住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
公開日:2026/01/30

建築現場の様々な課題に、
施工パートナーとの共存共栄で解決を目指す。
【建築部門の取り組み】
※記事に掲載の役職名、商品・サービスについての内容は公開時点の情報になります。
関連するSDGs
高品質な住まいとその価値の維持に不可欠な施工パートナー。
共存共栄で様々な課題に取り組んでいます。
パナソニック ホームズではお引き渡し時はもちろん、最長60年に渡る長期保証など、オーナーさまの大切な住まいの価値を長く保つため、様々なサービスやサポートをご提供しています。これらを実現するには、新築時から高品質な住まいをお届けすることはもちろん、定期点検などによるメンテナンスを行う大工職などの施工パートナーさまの協力が不可欠です。
当社では新築・リフォームの営業活動を行う各地の拠点ごとに、活動地域の施工会社さまと個別に契約し、一棟一棟の発注や施工時のやり取りを当社社員である現場監督が直接行う管理方式を採っており、各施工会社のみなさまに活動エリアごとに品質維持や現場での安全管理に向けた情報共有や勉強会などを行う「施工チェーン会」を運営。1985年に発足してから、現在では全国で65組織約4,500社が集い、建築現場の課題などを共に考え、高品質な住まいのご提供を同じレベルで目指す力強いパートナーとして共存共栄の関係を築いています。
Topics深刻な大工就業者数の減少という社会課題
●建設‧土木作業従業者全体での就業者数は2000年から2020年までの20年間で約32.7%減少
●中でも大工職は約53.9%減少して半数を割り込んでいる
●60歳以上の割合が全体の約43%に達した一方、30歳未満の若手は約7%に留まる
→建設業界全体で高齢化が深刻な状況になっており、若手技能者の確保を急がなければ、今後さらに深刻な状況になることが予想されます。
将来に続く高品質な住まいをご提供するために、
大工職を目指す若手技能者との接点づくりを強化しています。
パナソニック ホームズの施工チェーン会においても、建築現場の安全管理や高品質な住まいを維持するための施工力強化は重要なテーマですが、近年はやはり人材不足や高齢化に対する不安の声が、各地から寄せられるようになりました。これを受けて、現場監督の管理・育成や施工チェーン会の運営を担い、建築施工現場の業務に最も近い活動を行う建設部が中心となり、将来の大工職を目指す若手技能者との接点づくりを、まずは首都圏エリアからスタートしました。この活動を推進する建設部の大塚、首都圏設計・建設センターの宮下は以下のように語ります。
「一般的に言われている建設業界における人材不足には、肉体労働であることや、安定していない雇用条件といった建設業界全体に対するマイナスのイメージが先行していることも原因の一つといわれています。これに加え、新築着工戸数の減少も相まって“魅力がない”“将来性が不安”という若者が多い状況です。こうした中で、当社としても“ただ待つ”のではなく、若手技能者=次世代の担い手を主体的に確保していく姿勢が求められていると感じています。」(宮下)
「まずは2025年春に、当社の宣伝部門と連携して施工チェーン会に所属するパートナー会社のみなさまが活用できる採用活動用の会社紹介リーフレットを作成しました。若手技能者の採用は施工チェーン会に所属するパートナー会社が主体となって行いますが、当社の施工チェーン会への所属メリットを丁寧にお伝えする内容としています。同業他社が積極的に施工力強化に取り組む中で、私たちも“大工職不足の問題に本気で取り組む会社”として、真摯な姿勢を積極的に発信する必要があると感じています。」(大塚)
このリーフレットでは、パナソニック ホームズの住まいづくりのパートナーとして働くことの利点や特徴、手厚い育成制度など、将来的なキャリアパスのイメージを具体的に持っていただき、安心して働き続けられる環境があることを伝えられる内容になっています。
また最近では、施工チェーン会のみなさまにご協力いただき、将来の技術職の担い手を目指す職業専門校の学生との接点づくりとして、建築分野を志す若い世代に工場見学兼相談会を実施。2025年10月には、栃木県立県央産業技術専門校の訓練生・教員あわせて9名を当社のつくば工場にお招きし、施工チェーン会に所属する会社の代表にもご参加いただくなど、工場見学や活動のガイダンス、展示施設の体験などを通じて、建築分野を志す若い世代に、パナソニック ホームズの家づくりの特徴や魅力をお伝えしました。施工チェーン会のみなさまもこのような活動は初めての体験でしたが、学生と直接交流できたことで、建築現場で働く意義や魅力をリアルに伝えられたと思います。質疑応答では、学生からの質問も次々と飛び交い、双方が活発に交流できる機会となりました。この活動は、学生と施工会社、そして当社をつなぐ新たな取り組みとして、未来のパナソニック ホームズを支える人材を地域全体で育てていくための大きな一歩となりました。
