家づくり、街づくりを通じて考えるSDGs

創業者 松下幸之助の想いは、
SDGsの取り組みの原点でもあると考えています。
パナソニック ホームズは、その想いを引継ぎ、
家づくり、街づくりを通して、
人々の豊かな暮らしを支えていきます。

公開日:2022/10/31

街づくり事業部 プロジェクト推進部 伊達プロジェクト推進室メンバー

地元企業や住民と共に、地域の社会課題解決に取り組む街づくり。

街づくり事業部 プロジェクト推進部
伊達プロジェクト推進室メンバー
(左から)西田 智之・望月 直樹・熊谷 一義 (室長)・
山岡 謙吾・一ノ瀬 康弘
※街づくり事業部街づくり技術部東部街づくり技術課に在籍

※記事に掲載の役職名、商品・サービスについての内容は公開時点の情報になります。

関連するSDGs

  • すべての人に健康と福祉を
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • パートナーシップで目標を達成しよう

パナソニック ホームズが手掛ける、街づくりプロジェクト「Up DATE Cityふくしま」。この取り組みのゴールは『健幸と生涯活躍のまち』、そして『想像を超えたくらし』です。その時々に応じて生活の仕組みやサービスのアップデートを行い、住民の生きがいと活躍の機会を高め、さらに多世代交流を活発化させることで、今までにないくらしの提供を目指しています。
当社のプロジェクトメンバー5名が、伊達市や私たちの取り組みに賛同してくださる地元企業や団体の皆さまと共に、現地で挑戦を続けています。

地域の方たち自らが理想の街づくりを実現できる
プラットフォームを開発しています。

近年、多くの地方は少子高齢化や人口減少、雇用率の低下といった社会課題を抱えています。『Up DATE Cityふくしま』は、街づくりによって、そのような社会課題の解決を図る実証フィールドの場です。当社は、新しく住まう人々が地域社会に溶け込み、子どもや高齢者などの多世代と交流・共働できるくらしの実現を目指し、伊達市とともに『Up DATE City協議会』を設立。街づくりに必要な住宅や公共・商業施設などのハード面と、タウンサービス・タウンマネジメントといったソフト面の両面で検討し、街づくりのプラットフォームの開発を担っています。協議会には50近くの地域の協力団体に参加いただいており、くらしの質を高める住宅建設やサービスを提供いただく共創モデルを構築中です。さらに、将来的にはタウンマネジメント会社も地域で運用できるように推進。企業主幹の押し付けではなく、街でくらし続ける地域の方々が自身の生活を考え、自発的に街づくりに取り組むことのできる仕組みを共創することが、私たちの使命であると感じています。

色々な方に関わっていただき、技術や視点を取り入れ
Up DATE City(アップデートシティ)成功を目指します。

現在、協働いただいている地元のビルダーさまや団体・会社さまは、私たちからご依頼したり、すでにパートナーになった関係者からご紹介いただいたりと、地道に関係を築いてきた信頼のおける方々ばかりです。協力会社さまには先進技術やサービスなどを提供いただくほか、当社が推進する街づくりならではのルールとして、全てのビルダーさまの住まいはZEH(または、Nearly ZEH)で太陽光パネル、HEMSを設置することを条件に、住まいの性能だけでなく、地元住民のくらしに応えられる住宅を建設いただいています。メーカーの住宅販売において好条件とは言い難い土地であっても、価値ある街づくりが可能になるだろうと手応えを感じており、当社の未来にとって、必ず必要となる取り組みだと考えています。最近では協働する会社さまにおかれましても、「当社とUp DATE Cityの取り組みをしているから」ということで、さまざまな取引先などから新たな提案の打診を受けるなどの事例もでてきたようです。これは、地域経済と共創する持続可能なビジネスモデルへの期待の表れであるだけでなく、当社との取り組みが協力会社さまにもプラスになっていると感じたうれしい展開でもありました。また、『Up DATE Cityふくしま』が地域に定着することで、街づくりの新しい地方創生モデルの先進事例として、全国に水平展開できるのではないかと、今後の発展を楽しみにしています。
地域の魅力を高め、社会課題を解決するためにも、多様な視点を持つことを大切にしたいです。自治体・民間企業・民間団体・市民など、あらゆる立場の方々と幅広く交流することはもちろんですが、社内でも性別や年代に関わらず、多様な人材に参加いただければうれしいです。会社内でも取り組みを広げていけるように、プロジェクトの成功に向けて積極的に挑戦し続けていきます。

