住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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第2回【中古を買ってリフォームしよう】
第12章『中古を買ってリフォームで成功するポイント』
イン・ハウス建築計画:中西 ヒロツグ 氏
(第2回目となる本シリーズは、第12章までの連載です。)
さて、「中古を買ってリフォームする」と言うと、物件選びが中心になります。もちろん、それが一番大事ですし、物件が無いと話にならないのですが、住まいを考える上では、ご家族の形と、自分達の暮らしを見直す必要があると思います。
自分達はこんな暮らしがしたいから、こんな家が欲しいのだと、目標を立てて、目的に合った住まいを探す必要があります。
ただ単に値段と広さだけを考えると、もしかしたら、ちょっと自分達の住まい方と違う家を手に入れてしまうかもしれません。そうなると、間仕切りとか使いにくいまま住むしかなく、結局は不自由になりがちです。どんな暮らしがしたいのか、きちんと家族で確認した上で、選ばないと後悔してしまうと思います。
そこで必要になるのは、実際にリフォームする時、不満をリスト化して、優先順位を付ける事です。やりたい事をすべて実現しようとすると、どうしても費用が掛かります。
「中古を買ってリフォームする」のは、必ずしも安く済むとは言い切れません。場合によっては、新築よりも高くなってしまうことも有り得ます。本当に必要なことは何か、優先順位を付けていかないと、コスト的にはキリが無くなってしまいます。
家族の将来に備えて、リフォームの費用対効果も考慮しなければなりません。働ける時は良いですが、リフォームして、もし将来手放す時に、自分たちの子や孫が、そこに住み続けるのかどうか?あるいは、それが実際に市場で売れるのかどうか?結局、空き家になってしまえば、非常にもったいない話です。
基本性能を確保しつつ、自分達の暮らしに合わせて、住まいをカスタマイズする。そういう視点でリフォームして頂けたらと思います。
中古リフォーム成功のポイント
イン・ハウス建築計画 代表 一級建築士
中西ヒロツグ(なかにし ひろつぐ)さんのオフィス「イン・ハウス建築計画」はこちら
※プロフィールは、取材当時のものです。