これらを全社的な立場から支援‧推進する営業推進部の北山は、今後の技能職不足に対する企業としての対策と展望を次のように語ります。
「全国的に“人材不足”“高齢化”という構造は共通していますが、置かれている環境と課題はそれぞれの地域で異なります。例えば、地方では“地元志向”が強く、若い人が地元から離れたくないという傾向にあるといいます。そのような状況をしっかり把握し、現地の企業とのつながりを大切にすることや、専門学校との関係性を深める中で、地元の学生が安心して働ける環境があることを示すことがポイントになってきます。各地域の課題を押さえながら、建設部と連携して人材確保に向けた体制を整えていきたいと思います。」(北山)
施工チェーン会のみなさまには当社の方針を常に共有し、
高品質な住まいを共に創出するパートナーとして、強固な共存共栄を進めています。
建築施工現場での様々な活動を進める上で、施工チェーン会のみなさまと私たちが強固な連携を築いていくためには、家づくりへの想いや方向性をしっかりとお伝えし、共感していただくことが何より重要だと考えています。パナソニック ホームズでは、年に一度「施工チェーン会 全国大会」を開催。全国の施工チェーン会の代表者にご参集いただき、全社の方針に加えて、各地の課題やその対策を共有し、パートナーシップのあり方を再確認する機会を設けています。
2025年11月に開催した大会では、社長をはじめ、副社長・建設担当役員など経営責任者が、会社の方針や重点施策を直接お伝えしました。特に2025年度は、パナソニック ホームズの存在意義を社員一人ひとりが改めて見つめ直し、その思いを『私たちの約束』というかたちでまとめ、「くらしをつくり、ひとをつくる」というメッセージを明確に打ち出した節目のタイミングでもあります。この大切な想いを、40年にも渡って当社と協働してくださっている施工チェーン会のみなさまと共有し、パナソニック ホームズの家づくりに携わるすべての方が誇りを持てる環境づくり、そして施工チェーン会とのより良い協働のあり方について共に考え、確認する機会となりました。
「何のためにこの仕事をしているのか」「お客さまにどんな価値を届けたいのか」という当社の原点を見つめ直し、未来に向けて価値あるくらしを創出していくために、パナソニック ホームズは今後も、協働する施工チェーン会のみなさまと同じ方向を向いて歩み続けていきたいと願っています。
●原点を見つめ直し、社員の想いを重ねてカタチになった新しい約束「私たちの約束」はこちら>>>
今回は、大工職の人材不足という課題に対し、パナソニック ホームズが施工チェーン会のみなさまと共に取り組む活動をご紹介しました。こうした次世代にむけての担い手の育成や人材確保は、当社の事業継続という面はもちろん、施工チェーン会のみなさまに協働いただくことで、当社が事業活動を行う地域での経済活動や雇用創出につながるなど、まちの未来を共につくる重要な取り組みでもあります。当社では各営業拠点で、地域自治体が運営・推進する「地方創生SDGs登録制度」への参画を進めており、現在、7つの支社・協業会社で、県や市、8つの自治体による認定を取得。今後も拡大していく予定です。この制度への申請にあたっては、各自治体が発信している「SDGsアクションプラン」に沿った事業活動が求められており、その中でも、「地域に仕事と雇用を創出し、持続可能な地方創生の担い手になれるか」という点は重要な項目になっています。地域密着で家づくりを行う当社にとって、施工チェーン会のみなさまとの協働はまさにその実践とも言えます。これからも当社は各地域の施工チェーン会と力を合わせ、建設業界の課題解決はもちろん、地域に信頼いただける協働パートナーとして、様々な活動を共に取り組んでまいります。
Column社会課題解決に向けた施工チェーン会の活動例
パナソニック ホームズでは施工チェーン会と共に、当社が向き合うべき社会課題や、各地域が抱える課題の解決に向けた取り組みを進めています。
●きれいな建築現場づくりによる、安全施工の実践と産業廃棄物の削減
当社の建設施工現場では、材料の発注・使い方の見直しによる余剰部材の削減や、廃棄物の処理方法の徹底周知による廃棄物削減を行うことで、常に物が片付いて整理された「きれいで安全な現場」と「産業廃棄物の削減」に取り組んでいます。
●施工チェーン会の有志と当社社員が協働した、地域の清掃活動への参画
大阪府箕面市の「箕面の山大掃除大作戦キックオフイベント」に、このエリアで活動するパナソニック ホームズ(株)近畿支社の社員と施工チェーン会の有志が参加。この活動は15年に渡り継続しており、地域への社会貢献活動に共に参加することで、環境への意識向上にもつながっています。
●施工チェーン会が主体となって実施する「安全講習会」
パナソニック ホームズ(株)広島支社と協働する施工チェーン会広島支部では、全員参加の「安全力向上委員会」と題した安全講習会を実施。さらに講習後、内装や外構などの職種別分科会で具体的な対策を協議し、「取り決め事項」として明文化することで、会社や世代を超えて自分事として意識できるよう工夫。これにより、ヒヤリハットを含めた事故件数は減少しました。







