを通して、お客様一人ひとりに寄り添いCS(お客様満足)No.1を追求。
社会貢献の取り組みと、今後のビジョンとは。

「社会課題の解決を、どのようにビジネスモデルに組み込めるか」が重要だと考えています。それを私たちのノウハウで具現化したのが大阪府吹田市のスマートシティ「Suita SST」やインドネシアのスマートタウン「SAVASA(サバサ)」です。どんな環境下でも安全で快適なくらしが価値を保ちながら持続すること。そのためには災害支援も欠かせません。私は阪神・淡路大震災で現地へ向かいお客さまのお宅を1軒1軒まわった経験があるのですが、この仕事を通じて社会に貢献できる本当の意味を知りました。私たちが建てた家は大地震でも倒壊がなく、お客さまだけでなく街を守ることに貢献できた。その時「私は何のために働くのか?」という使命観を見出すことができたのです。1軒でもパナソニック ホームズの「強く快適な」家を建てることが“社会の安寧”につながり、お客さまお一人お一人の潤いある人生を叶えていく。それが結果として、「11.住み続けられる街づくりを」に挙げられるような、持続可能な社会づくりへとつながっていく。創業者 松下幸之助が説いた「水道哲学」のような思想で、すべての家庭で「大地震でも倒壊しない家」を普及させることができたなら。そんな思いで私たちは、今日も「良家づくり」と向き合っています。

パナソニック ホームズでは、住まいの引き渡し後も災害が発生した時には、速やかに対象エリアにお住まいのお客様へ、安否確認から被害状況のご確認を行い、さらに現地の要請に応じて建物清掃などの復旧作業を実施。生涯にわたるおつき合いを通じて快適な暮らしをサポートしています。
※災害の規模や当社の被災状況などにより、復旧支援活動ができない場合があります。