家づくり、街づくりを通じて考えるSDGs

創業者 松下幸之助の想いは、
SDGsの取り組みの原点でもあると考えています。
パナソニック ホームズは、その想いを引継ぎ、
家づくり、街づくりを通して、
人々の豊かな暮らしを支えていきます。

公開日:2023/02/28

パナソニック ホームズ東京支社 城南支店 市場開拓プロジェクトチーム

手探りでスタートした地域密着プロジェクト。商店街と協働しながら、災害に強く、発展し続ける街へ。

パナソニック ホームズ東京支社 城南支店
市場開拓プロジェクトチーム
上段左から:清水 厳(支社長)
入澤 孝昌(城南支店長)・北條 賢宏(営業推進)
下段左から:生野 愛佳・山中 滉生・鈴木 啓之・橋本 拓実

※記事に掲載の役職名、商品・サービスについての内容は公開時点の情報になります。

関連するSDGs

  • 貧困をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • パートナーシップで目標を達成しよう

街のために。2018年、地域に根差した活動を行うプロジェクトを発足。

約5年前、当時の担当者は「東京都は不燃化を推し進めており、手厚く助成を行っている。東京支社にいる我々だからこそ、不燃化特区の解消に取り組むべきではないか」と考え、支社内で新たなプロジェクトに参加する若手社員を募りました。一番に手を挙げた社員をリーダーに任命し、チームを発足。不燃化特区のなかでも木密(木造住宅密集地域)が多い品川区と足立区を取り組みの重点エリアに決め、街を歩いて調査し、活動内容のアイディアを出し合いました。その中でリーダーは「品川区の戸越銀座商店街と連携してはどうか」と思いつきます。東京でも有数の商店街である戸越銀座商店街と協働すれば、地域に住む皆さまとつながることができ、そのつながりを軸としてエリア全体に活動を広げていけるのではないかと考えたのです。

戸越銀座商店街を歩いて調査するメンバー。
調査時に実際に使用した地図。

商店街への飛び込みから始まった活動は規模を広げ、新たなメンバーに継承されています。

商店街との協働を思いついたものの、もともと接点があったわけではありません。リーダーは飛び込みで戸越銀座商店街連合会に伺い、「地元の皆さんと協力して不燃化を進めると同時に、街を活性化させる存在になりたい」と熱弁しました。商店街においても防災は重要なテーマであったため、この想いには非常に賛同していただき、地域の方々と最初のつながりが生まれました。
そこでチームは商店街の一角で住宅相談会を実施することからはじめ、商店街の垂れ幕に社名を掲げたり、地元のお祭りに協賛したりと地道な活動を続けていると、先方から「防災意識を高めるイベントに協賛しませんか?」と声を掛けていただけるようになりました。この5年間でメンバーは入れ替わりつつもプロジェクトは継承され、商店街の防災イベントでは災害に強い家をテーマにした紙芝居や、防災に関するクイズなどの出しものを企画するなど、地域の皆さまの防災意識向上に努めながら活動の規模を広げています。

子どもたちに「災害に強い家」を楽しく知ってもらうため、
オリジナルの紙芝居を実演。
商店街の皆さまと一緒に企画・作成したイベントチラシには
展示場の案内を掲載させていただきました。

山中滉生
パナソニック ホームズ東京支社 城南支店
市場開拓プロジェクト チームリーダー 山中 滉生

前任者の想いを受け継ぎ、
地域の方々に頼りにされるハウスメーカーへ。

このプロジェクトを引き継ぐときは、前任者が培ってきた商店街の方々との絆を維持しながら、「さらに連携を深め、つながりを広げていくんだ」という思いで臨みました。最初は不安もありましたが、前任者や商店街の皆さまに学ばせていただきながら今日に至ります。地域の方との連携を深めていくうちに、最近では「パナソニック ホームズさんは商店街でいろいろやっているよね」とお声がけいただく機会も増え、ハウスメーカーとして強い街づくりに貢献できているのではと感じます。私たちとしては防災に強みをもつパナソニック ホームズの住まいをお客様に選んでいただき、オーナー様が住み続けていく地域全体の防災意識を高めることで、持続可能な街をつくるお手伝いをしていきたい。この地域密着プロジェクトは会社の重要な取り組みとして、今後も継承していきます。

山中滉生
パナソニック ホームズ東京支社 城南支店
支店長 入澤 孝昌

街をよりよくし、住民の皆さまのお役に立つために、
これからも取り組みを続けていきます。

今ある街を活性化し、次世代へ引き継ぐために当社ができることは何かと考えながら、このプロジェクトを進めています。以前所属していた住宅展示場ではコロナ禍でお客様と対面する機会が少なくなったため、安全に配慮したうえで地域の皆さまの活動場所として展示場をお貸ししたことがありました。その際にご利用いただいた高齢者の方などに「ありがとう」と言われたことが大変うれしく、このために仕事をしているんだと感じました。住民の方々のお役に立ちながら、地域に根付いて一緒に街を活性化していくヒントをいただいた気がします。戸越銀座商店街連合会さまとのお付き合いも5年がたった今、やはり地道な取り組みの大切さを実感しています。過去の経験も生かしながら、これからも地域に住む皆さんの「街をよくしていきたい」という思いに寄り添っていきたいと考えています。

戸越銀座商店街連合会・理事の亀井哲郎さんに
戸越エリアへの思いや、
当社との取り組みについて
お話お伺いしました

戸越銀座商店街連合会・理事 亀井哲郎さん
ビジョンに共鳴してくれる企業と協働して地域貢献していきたい。

商店街は地域の人々の生活インフラとして役立つように、変化していく必要があります。近年は災害への懸念も高まっており、防災や環境など地域住民の方々が困っていることに応えていくことも商店街の役割の一つでしょう。このような私たちのビジョンに共鳴してくれる企業であれば、ぜひ戸越銀座商店街と協働していただきたいと考えています。パナソニック ホームズのような地域に根付いて社会貢献活動をしてくれる企業なら、商店街を通じて、企業の価値を地域づくりに還元できると思います。私たち商店街も価値を高めて、さまざまな地域活動にスポンサードいただけるように活性化していきたいですね。

災害に強い家を増やし、次世代につながる強い街づくりを。

街づくりの重要なキーワードとして“活性化と継続”が挙げられます。住宅を販売して終わりにするのではなく、世代を超えても人々がそこに住み、繁栄し続け、成長し続ける街をつくるために、ハウスメーカーとして何をすればいいのか。街が抱えている課題を解決するために私たちに何ができるのか。その思いを常に持ちながら地域に根差した活動を続けることで、地域の方々に信頼していただき、持続可能な街づくりのお手伝いをしていきたいと考えています。