高子駅から『Up DATE Cityふくしま』の眺望
建設が進む戸建住宅用地「ソラチエ」
ソラチエに隣接する高子駅前の公園では、マルシェも実施。
街の内外の方が集い交流する場です

開発中の空き地ではヤギを放牧し、除草を手伝ってもらっています。機械を用いないことで石油由来のCO2を出さずに、里山の環境を整えることができます。普段は地域の方々にかわいがっていただいており、マルシェの時にはお客さまとの触れ合いも実施。活動を通じて、動物愛護の心が育まれています。このように、ヤギと地域のみなさまとのパートナーシップによって、SDGsの貢献が実現できています。これからも、地域の方々と共に、持続可能な未来に向けて取り組んでいきます。

  • 質の高い教育をみんなに
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 陸の豊かさも守ろう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
ヤギの放牧
ヤギと地域住民の触れ合い

『Up DATE Cityふくしま』
パートナーみなさま
お話お聞きしました

伊達市 未来政策部総合政策課 後藤 賢司さん
住民主体の地域コミュニティは
持続可能な地域社会の形成につながると期待しています

伊達市 未来政策部総合政策課 後藤 賢司さん

伊達市は、健康で活動的な生活ができる先駆的なモデルとして、「伊達市版生涯活躍のまち構想」を策定しています。市内外の民間企業が強みを活かし「くらしの仕組みやサービス」をアップデートしながら持続可能なまちを目指すというUp DATE Cityの構想に賛同し参画しました。官民連携の先進的なまちづくりのモデルとなるよう、幹事会員の役割を果たしていきたいです。

株式会社セキホーム福島 鴫原 友幸さん
若い年齢層だけでなく最近では県外からの関心も寄せられています
株式会社セキホーム福島 鴫原 友幸さん

30代の若い層を中心に興味のある方が多い印象がありますが、宅地造成しているころから「この街に住みたい」という近所の方もいらっしゃいました。最近では東京から見学に来られるなど徐々に広がりが出てきたようです。このように、県外からも興味を持っていただいて、住民が増えれば地域活性にもつながると大いに期待しています。

株式会社創作家 小賀坂 久志さん
伊達の地元工務店として
地域を盛り上げたい

株式会社創作家 小賀坂 久志さん

街中から少し外れた立地でどのような街づくりの構想を実行していくのか、パナソニック ホームズの取り組みにとても共感し、参画することにしました。今後さらに地元工務店が参画することで盛り上がってほしいとの想いもあります。Up DATE Cityに興味を持って相談に来られるお客さまはオンリーワンの住宅を求める方が多いと感じています。その期待に応え、良質な住宅を届けていきたいです。

東北電力株式会社 宮城支店 小林 瑠美さん東北電力株式会社 宮城支店 鹿野 幸一さん
パートナーシップで
スマートシティ実現へ

東北電力株式会社 宮城支店 
小林 瑠美さん 鹿野 幸一さん

パナソニック ホームズとは様々な分譲地で協働してきました。特にUp DATE Cityの構想は、当社の中期経営ビジョンである「スマート社会の実現」に沿ったものだと興味深く、私たちも一緒に地方が抱える課題を解決したいという想いです。この地域は伊達家とゆかりがあり観光面でも可能性を秘めているため、この取り組みによって周辺地域の魅力も再発見され、地域全体が活性化されることも期待しています。

コンプラス株式会社 佐藤 修一さん
安心して暮らせる街へ
手厚いサービス展開を

コンプラス株式会社 佐藤 修一さん

弊社は買い物支援サービスなどを展開するベンチャー企業です。異業種交流会でパナソニック ホームズの取り組みに共感し、参画しました。買い物困難者の課題を「訪問」や「ネット」で解決。地元の老舗スーパーと連携し、新たなビジネスチャンスや雇用を創出できるなど、『Up DATE Cityふくしま』以外の地域にも効果が波及しています。

福島学院大学短期大学部情報ビジネス学科 木村 信綱先生
新しい人を迎え入れる
コミュニティづくりを

福島学院大学 短期大学部 情報ビジネス学科 
木村 信綱先生

福島学院大学の学生は、街の魅力を伝える立看板の作成やパナソニック ホームズのオフィスづくり、街と地元農家さんをつなぐマルシェの運営など、さまざまな取り組みに参画しています。ゼロから新しい街ができていく中で、新しい人を迎え入れることに共感する地元の人たちと地域づくりに取り組む経験が、これから持続可能な社会を次世代へ引き継ぐための“学び”につながっていると思います。

福島学院大学の学生が内装したオフィス
オフィスをDIYする学生たち
街のエントランス横の立看板。目を引くデザインは学生のアイディアによる

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