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リアリエ住まいセミナー

第2回【中古を買ってリフォームしよう】

第4章『リフォーム設計の難しさ(床下基礎と断熱材)』

イン・ハウス建築計画:中西 ヒロツグ 氏

(第2回目となる本シリーズは、第12章までの連載です。)

第4章『リフォーム設計の難しさ(床下基礎と断熱材)』

旧耐震から、その次の時代、新耐震に変わってからの住宅についてですが、1980年以降、基礎には鉄筋が入れられる様になりましたので、強度が比較的に高い基礎となっています。

床下は、旧耐震時代の建物では、土がむき出しのままが多かったのですが、1980年以降の床下は、防湿のコンクリートが打たれる様になり、かなり床下の環境が良くなりました。

ただし、いわゆる全面を覆うベタ基礎とは違うので、基礎にヒビ割れがあると、そこから水分が入り込んで湿気が多くなっている事もあります。建物の構造的には、乾燥した製材が使われる様になりましたので、かなり精度が上がってきました。屋根も瓦に代わって、いわゆるスレート葺きと呼ばれる軽い材料のモノが出てきて、耐震的にもかなり有利になりました。外壁も、モルタルに代わり、パネル状のサイディングが出てきて、外壁からの雨漏りがかなり減少しています。

続いては、断熱材も、きちんと天井や床にも入れられる様になってきました。ただし、実はこの頃は、まだプロでも、断熱の知識をそれほど持ち合わせていなかったので、性能はまだまだ低いのです。今でも、天井にグラスウールを乗せているだけの施工を見かけますが、断熱というのは、断熱材で建物をすっぽりと覆ってあげないとダメなのです。

例えば、ダウンジャケットを思い出して頂けると分かると思いますが、真冬に羽織るだけでは寒いですよね?しっかり前を閉じれば温かくなるのと同じ理屈で、身体の表面をすっぽり覆う事で初めて断熱になるのです。いくら重ねてもスキマが開いていては、本来の断熱性能が発揮されないのです。

断熱の施工に関する知識が確立されてきたのは、ここ10年ぐらいの事なのです。断熱材が入れられる様になった当時は、とりあえず断熱材は入っているのですけれども、十分、その性能が発揮されていないのが実情です。

さらに、アルミサッシについても、ペアガラスが主流になったのは、2000年以降です。それ以前は、シングルガラスが普通でした。

建物の断熱性を向上させようとすると、どうしてもサッシ部分が一番性能的に弱いので、断熱材を厚くするより、サッシを交換するのが効果的です。最近CMで某社が「内窓」を宣伝していますが、手っ取り早く断熱性能を上げるには持ってこいなのです。

ただし先程の旧耐震の建物では、内窓を取付ける施工はあまりやりません。そもそも床と天井がスカスカの非断熱状態ですから、いくらペアガラスにしても、全体で見るとあまり効果が出ないのです。まずは、しっかりした断熱材の施工があって、それに加えて、初めて内窓の効果が出るという事が言えます。

こうした新耐震以降の住宅を中古リフォームする場合、断熱性能と耐震性能を、今の基準にまで向上させる費用としては、あくまでも目安としてですが、平米あたり10万円ぐらいは必要になると思います。(続く)

中西ヒロツグ(なかにし ひろつぐ)氏

匠の紹介:中西ヒロツグ(なかにし ひろつぐ)さん

イン・ハウス建築計画 代表 一級建築士

中西ヒロツグ(なかにし ひろつぐ)さんのオフィス「イン・ハウス建築計画」はこちら

※プロフィールは、取材当時のものです。

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