住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
公開日:2022/7/29
環境にも、暮らす人にも配慮。「持続可能な暮らし」のために、ハウスメーカーができることとは。
マーケティング企画室 室長
野村 英紀
※記事に掲載の役職名、商品・サービスについての内容は公開時点の情報になります。
関連するSDGs
お客様にZEHの意義と暮らしやすさを理解いただくことが、
ZEH普及のカギ。
2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言。
住宅メーカーには、ZEH住宅の普及による温室効果ガス削減への貢献が期待されています。私が所属するマーケティング企画室は、全社のリード役として、ZEH推進のロードマップづくりと、開発や営業など部門を越えた具体的なサポートを行っており、具体的な目標として、2025年度に当社の販売する建売を含む新築戸建の85%をZEHの住まいとすることを定めました。この目標達成のためには、お客様にZEHの意義や暮らしやすさを一層ご理解いただくことが不可欠です。そのために、当社の住まいなら快適に暮らしていただきながらZEHが可能であることを、営業活動のなかで丁寧にご説明することや、今以上に断熱性能を高める、設備の省エネ性能を高める、太陽光発電等の効率を上げるといった商品・技術開発も必要だと考えており、部門を越えた働きかけを行っています。
ZEHの普及とともに、
快適で安心の暮らしが続く住まいであることが重要。
当社はZEHが注目される以前から、当社を選んでくださったお客様の暮らしに負担をかけずに、快適に暮らすことで環境貢献ができる住まいを追求してきました。今やそれは、強い躯体と断熱性能、省エネ設備が実現する「ZEH」と「全館空調」を両立したパナソニック ホームズの全館空調「エアロハス」として具現化されています。家全体の優れた断熱性能とともに、基礎の内側まで断熱材を施す基礎断熱により、地熱を有効活用。夏は涼しく、冬は暖かい床下の空気を取り入れ、冷暖房に必要なエネルギーを低減します。また、1台の高効率専用エアコン、個別制御、セーブ運転などの積み重ねにより、家全体で省エネを推進。心地よい環境を実現しながら、空調と換気にかかる電気代を一般の全館空調と比べて約74% *に抑えています。「エアロハス」なら太陽光発電システムの搭載量を、できるだけ抑えながら、快適なZEHの住まいを実現することが可能です。
※〈試算条件〉2021年11月現在。当社[カサートHS構法](ハイグレード断熱、開口部ガラス:アルゴンLow-E(日射遮蔽タイプ))での「エネルギー消費性能計算プログラム(住宅版)」に基づく独自試算。◎当社2階建モデルプラン(延床面積123.04㎡)における試算。◎建築地:6地域◎算出した数値は目安であり、それを保証するものではありません。気象条件、プラン、建築地、生活スタイルなどの諸条件により異なります。
環境に配慮したZEHの住まいを、
賃貸住宅にも。
また、戸建住宅に限らず、賃貸住宅のZEHの普及にも取り組みを開始しています。「環境に配慮した賃貸住宅を建てたい」というニーズの高まりを受けて、徐々に受注実績を伸ばしつつあります。カーボンニュートラルの視点は、賃貸住宅経営においてもますます重要になるということを分かりやすくアピールすることで、ZEHを戸建住宅だけでなく集合住宅にも広く推進していきたいと考えています。 私たちには、かねてから“エコな住まいは快適な暮らしや安心の未来を実現する” という、ゆるぎない想いがあります。2050年のカーボンニュートラルに向けて、社会的要請が益々高まっている状況ですが、温室効果ガスを削減して地球温暖化に歯止めをかけるためにもZEHの住まいの提供を通じて、豊かな未来に向けてお客様と共に歩んでいく関係性を築くことが最終的な目標だと思っています。